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*106*
詩伍郎
「………んー、あの、おこがましいとは思いますが、こっちもお願いしていいですか?」
梨子
「はい、なんですか?なんでも聞きますよ?」
詩伍郎
「おじさん、バンドマン目指してるって言ったよね………でも、まだまだ金を出せるような状態にならなくて」
詩伍郎
「だから………もし時間があれば、現役アイドルとしてそこら辺のレクチャーを頼めるなら………」
梨子
「そういうことでしたか、では………詩伍郎さんは私の戦いの師匠、私が詩伍郎さんの歌の師匠ということでよろしいですか?」
詩伍郎
「こっちもありがとうございます!断られることを承知でお願いしたんですが………」
梨子
「いえいえ!貴方には皆を助けていただいた恩もありますし!」
カルマ
「雄吾坊っちゃまも参加してみては?」
雄吾
「僕はいいよ、歌は上手いし稽古は1人でも出来る、あとカルマさんいるし」
カルマ
「私にだけ頼っているようではいけません、私は今回は詩伍郎様に任せた方がいいと考えております」
詩伍郎
「うん、梨子ちゃんがいない時は俺と稽古したりとかさ、いいだろ?」
雄吾
「………僕は敵を倒すためじゃなくて素敵なものを守るための仮面ライダーなんだけど」
カルマ
「同じです」
雄吾
「違うよ!!」ドンッ
雄吾
「………あ、ごめん」
詩伍郎
「………まぁ、そういうことで、これからよろしくお願いします」ペコリ
梨子
「よろしくお願いします」ペコリ
詩伍郎と梨子はお辞儀を交わし、梨子は屋敷から去っていった
詩伍郎
「これで仮面ライダーは4人……本当に結構増えてきたなぁ」
雄吾
「………なんでこんなに増えていったんだろう」
詩伍郎
「梨子ちゃんのドライバーはあの充って奴がフォルテシステムを改造したから分からなくはないが………」
雄吾
「そうそう、おじさんがどうして仮面ライダーになれる力を得たのか、そこがまだ謎なんだよね」
雄吾
「仮面ライダーは1人でいいのになぁ」
詩伍郎
「いやいや、歌や楽器だって沢山あった方が華やかで美しいだろ?」
カルマ
「その楽器や歌が噛み合っていれば、の話ですがね」
雄吾
「………そうだね」