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*162*
【第34曲】
「離れ離れのデュエット」
雄吾
「‥‥‥‥‥‥‥あいつら、僕の家にも来てないのか」
雄吾
「まあいいや、この時空とやらの力とフォルテニウムさえあれば僕以外の音楽を消し去ることも容易だ」
雄吾
「そうすれば、みんな僕の為に素敵なものを用意してくれるよね」
雄吾
「僕が‥‥‥‥僕だけが‥‥‥‥」
雄吾
「日本に存在するヒーローなんだから」
‥‥‥
魔トリョーシカ
「この魔トリョーシカハウスなら絶対に気付かれないはずだ」
たくっちスノー
「大丈夫かミコト」
ミコト
「ああ‥‥‥‥すみません」
詩伍郎
「‥‥‥‥まさか、雄吾が本当に」
たくっちスノー
「しかも前々からこのつもりだったっぽいな」
たくっちスノー
「でもまぁ、そうなるとこれまでの行動全てがしっくりくる」
梨子
「私たちを放置したのも‥‥‥‥そういうことなんですね」
たくっちスノー
「俺たちは歴史を変えるつもりでたくさんの事をしてきた」
たくっちスノー
「その結果、奴に大きな壁を何個も作ってきたわけか‥‥‥」
ウォズ
「‥‥‥だがまさか、この世界の仮面ライダーが時空犯罪者だったとは想像できなかったよ」
詩伍郎
「俺もだよ‥‥‥‥雄吾が、ずっとそんな風に考えていたなんて‥‥‥‥なんで気付かなかったんだろう」
詩伍郎
「俺が一番わかってないといけないのに」
カルマ
「あまり自分を責めないでください」
カルマ
「今は、これからどうしていくのかを考えていきましょう」
ミコト
「‥‥‥‥他のアンノイズのみんなが心配だ」
詩伍郎
「他の‥‥‥そうか、愛弓も‥‥‥‥」
詩伍郎
「‥‥‥‥‥アンノイズだけじゃない、今日本はどうなってるんだ?」
たくっちスノー
「母さん、ここってテレビある?」
魔トリョーシカ
「あるけど、この世界の電波はまだ繋げていないよ」
たくっちスノー
「じゃあ今接続するよ‥‥‥見ておきたい」
魔トリョーシカ
「分かった、ついてきなよ」
‥‥‥‥〜数分後〜
たくっちスノー
「繋がった、これを見て欲しい」
詩伍郎
「今朝のニュースか?」
‥‥‥‥
キャスター
「日本人類の皆様、音楽時代は終わりました」
キャスター
「いいえ‥‥‥‥音楽は終わりました」