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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*17*
雪
「急に手を握って走り出したからびっくりしたよ」
リクヤ
「気が動転して………」
陸人
「あ、そうなんだ、てっきり人質でも取るのかと」
リクヤ
「いや、俺ら悪役じゃないんだからさ」
陸人
「………それとも、そういう趣味があるとか?」
リクヤ
「じょ、冗談じゃない!そういう意図があってこの人の手を繋いだわけじゃ………」
雪
「陸人君この人ね、既婚者なの」
陸人
「あ、なるほど」
リクヤ
「っ!?」
海斗
「どうしました!?」
リクヤ
「な、なんか寒気が…………」
リクヤ
(ま、まさかな………いくらあの人が俺の事をあそこまで想ってるからって、流石に…………)
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〜別の世界にて~
イスナ
「どうしました王妃、禍々しい気を発してますが」
ソラミ
「リクヤ様が他の女性とうつつを抜かしているような予感がして」ドドドドドドド
兵士
(王ーーーーっ!!早く来てくれーーーっ!!プレッシャーで死にそう!!)
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海斗
「………あの人の嫁さん、相当圧力あるんだなぁ」
雪
「美人だし性格もいいんだけどね………リクヤの為に生きてるような人だから」
リクヤ
「…………寒気で凍死しそう」
陸人
「マジかよ俺の布団やろうか?」
リクヤ
「1枚じゃ足りない………」
雪
「あっ、いいよ僕の布団も貸すから」
リクヤ
「なんか、今すぐにでもプロットの隙間からソラミがやってきそうな気がする」
海斗
「貴方の妻はデッドプールか何かですか?」
「…………」
陸人
「で、振り出しに戻ってこいつどうする?」
雪
「うん、えっと………おうちにおかえりさせないと」
海斗
「明らかに迷子だもんね………」
リクヤ
「えーと、そういえばまだ聞いてなかった、君名前は?」
「あ、はい、私は陸海空姫(りくみそらひめ)………よーするに、ほら、くノ一という括りなのです」
「男、女区別せず忍びと呼ぶものもいますが」
リクヤ
「空………うっ」
海斗
「やめてください勝手にトラウマ刺激されるのは」
リクヤ
「だ、大丈夫大丈夫!びびってるわけじゃないから!勝手に変なことするなって言われただけから!」
海斗
(………あの件でソラミ氏にこってり絞られたんだろうな)