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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊43＊
金の語り部
「さて、王城でとんでもない計画が練られているとも知らず、カジノでは」
たくっちスノー
「勝負だ！！3と8のフルハウス！！」
「残念、9のフォーカードです」
たくっちスノー
「くっ...相変わらず強いなお前は！」
金の語り部
「ストレス解消に勤しんでいた」
フリーダ
「カジノだと余計にストレス溜まるんじゃないかしら」
金の語り部
「それに関しては心配はいらん」
たくっちスノー
「やっぱ君は強いなぁ」
「私、ギャンブルに特化されて作られていますから」
金の語り部
「相手は奴の作ったマガイモノだ、暇潰しのためにわざわざ呼んだらしい」
フリーダ
「マガイモノってなんでもありね」
たくっちスノー
「む...自分でも勝てそうなギャンブルは...」
「でしたらルーレットはどうです？」
たくっちスノー
「よし、それだ」
金の語り部
「二人はルーレットの台へと移り、賭け事をしながら新聞を見る」
たくっちスノー
「さて、どうしたものか...あ、自分赤ね」
「それって、今たくっちスノー様が追っている奴でしたよね？」
たくっちスノー
「そうだよ、実はこんなことがね...」
「...はぁ、つまりなんとしてでも法違反を食い止めたいと」
たくっちスノー
「そうなんだ、式が挙がるまでにどうにかしたい...」
「式が挙がる前でいいのでしょうか？」
たくっちスノー
「なんで？」
「ほら、略奪婚とか結構見かけるシチュエーションですよ」
たくっちスノー
「ああ...なんか式の直前に男がバーンって現れる奴でしょ？」
「そうです...あ、まずは私の勝ちですね」
たくっちスノー
「ぐぬぬ...いや、それって覚悟とか決心とか色々必要じゃん？」
たくっちスノー
「これから先、二人でめげずに生きていきます、永遠の愛を誓いますっていう」
たくっちスノー
「ある意味では正式な結婚より浮気が許されない立場じゃないか」
「そうですね、覚悟していますからそんなことをしますので」
「一種のギャンブルですよね、私好きですよ、将来のワイフもそうやって手に入れたいです」
たくっちスノー
「...そうしようにも、リクヤが女の人に関して無関心なんだよ」
「ん？どうして惚れてるって分かってるんですか？少ししか見てませんのに」
たくっちスノー
「女の人格でいう...勘って奴さ、はい勝ったぞ！」
「やりますね、初めての敗北ですよ」