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*91*
充
「何!?また先を越された!?」
瑠衣
「………くっ、今度はフォルテの奴に………」
充
「……仮面ライダーフォルテめ、うちの仕事に関わるとなると厄介だな」
梨子
「関わるなんて………私たちはアイドルですよ、普通に歌って踊って人気を稼いでいけば………いいじゃないですか」
充
「馬鹿野郎っ!」バシッ!!
梨子
「うっ!!」
充
「歌って踊るだけがアイドルか!?テレビでやってるようなしょーもない奴じゃやっていけないぞ!」
充
「普通のアイドルだったらこれから先どんどんライバルが生まれて収入が減っていく!」
充
「だからフォルテシステムで仮面ライダー作って、オンリーワンを目指してるんだ!」
梨子
「…………じゃあ、歌の収録や芸能のお仕事は!?」
充
「代理人でも用意しとけばいい!君らと似たような顔の奴は沢山いるからな!」
瑠衣
「なんですって!?」
…………
梨子
「アンノイズだって、いつまでも怪物を送り出してくるわけじゃないのに………とても何年もやっていけないよ………」
瑠衣
「………なんだったんだろう、こんな事のためにアイドルなりたいって思ったわけじゃないのに」
瑠衣
「…………ファンはどう思ってるんだろ、ヒットの事」
瑠衣
「ママにもお金返さないといけないし………」
梨子
「瑠衣ちゃん………」
瑠衣
「梨子、あんたはいいわよね、最下位だから悩む心配も無いもの、出ることすらないんだから」
梨子
「………」
………
T
「RND48………?なんだよ、これ」
ウォズ
「分からない………だが、我々とは別の存在【仮面ライダーヒット】は見逃せない」
【魔】
「彼女が世界の味方になるか、敵になるか………でも、なんだか」
【魔】
「すごく絶望的なことが起こる予感がするよ」
T
「………そう言うってことは結構やばいな」
ウォズ
「ああ、そして………」
T
「それを希望へねじ曲げるのが俺達の仕事だ………やるぞ、2人とも!!」
【魔】
「ああ………仮面ライダーヒット、君の絶望を見せて」
T
「まずはプロデューサーの身元の確認だ!!」
………
詩伍郎
「どういうことだ?雄吾」
雄吾
「どういうことって、なにが?」