完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~
*57*
…………
詩伍郎
「はぁー、終わった」
カルマ
「お疲れ様でした」
解析が終わった詩伍郎はカルマの車に乗り、雄吾の元へ行く
カルマ
「どうでしたか」
詩伍郎
「フォルテシステムとよく似た要素があって、今後に活かせるかもしれないと言ってたよ」
カルマ
「それは何よりです」
詩伍郎
「お昼どうしようか………この辺りにいいレストランあるんだけどカルマさんも食べてく?」
カルマ
「私は結構です、パンでも買って食べてます」
詩伍郎
「ダメだってパンだけじゃ!貴方だって若いんだから、ほら」
カルマ
「…………………」
……………
「ご注文は?」
詩伍郎
「ネギ盛りハンバーグ1つと、カルボナーラ、ハンバーグにはライスつけてください」
「かしこまりました」
カルマ
「すみません、わざわざ…………」
詩伍郎
「遠慮しなくていいのに」
詩伍郎
「ここは俺が1番好きなお店なんだ、ここのハンバーグは絶品で夢中になれちゃうんだ」
カルマ
「その歳でハンバーグですか…………」
詩伍郎
「本当に好きな食べ物はいくつになっても美味しいものなの!」
「おまたせしました、ネギ盛りハンバーグのお客様」
カルマ
「あっ………」
詩伍郎
「この人です」
カルマ
「えっ」
詩伍郎はカルマの前にハンバーグを置く
カルマ
「詩伍郎様、これは?」
詩伍郎
「え?俺は最初から好物のハンバーグをカルマさんに食べてもらいたくて注文したんだよ?」
カルマ
「……………では、いただきます」
カルマはナイフとフォークを手に取り、綺麗な動きでハンバーグを切り取って口につける
カルマ
「……………っ!?」
その瞬間カルマに電流走る、1口食べるやいなや全てサイコロ状にカットし、ご飯に乗せて口に入れていく
カルマ
「…………〜〜〜〜っ!!?〜〜!?」
詩伍郎
「へぇ………」
「カルボナーラおまたせしました」
詩伍郎
「どうも〜」
カルマ
「…………はっ!」
カルマ
「…………ん、んん、詩伍郎様が言うだけは………あります」
詩伍郎
「………カルマさんも、ハンバーグ好きなんだね」
カルマ
「雄吾坊ちゃんにはくれぐれも内密に…………お恥ずかしいところを………」
詩伍郎
「気にすることは無いのに」