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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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メイドウィン
「さて、俺たちは西都のこのハードスマッシュに関して考えるが...」

七海
「...それにしても、変だね」

戦兎
「そうだな...」

幻徳
「どういうことだ?」

戦兎
「ハードスマッシュはフルボトルを刺して変身する、さっきフルボトルは60本って言ってたけど...どう見ても百体は居るような...」

ズァーク
「量産...か?」

幻徳
「そんな馬鹿げた事....いや、NPG機関ならあるいは...」

翔太郎
(そういえばあのジャコウという女もハードスマッシュに変身していたな...)

戦兎
「仮面ライダーもそうだが、このハードスマッシュに対抗できる力をもっと集めないと...」

戦兎
「それに、それほどの数のフルボトルをどうやって作ったのか気になる...なぁ、美空。」

美空
「うん...」

ルリ
「どういうことですか?」

戦兎
「美空には、スマッシュから取り出した成分を浄化してフルボトルにする特殊な力がある、俺やファウストはその力を使ってフルボトルを集めていたんだ」

オルガ
「なるほど...」

ルリ
「それはそうと...この女の子、どうします?」

メル
「.....」スー

たくっちスノー
「今は寝ているだけ幸いだが...戦時中のこの世界にメルを置いておくのは危険すぎるよなぁ...」

メイドウィン
「メルの世界は今どうなっているんだ?」

たくっちスノー
「分からない、今、夢の世界の管理人はメルではないからな...」

メル
「....」

ビルドフォンが鳴る...ネメシアからだ。

戦兎
「ああ、どうした?」

ネメシア
【大変です、仮面ライダーは二人居たんです!】

戦兎
「何!?」

ネメシア
【北都からやってきたという...黒いライダーなんですけど、今七夜さん達が相手しています】

戦兎
「もう片方のライダーはどうなんだ?」

ネメシア
【問題はあちら側です...その、フィリップさんなんですが...】

戦兎
「やはりファングか...相手をしているのは?」

ネメシア
【組長です...】

戦兎
「...よし分かった、俺も向かうからどうにか凌いでくれよ」

ネメシア
【了解です!】

ビルドフォンを切ると、戦兎はフルボトルをポケットに詰めて外へ出る

戦兎
「誤解しないでくれ、俺はフィリップを助けに行くだけだ」

翔太郎
「戦兎...俺も連れてってくれ...」

戦兎
「何言ってる、お前だって怪我人だろ、安静にしてないと...」

翔太郎
「フィリップが...助けを呼んでいるんだ...俺に...」

たくっちスノー
「...翔太郎、それほど助けたい存在なんだな、フィリップは」

翔太郎
「当然だ...!!」

たくっちスノー
「...大丈夫、その思いにきっと帽子は答えてくれるよ」

翔太郎
「帽子が?」

たくっちスノー
「信じてみるんだ、帽子世界の...君の新しい力を」

翔太郎
「....!分かった、信じよう」

...

幻徳
「見間違いだろうか?...今、彼の帽子の目の模様が瞬きしたように見えたが」

たくっちスノー
「ふふ、そりゃ瞬きもするよ、だってあの帽子はただの帽子ではないから」

たくっちスノー
「そうだろう...メル?」

たくっちスノーは優しい声で、眠っているメルに語りかけていた。

....

一方、北都と東都の国境では激戦が繰り広げられていた


マツヤマα-NEXT
「おもしれぇよ!!!敵も!!味方も!!全部傷付けるお前の戦い!!」

ファング
「ア、アアアアア!!!」


【time over!】

ネメシア
「う、ううっ...」

クローズチャージ
「おい、大丈夫か!?」

ネメシア
「すいません...もう、コアメダルが...」

ラミス
「治療魔法をどれだけ浴びせても、あのライダーがすぐに倒すから焼け石に水ね...」

アプリ子
「え、あ、えっと...私も回復を...」

たくっちスノー
【青色の指輪をセットするんだ!】

アプリ子
「え、あ、こうですか!?」

『セットオープン!』
『ドルフィ!D!D!Dドルフィ!』

指輪をフィフティ・ビーストドライバーにかざすと、アプリ子が青色のベールに覆われた

たくっちスノー
【青色のドルフィベールには回復魔法がある、そいつを使え!】

アプリ子
「は、はい!」

アプリ子は手を掲げ、負傷した兵士達を癒す

「う、うう...」

ラミス
「向こうは...」

「その程度か!!」

クローズチャージ
「うおっ...」

セブン
「うぐっ」

享楽
「万丈!立崎!立てるけぇ!?」

セブン
「と、とんでもねぇ奴が現れやがった...」

クローズチャージ
「ああ...やべぇぞ、こいつ、ムチャクチャつええ!!」

セブン
「ま、まさか...スクラッシュドライバーをつけてる奴が他にいるなんてよ!!」

「俺は北都で生まれた究極兵器!仮面ライダーグリス!!」

グリス
「さっきはよくもうちの三羽烏を痛め付けてくれたな...あいつらの分までぶちのめしてやるぜ!!」

『ディスチャージボトル!潰れな~い!』

グリス
「オラオラァ!!」

グリスは水色のボトルを差し込むと、グリスの右腕がゼリーで覆われプロペラの形になり、プロペラでクローズチャージ達を切っていく!

クローズチャージ
「ぐあああっ!」

セブン
「うっ!!」

吹き飛ばされた二人のライダーは変身が解ける


享楽
「...よくもやりやがぁたなぁ!!」

七夜
「おい、よせ!!マガイモノライダーは仮面ライダーじゃ敵わねぇってたくっちスノーが言ってたろうが!!」

享楽
「お前らがやられてるの見て、黙ってられるかいボケ!!」

七夜
「ぐ、うう...」

グリス
「そら、もういっちょ!!」

『ディスチャージボトル!潰れな~い!!』

グリスの肩からゼリーが噴射され、狼の形になる

龍我
「あ...やっべ!!」

ゼリー狼が龍我達に襲い掛かろうとしたその時...

『海賊列車....発車!!』

ゼリー狼は電車のようなエネルギーにぶつかり粉々になった!

ビルド
「大丈夫か!?」

龍我
「おせぇよ、戦兎!」

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