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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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【第9曲】
「フォルテシステムの悲運」

教師
「いよいよ明日からお待ちかねの修学旅行だ!」

雄吾
「修学旅行………」


「うえー、行き先が音楽の調子が良くなる神秘的な山ってなんだよー!」


「修行かよ」


「あたし京都行きたいー」

教師
「ワガママ言うんじゃない!これはお前達の為なんだぞ!」

雄吾
「…………」


「ん?雄吾も修学旅行嫌なのか?」

雄吾
「嫌というわけじゃないけど………不安なんだ」


雄吾
「僕が修学旅行でこの街から離れている間に、アンノイズの刺客が送り込まれていたらどうすればいいんだろうって、前々から考えていたんです」

教師
「‥‥‥‥む、ああ、そうか」

雄吾
「あの力を使えるのは僕のみですから」


「またそんなこと言ってさぁ」


「別にお前以外でも変身出来るんじゃねぇの?」


「前に失敗した奴いるでしょ、あいつみたいになるわよ」


「あいつは才能がないだけだ」


雄吾
(僕以外にフォルテが‥‥‥?そんなはずは無い、だってフォルテシステムは日本政府が僕のために用意した物だ)

雄吾
(前に話した音程やタイミングはハッタリで、実際は僕以外の人間が触れても認証しないようにしてもらっている)

雄吾
(僕以外が仮面ライダーフォルテになるなんて‥‥‥100%ありえないんだ)

‥‥‥‥

詩伍郎
「カルマさん、これ雄吾が用意した前金」

カルマ
「なぜ前金を?」

詩伍郎
「雄吾が修学旅行に行っちゃってしばらくいないからな、その間の仕事賃じゃないか?」

カルマ
「‥‥‥了解です」

詩伍郎
「雄吾もしばらくいなくなっちゃって、寂しくなるなー!」

詩伍郎
「‥‥‥‥ああ、そうか」

詩伍郎
「雄吾いないってことは、この街を守るヒーローは‥‥‥‥」

カルマ
「誰もおりません」


詩伍郎
「これは、まずいことになったな‥‥‥‥」



詩伍郎
「カルマさん」

カルマ
「はい」

詩伍郎
「確か、格闘術の訓練は1万円だったな?」

カルマ
「あれは坊ちゃんの為の物です、貴方には行えません」

詩伍郎
「‥‥‥‥厳しいねぇ」

詩伍郎はため息を吐いて扉に手をかける

詩伍郎
「ちょっくら外の空気浴びてくる」

カルマ
「いってらっしゃいませ」

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