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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*102*
陸人
「‥‥‥‥さて!お前らには色々聞きてぇことがある!エボルト出てこい!」
エボルト
「ぶんりぃ!」
陸人からエボルトが飛び出し、互いにそれぞれ海底とエデンを片手で持ち上げる
陸人
「言え!あんたらはどうやってここに顕現した!死人どころか、時空犯罪者がここに降り立つこと自体無理だろ!」
エボルト
「そうそう!あと、色々となぁ!」
海底
「‥‥‥‥‥‥」
エデン
「‥‥‥」
陸人
「口割らずか、あっエデンの方はいいぞぶちのめして」
エボルト
「覚悟しろ!」ドゴォ
エボルトの容赦ないストンピングがエデンの体に振り下ろされる
海底はうわ言のように呟く
海底
「‥‥‥‥時空の乱れ‥‥‥‥D‥‥‥‥メイドウィン‥‥‥殺害‥‥‥‥」
陸人
「なんて?」
陸人は言葉の意味がわからなかったが、雪は慌てて陸人に駆け寄る
雪
「‥‥‥‥‥‥ま、まさか!!」
陸人
「おっ、何何?」
雪
「陸人くん、不思議だと思わないかい?Dがこの世界に現れて、何人も人が死んで、この世界のメイドウィンが知らん顔だ」
陸人
「あっ、そういえばどの世界にもメイドウィンがいるんだっけか、この世界のメイドウィンはいないってなると」
雪
「‥‥‥‥殺したんだよ、Dが!権限を失った世界は乱れていき、エデンや戦場海低という本来なら有り得ないバグを生み出したんだ!」
陸人
「メイドウィンがいなくなると世界はどうなるんだ?」
まだ状況の深刻さを理解していないような顔をした陸人に雪は頑張って冷静に答える
雪
「新しいメイドウィンを作らないと‥‥‥‥10年後に‥‥‥何らかの理由で世界が滅ぶ」
陸人
「はあ!?」
エボルト
「へー、面白いことを聞いた」
エボルト
「さて、それはともかく‥‥‥たかが1つぽっちの惑星の強者なんて俺からすればバッタみたいなものだ」
陸人
「お前そのバッタみたいなものに倒されてるだろ」
エボルト
「さあ言ってみろ!『あなたに忠誠を誓おう』ってな、そうすれば命だけは助けてやるぜ」
陸人
「聞けよ」
エボルトはかつて自分が言われ、気に入った決まり文句を包み隠さず2人に語るが、2人は首を振る
と言ってもエデンは抵抗するために暴れているだけなのだが
エボルト
「‥‥‥全く、命の価値がわからないやつは困るね」
陸人
「エボルト、こいつら捨てていいよな?」
エボルト
「ああ、もちろん」
陸人とエボルトは全力投球で2人を山の谷底まで投げ落として言った
その姿に、雪は軽く恐怖していた
雪
「り、陸人君‥‥‥‥エボルトを取り込んだ影響‥‥‥なん、だよね‥‥‥?」