完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~

*42*

詩伍郎
「ふぅ…………」

詩伍郎
「雄吾の音楽がしばらく聴けないってなると、結構寂しくなるなぁ」

詩伍郎
「………いや、たった3日の辛抱だな、よし」

詩伍郎
「雄吾だって遊びに行くわけじゃないし、俺も頑張らないとな!」

………

詩伍郎
「真っ暗だけがァ〜絶望じゃない、いつだって望みがあるから諦めないのさ〜♪ 」

雄吾がいなくなってから、詩伍郎は一生懸命路上ライブを行っていた
雄吾が頑張っている間に、世間を盛り上げられる男に近づこう、そんな考えだった

詩伍郎
「ありがとうございます、頑張ります!」

詩伍郎
「ありがとうございます、歌手目指してます!」


その中に、一際目立つ不思議な格好をした女性が

【魔】
「いい歌だったよ」

詩伍郎
「あ、どうも………その格好は一体?」

【魔】
「そんなに珍しいかな?」

詩伍郎
「今となってはね、そんな派手な姿は平成でも中々見ないんじゃないかな」

【魔】
「う………気を付けるよ」

詩伍郎
「いや、悪いわけじゃないんだよ?似合ってるし」

【魔】
「そっか」

【魔】
「ボク、今お金を持ってないから…………ひとまず、コレで」

謎の少女はポケットから光るペンダントを握らせる

詩伍郎
「えーと、なにこれ?」

【魔】
「お守り、もしもキミが大変な目にあった時、あるいはなにかを守りたい時に役に立つはずだ」

詩伍郎
「おお、こりゃどうも」

【魔】
「こんなものしか出せなくてゴメン」

詩伍郎
「いやいや、ファンがくれるものならなんだって嬉しいよ」

【魔】
「それはよかった、告知してたらまた来るね」

詩伍郎
「ありがとー!」

………

カルマ
「詩伍郎様、そのペンダントは?」

詩伍郎
「俺のファンがくれたんだ」

カルマ
「………なんの気まぐれで」

詩伍郎
「失礼な」

カルマ
「詩伍郎様が酷いというわけではなく、その方です」

カルマ
「一体どんな方でしたか?」

詩伍郎
「ゴズロリって感じの服かな、もう令和じゃ見ないでしょ?」

カルマ
「………そんな方が、この黒い宝石を」

カルマ
「怪しいと思わなかったのですか?」

詩伍郎
「思ったけど、お守りって言うからさ………なんか、安心する」

41 < 42 > 43