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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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石動はコーヒーを混ぜながら海斗と話す
石動
「もちろん今の状況は把握している、Dと戦うんだろ」
陸人
「まさかあんたも?」
石動
「エボルトとキルバスが関わってる以上ほっとくわけにもいかないだろ」
石動
「かつて時空三大犯罪者だったたくっちスノーと黒影、及びDが正面衝突するんだ、面白くなるぞ?」
石動
「現在の三大犯罪者に定められた鑢七実とボーマンも乗り込む事が決まったそうだ、ボーマンはともかくあいつはなんの気まぐれで‥‥‥‥」
海斗
「まさか時空犯罪者も乗り込むのか?」
石動
「オスクムノスの時と状況は同じだろ?むしろ図体が大きくないだけ向こうの方が楽かもしれん」
石動
「たくっちスノーと同じ能力を持っていることは厄介だがな」
雄介
「‥‥‥‥やっぱり、戦いは避けられないんだ」
石動
「そんなに凹むなよ、今から俺たちが倒すやつは人間でもないし死んだところで悔やまれる相手でもないんだ、それとも本気で暴力に頼らずに解決したいと思っていたのか?」
黄葉
「海斗、お前また面倒そうな案件に首を突っ込んだのか」
海斗
「俺よりも雪さんの方が首を突っ込んでるでしょ?」
黄葉
「そうだな」
海斗
「ねぇ、聞いてもいい?‥‥‥俺が死んでその後の雪さんって、どうだったの?」
黄葉
「‥‥‥‥言わなくとも分かるだろう」
海斗
「‥‥‥‥」
黄葉
「‥‥‥‥‥」フゥ
黄葉
「時空監理局代理局長、それがあいつのかつての肩書き」
黄葉
「最初はカーレッジ・フレインの代わりとしての肩書きに過ぎなかった、だが」
黄葉
「お前が死んでからは、今まで以上に世界を、誰かを、大事なものを救うことに積極的になったよ」
黄葉
「少しずつ精神的に追い詰められながらな」
海斗
「‥‥‥俺って、それくらい雪さんに愛されてたんだね」
黄葉
「当たり前だ、お前は‥‥‥たくっちスノーが初めて心から愛せるようになった最初の人間だからな」
陸人
「ふーん、そんなにこの世界を気に入ったのか」
黄葉
「なんだ聞いてないのか、奴は戦場海斗を今でも想っているがこの街を嫌っているぞ」
陸人
「え?なんで?」
黄葉
「‥‥‥‥‥無理もないだろうな、俺だってそうさ」
海斗
「‥‥‥‥」
黄葉
「ああ悪い、こんなことお前に言ったってな」
海斗
「‥‥‥この世界も色々あったんだなぁ」