完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~
*157*
龍我
「...ん?くっつける?」
龍我
「もしかしたら俺の世界、メチャクチャまずい事になるんじゃねーのか!?」
猿渡
「だろうな...戦兎はスカイウォールの無い世界を呼び出そうとしてるんだが、そっちには無いのか?」
龍我
「最初から無かったわけじゃねぇけどな」
猿渡
「結果的に無くなったならセーフか」
猿渡
「ただ、合体したら俺とお前の世界がどうなるのかは分からねぇ」
龍我
「後で戦兎達に伝えておくか...」
猿渡
「そうした方がいいな」
龍我
「だけどよ、なんでそんなことになってんだ?たくっちスノーから戦争が酷くなったとは聞いたが」
猿渡
「酷くなったなんてレベルじゃねぇよ...」
猿渡
「ま、そんなことお前に愚痴ったってしょうがねぇか」
猿渡
「お前だって胸糞悪い事なんか聞きたくないだろ」
龍我
「まぁ、な...俺の方では一時期北都と仲良くしてもらったしな」
猿渡
「なのにカズミンって呼んではくれないんだな」
龍我
「お前んとこどんだけ関係深くなってんの?」
猿渡
「良いことだってある、みーたんの生の姿をずっとそばで見ることが出来るようになったからな」
龍我
「ああ、そういえば向こうのお前も言ってたな」
龍我
「みーたんは北都の皆にとっての安らぎだって」
猿渡
「スカイウォールの影響で娯楽なんて殆ど消え失せたからな」
猿渡
「ま、どんな状況であれ俺のみーたんへの愛は揺るがないんだけどな」
龍我
「へー、お前がそこまで好意を持っていたとは」
猿渡
「あっちの方も隠してんじゃねぇのか?」
龍我
「よし、会ったらさりげなく聞いておくか」
猿渡
「それがいい...あとヒゲの事だな」
龍我
「ヒゲ?」
猿渡
「氷室幻徳」
龍我
「ああ...あいつ結局東都の首相になったんだよ」
猿渡
「...」
龍我
「...でもよ!最近は性格が軟化してきたし、父親との関係も修復してきたんだってよ、なら安心だな」
猿渡
「ああ...そうだな」
猿渡
「良かったじゃねぇかヒゲ...」
龍我
「...そっちの幻徳はどうなってるんだ?」
猿渡
「それも聞かない方がいい...」
龍我
「.....」
猿渡
「俺の世界は人通り話した、後はお前が話す番だ、龍我。」