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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊29＊
フリーダ
「名無しの怪物が作ろうとした理想の女性『黒影剣』」
フリーダ
「黒影の生涯最後の失敗作(マガイモノ)といわれているのが、あのたくっちスノー。」
フリーダ
「...たくっちスノーが生まれるまでの間、何十、何百、何千、何万ものの失敗作が作られた」
フリーダ
「私も、その一人」
メイドウィン？
「これはこれは...」
フリーダ
「たくっちスノーからしたら...ある意味、姉みたいなものね」
フリーダ
「私の上にもお兄さんお姉さんが沢山いるわけだけど...」
メイドウィン？
「名無しの怪物を生き返らせる手段は？」
フリーダ
「知らないわよ...つーかあいつ、マガイモノの状態で死んだわけだから、もう無理でしょ...」
金の語り部
「その時、メイドウィン？のスマホから電話が」
フリーダ
「こんな時までナレーターしなくていい」
メイドウィン？
「何？今忙しいんだけど」
石動
「よう！あんた黒影様に用があるんだろ？」
メイドウィン？
「なんでそれを？」
石動
「いやぁ、だってあいつをマガイモノにしたの、俺だし」
金の語り部
「ついでにいえばマガイモノの力を奪い取り二度目の死を招いたのもこいつである」
メイドウィン？
「つまり、呼べるのか？」
石動
「ま、これでも顔は利く方でね！」
金の語り部
「.....名無しの怪物、か」
メイドウィン？
「じゃあ頼むよ！！」
...
金の語り部
「数分後」
ｷﾞｭｳｳｳｳﾝ
メイドウィン？
「おお、なんか魔方陣みたいなものが！！」
フリーダ
「.....」
名無しの怪物
「...ウ、おお？」
石動
「どう？上手くいった？」
フリーダ
「黒い液体で溶けかけだけど...間違いない...あいつだ...」
メイドウィン？
「まさか本当に生き返らせるとは...」
石動
「喜んでくれて結構だ、それじゃ、チャオ！」
ﾌﾟﾂｯ
金の語り部
「お前が名無しの怪物...ん？なるほど」
金の語り部
「今情報が得られた、お前はシャドー・メイドウィン・黒影と同一人物か」
フリーダ
「え、どうして急に分かったの？」
金の語り部
「私の分身とも言える存在の記憶が届いた」
名無しの怪物
「お前は...誰だよ？」
メイドウィン？
「あんたが究極のマガイモノメイカー、名無しの怪物ことシャドー・メイドウィン・黒影...！！」