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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*13*

陸人
「ほらよ!」

陸人はジカンデスピアを持ち上げ、リクヤの方へと投げ飛ばす

リクヤ
「えっ、ちょっ!?」

リクヤは思わず前の方へと弾き返し、目の前の人物に激突する


「何してんの!?これオモチャだから何とかなったけど死んだらどうすんの!?」

陸人
「あれオモチャかよどうりでメチャクチャ軽いと思ったわ!」

海斗
「ドリルは出せないのにオモチャは出せるのか………」


「武器の形してたらなんでも作れるよ」


「ってそういうことじゃなくて!」

陸人
「場所かわかっただけでも充分だろ!忍者が話なんてしてくれるわけあるか!」

陸人
「それにこんな所に居座ってたらどんどん敵が来るぞ!」


「そうは言ってもどこに行くかも決めてないのに!」

陸人
「逃げてから考えりゃいいだろ!」

陸人は槍を拾ってそのまま部屋をぬけていく

海斗
「いいのかな、あれ」

リクヤ
「実は俺も逃げようとは思ってたよ」

海斗
「そうなの!?」

リクヤ
「あそこまでやるつもりなかったし、俺も行き先を決めてなかったから口に出さなかったけどね」


「いや、むしろ突拍子も無く勝手に動いてくれた方が少し助かる気もする」

海斗
「言ってる場合ですか!早く陸人追いかけますよ!」

リクヤ
「あのニンジャとかいうのが増える前に行きましょう」


「う、うん!」

海斗達も陸人を追って部屋を抜けていく


……

主水
「ご無事ですか扇様」


「お前か、別になんともな」

主水
「奴らはどこに?」


「さあね、ここの場所を聞くだけ聞いて勝手に出ていった」

主水
「………あの紐を壊したのか?、刃物が折れている辺り武器は使わなかったみたいだ」


「そのようだ、どうする?」

主水
「すぐに追いかけます」


「行ってこい……ああ、そうだ」


「あの4人のうちの1人……ちょっとしか顔が見えなかったが見覚えがあるような気がしてな」

主水
「特徴は?」


「背が低い子供のような者だ」

主水
「了解」

…………


「あ!見つけた!」

陸人
「遅いぞ!」

海斗
「遅いぞじゃないよ!もっと手段を考えなよ!」

陸人
「いや、見たところ老人だし俺の力じゃ死ぬかと思って脅しで………」

リクヤ
「あの瞬間俺も死ぬかと思ったよ、まぁ俺メイドウィンだから些細なことじゃ死なないけど」


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