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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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【第32曲】
「プログラムされた歴史」

仮面ライダーとアンノイズの最後の戦いから数日後

詩伍郎
「聞いてくれ、音楽法が改定されたんだ!」

カルマ
「と、言いますと?」

詩伍郎
「美しい音色を守るのは相変わらずだけど‥‥‥昔ながらの、楽しい音楽も共に守っていきたいって法になったんだ」

カルマ
「つまり、昔の音がまた拾われていったのですね」

詩伍郎
「ああ、良かった‥‥‥‥本当に良かった!」

詩伍郎
「あとはミコトくんの約束の為に‥‥‥音楽が楽しい国にしていかないとな」

カルマ
「変わりましたね、詩伍郎様」

詩伍郎
「そうかな?」

カルマ
「はい、今の貴方はとても活気に満ちています‥‥‥音楽を楽しんでいます」

詩伍郎
「まあね、俺‥‥‥選ばれちゃった以上真剣にならないといけないでしょ?」

詩伍郎
「むしろ変わったのはカルマの方だよ」

カルマ
「私が、ですか?」

詩伍郎
「うん‥‥‥ほら、最近はお金も払わず料理や洗濯をしてくれるし」

カルマ
「貴方が付き添いで行うようになったからですよ」

詩伍郎
「もしかして嫌だった?」

カルマ
「‥‥‥いえ、そういうわけでは」

詩伍郎
「なんか、改めてカルマが家族のように思えてくるんだよ」

カルマ
「家族‥‥‥嬉しい言葉ですが、私はただのメイドですよ、契約が切れれば」

詩伍郎
「‥‥‥‥そうなんだよな」

カルマ
「しかし‥‥‥今の雄吾坊っちゃまをほっておくことは出来ません」

詩伍郎
「それもその通りだ」


あれ以来、雄吾は姿を消した‥‥‥いや、家に入ったまま出てこなくなった

詩伍郎
「あの歴史の象徴だっただけにバッシングも酷くて、なんか可哀想だよ」

カルマ
(‥‥‥‥‥‥本当にそうでしょうか?これまでの事が積み重なって来たようにも思えますが‥‥‥前々からあまりいい行動をなさっていないように見えますし)

カルマ
(なんにせよ坊っちゃまがあの調子では私も心配です)

ピンポーン


詩伍郎
「あ、はーい‥‥‥‥どちら様ですか?」

詩伍郎が扉を開けると‥‥‥‥

たくっちスノー
「‥‥‥‥あー、えっと、俺たちの所属名、分かる?」

詩伍郎
「君らは確か‥‥‥‥りりすた革命団!」

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