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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*28*

カルマ
「お待たせしました、ご夕食でございます」

金を貰ったカルマはキビキビと働き、おかずが5品も揃った豪華な食事を出す

詩伍郎
(…………う、うまい、こんな料理初めて食べた)

詩伍郎
(もし令和が料理を尊重する歴史だったら間違いなく総理大臣になれるレベルだ………)

カルマ
「私の奉仕は完璧です」

詩伍郎
「金を払う実力はあるということか………どうだ?雄吾」

雄吾
「………うん、美味しいかな」

カルマ
「ご不満ですか?どんなに星が多いレストランに行ってもこれ程の食事は味わえませんよ?」

雄吾
「………うん、そうだね」


カルマ
「詩伍郎様」

詩伍郎
「ん?何?」

カルマ
「雄吾坊っちゃまにアレルギーなどは?」

詩伍郎
「ないよ、至って健常だ」

カルマ
「そうですか」

………

その後もカルマは雄吾に尽くした

カルマ
「お風呂を沸かしました」


カルマ
「布団をまとめておきました」


カルマ
「朝食の準備が出来ました」

………

カルマ
「行ってらっしゃいませ、坊っちゃま」

雄吾
「行ってきます………」

雄吾は浮かない顔で家から出ていく


雄吾
「…………ふぅ、毎日これじゃ身が持たないな」

雄吾
「仮面ライダーのベルト磨いてくれたのは嬉しいけど………」

………

詩伍郎
「なぁカルマさんよ」

カルマ
「はい」

詩伍郎
「貴方って衣真さんとどんな関係なの?」

カルマ
「知りたいのであれば情報料を」

詩伍郎
「そこもお金か!しっかりしてんなぁ!」

詩伍郎は財布を探ると‥‥‥

詩伍郎
「じゃあ500円でいいや」

カルマ
「はい」

カルマは小銭をポケットに入れると、掃除をしながら語り始める

カルマ
「私は最初、衣真様の助手でした」

詩伍郎
「助手?なんか研究してたの?」

カルマ
「はい、音楽時代の始まりとも言える革命的な研究です」

詩伍郎
「うげぇ、なんかスケールのデカい話だなぁ、それで?」

カルマ
「‥‥‥‥‥」


詩伍郎
「‥‥‥‥」


詩伍郎
「これだけ!!?」

カルマ
「500円ならこれぐらいがちょうどいいです」

詩伍郎
「ああ~!!いい所で」

カルマ
「‥‥‥‥」

詩伍郎
「もう払わないからね!?」

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