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*121*
詩伍郎
「そうか、そういうことだったのか………」
詩伍郎
「雄吾に唐揚げ作ったり、音楽を聴いてあげたり………」
愛弓
「そう、そうだよ」
愛弓
「兄ぃはそれでいいんだ、ヒーローを守る相方、それは必ずしもヒーローである必要は無い………」
詩伍郎
「でも俺はやるよ」
詩伍郎
「そういう役目はカルマさんの方が俺より優れてるし」
カルマ
「………」
詩伍郎
「何より、俺選ばれちゃったからさ………雄吾みたいに試験は受けられないけど」
詩伍郎
「俺は街や世界の平和を守るという責任があるんだ、大人は責任を背負ったら………守り通さなくちゃならない」
詩伍郎
「………だから愛弓、お前も」
愛弓
「分かっている、次に会う時は本気で殺し合うことになる」
愛弓
「が、これだけは言っておくぞ………仮面ライダーヒットと仮面ライダーパンク」
愛弓
「アンノイズを潰して、それで何もかも解決するとは思うな」
愛弓
「以上、また会おう」
そう言って愛弓は消えていく
詩伍郎
「愛弓……」
………
詩伍郎
「愛弓の言う通りだ」
詩伍郎
「昔の音を利用する組織はアンノイズだけとは限らない」
詩伍郎
「いや、それに限らずとも未来で世界に害を及ぼす存在が現れてもおかしくない」
梨子
「私達の戦いはまだ終わることは無いということですか………」
カルマ
「何もかも解決すると思うな、というのは?現在、怪物を用意しているのはアンノイズのみですが」
詩伍郎
「………まさか、さ………これはおじさんの憶測でしかないんだけど」
詩伍郎
「もし、アンノイズの上があったら?」
詩伍郎
「アンノイズすら手駒に過ぎないっていう………巨悪が居たら?」
梨子
「アンノイズより上の存在………!?」
詩伍郎
「まぁ、あくまで予想だよ予想、本当に居たとしても………」
詩伍郎
「俺は最後まで戦うよ」
梨子
「………私も、戦います!」
詩伍郎
「カルマさんも雄吾のサポートをよろしくお願いします」
カルマ
「………でしたら、一つだけ」
カルマ
「雄吾坊っちゃまも貴方も、『カルマさん』と呼ぶのはやめて欲しいのですが………」
カルマ
「私は貴方達に近づいてはいけませんか?」
詩伍郎
「………あー、距離感か、すみません頭回らなくて」
詩伍郎
「よろしく、カルマ。」
カルマ
「………承知しました」
【終曲】