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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*2*

【第1曲】
「僕という音楽の生まれる日」

2023年、日本。

音楽が栄えるこの街に1つの学校があった‥‥‥その名は水鏡音高校
優秀な音楽関係者が卒業するエリート学園の校庭を一人の男が歩く


モブ男子
「すげーな、あいつまた100点だよ!」

モブ女子
「顔も美形だし性格もいいのよ、素敵!」

モブ男子B
「あいつイギリスやフランスに行くんじゃないかって噂だぜ?指揮者はもちろんピアノやトランペットにバイオリン、なんでも出来ちゃうからな」

モブ女子B
「しかも作詞作曲まで出来ちゃうのよー!?天才じゃない!?」

生徒はみなその男を褒め称え、万来の拍手を送る

教師達も学校内から男を見守る

教頭
「すごい声援ですな」

校長
「‥‥‥‥流石我が学校の期待の星、この学校には既に数多くの優秀な音楽家を出てきたが、彼はそれらも過去のものにしていくだろう」

教頭
「まさに令和のベートーベン、いや、モーツァルトと言ったところでしょうな!はっはっは!!」


‥‥‥‥

「皆、声援ありがとう!僕は必ず最高の音楽を皆に届けることを約束します!」

道を歩く、その男の名は衣真(いしん)雄吾(ゆうご)

今世紀最高の音楽家と言われている天才少年だ

雄吾
「ありがとう!みんなありがとう!」

雄吾はファンの群れを抜けて………帰宅する

………

雄吾
「おじさんただいまー」

「ああお帰り」

雄吾
「詩伍郎おじさん、僕また100点を取ったよ」

詩伍郎
「おー、そいつは凄い、さすが天才少年だ」

雄吾
「僕は別に天才じゃないよ、ただ、とっても素敵なものを作りたいと頑張ってきただけなんだ」

詩伍郎
「とっても素敵なもの?」

雄吾
「皆が持っているとっても綺麗でキラキラしたもの」

雄吾
「僕の周りに素敵なものを並べて、ハッピーに生きるのが子供の頃からの夢なんだ」

詩伍郎
「おお、立派だぞ雄吾!おじさんも路上ライブだけじゃなくてでっかいホールで歌えるように頑張らないとな」

雄吾
「おじさんも歌手になれるといいね」

詩伍郎
「おうよ!坂東詩伍郎(ばんどうしごろう)、まだまだ歌手にはなれるはず!」

詩伍郎
「っと、この前に頑張ってバイトで食い繋いでいかなきゃな…………」

雄吾
「大丈夫だよ、僕もそろそろバイトするから」

詩伍郎
「…………いや、それは流石になぁ」

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