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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊44＊
金の語り部
「マガイモノと相談をしながら、たくっちスノーはギャンブルで暇を潰す」
たくっちスノー
「で、ギャンブラーの君の意見を聞きたいんだ」
たくっちスノー
「今回ばかりは、自分も大きな賭けをする必要があるからね」
「...賭け、とは申されましても」
「賭けに使う物が無ければまず勝負になるのかどうか」
たくっちスノー
「だよなぁ...」
「他の男ではダメなのですか？」
たくっちスノー
「うん、ダメダメ...女の方が本気にしている」
「それは困りましたねぇ...」
「困るのはこっちなんだよねぇ」
金の語り部
「と、金持ちみたいな人間といかつい男二人組が」
フリーダ
「あーこれいけない奴」
「おや、誰ですか？私は普通にギャンブルしましたよ？」
「無論、イカサマやルール破りなどはしてはいません」
たくっちスノー
「君ねぇ...全勝したらそりゃ怪しまれるよ、もう少し振る舞い方とやらを...」
「良いじゃないですか別に」
たくっちスノー
「出禁になっても知らないから...」
「困るんだよねぇ！貴族未満の人間がここまで稼がれちゃねぇ！」
「おや、例の階級の話ですか...面白いですねぇ」
「私とブラックジャックで勝負して、勝ったら貴方の代わりに私が貴族として成り上がるというのはどうでしょう？」
たくっちスノー
「設定無視する気かお前」
「私だって王...たくっちスノー様と縁がありますから実質貴族ですよ」
たくっちスノー
「マガイモノは貴族だった...？(思考放棄)」
金の語り部
「それを聞くと男は椅子に座りトランプを手に取る」
フリーダ
「ええっ、勝負受けんの！？」
金の語り部
「多分あいつの設定に【勝負を挑まれたら相手は断ることができない】とか付いてるんだろう」
フリーダ
「悪質すぎる...っ！！」
「ではたくっちスノー様、私こいつと軽く遊びますんで」
たくっちスノー
「うん、自分はとりあえずこの世界のメイドウィン探してくるわ」
「はい、では私から」
たくっちスノー
「あ、予め言っとくけどさ！なんでもかんでもむしり取るのはダメだ」
たくっちスノー
「やるなら階級とこのカジノの権利だけにしておけよ！」
「はい、分かりました」
金の語り部
「たくっちスノーはカジノを抜け、メイドウィンを探しに向かった」
金の語り部
「その後カジノがどうなったかは...言わなくても分かるな」