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*29*
学校内にて
男
「雄吾~、金貸してよ」
雄吾
「絶対やだ」
男
「いいだろ別にさぁ、すぐ返すし千円ぐらいだからさ」
雄吾
「今財布がすっからかのんになるかもしれないんだ」
男
「え、なんでよ、無駄使いするような性格に見えないのに 」
雄吾
「いや、最近メイドを雇ったんだ………それで」
男
「ふーん、どんな人?」
雄吾
「カルマート・アレグレットって人、知ってる?」
男
「いや、名前じゃなくて中身よ中身」
雄吾
「中身?すごく便利だけど、いちいちお金を要求するのがちょっとね」
男
「まぁそいつだってボランティアで来てるわけじゃないしさ」
雄吾
「カルマさんと同じことを‥‥‥」
男
「お前、それでずっと落ち込んでたのか」
男
「金がかかるとはいえ、その人はお前を思って尽くしてくれるんだからさ、払った分の感謝は受け取るべきじゃないか」
雄吾
「金貸してもらおうとしたやつに言われてもなぁ」
男
「それは言わないでくれよぉ!」
雄吾
「‥‥‥‥はぁ、父さんもとんでもない人を持ってきたなぁ」
男
「で、千円」
雄吾
「今万札10枚しかない!」
男
「‥‥‥‥‥充分金、あんじゃねぇか!!」
‥‥‥
【臨時ニュースをお伝えします】
【アンノイズによる怪物が現れました】
雄吾
(怪物‥‥‥あの男、バリウスは来ていないか)
男
「またやりに行くのか?」
雄吾
「僕以外でアンノイズに勝てる人いないからね」
男
「そう言ってられるのも今のうちだぞ」
雄吾
「え?」
男
「技術は進歩してるし、お前以外にも仮面ライダーが出てきたりしてな」
雄吾
「なんだって!?」
男
「案外お前を超えるやつが現れて‥‥‥‥」
雄吾
「‥‥‥!!」
男
「あ、ちょっと‥‥‥‥意外と負けず嫌いなんだな、あいつ」
‥‥‥
フロッグノイザー
「ゲロゲロゲロゲロゲロ!!!」
雄吾
「いた‥‥‥アンノイズの怪物!」
雄吾
「変身!!」
【仮面ライダーフォルテ!】
フォルテ
「うおおおおおおおお!!」バコォ
フロッグノイザー
「ゲコォ」
フォルテ
「たとえ勝てなくても雑音は僕が払う!」