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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*24*
雪
「空姫さんは扇様と二人暮しなんですか?」
空姫
「あ、いえ………大爺様は里に8個ほど仮屋を持っているんです、その中の一つがここで、私ひとりで生活してます」
雪
(別荘か………この時代にも、そういう文化もあるんだなぁ)
海斗
「あ、俺風呂沸かしてくるよ、昔社会科見学でやったことあるから」
リクヤ
「いいよ俺がやる、こういうのは慣れてるやつがやる方がいい」
雪
「もう2人でやってきたら?」
海斗
「そうしてきます」
海斗とリクヤは外へ駆け出していく
陸人
「棚の中キノコしかねぇ………」
雪
「ホントだ、全部キノコだ………キノコ、好きなんですか?」
空姫
「いいえ、野菜や米は収穫するのに時間が掛かるし、持ち運びも難しいじゃないですか?その点キノコは木の下で簡単に取れますし運ぶのも楽ですから愛食してるんです」
空姫
「ここの里の忍者はみんなキノコを非常食として使っているんですよ」
雪
「なるほどねぇ…………納得できるようなできないような」
陸人
「俺、シイタケ嫌いなんだよ………」
雪
「贅沢言わないの!ほら、シメジもあるよ?」
陸人
「いるかぁ!……あっそうだ雪さんよぉ、さっきのゲートから食べ物出してくれよ」
雪
「人をドラえもんみたいな感覚で頼らないの!あるかもしれないけど出てくるとは限らないんだからね?」
陸人
「いいよ俺が探すから!ほらゲート開けて!」
雪
「………刃物に気をつけてよ?」
雪がゲートを開くと、陸人が顔を突っ込み中身を探る
陸人
「うーん、ゴチャゴチャしてて見にくいな………おっ、これは!!」
空姫
「ユキちゃん、晩御飯は何がいいですか?」
雪
「ゆ、ユキちゃん!?」
空姫
「私より年下なんですよね?」
雪
「あ、うん………すみません、びっくりしちゃって」
陸人
「うっ、引っかかった!抜けねぇ!」
空姫
「あの人は何を?」
雪
「ほっといていいです」
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海斗
「ほあちゃー!」
海斗は拳で薪を砕き、リクヤが火にくべていた
リクヤ
「そういえば雪さんってどういう飯が好きなんだろうな?」
海斗
「あ、確かにマガイモノだって知る前から雪さんが何か食べてるところ見たことないです」
リクヤ
「……………気になるな」
海斗
「…………気になりますね」
海斗
「雪さんの入浴」
リクヤ
「ソッコーで違う話題になってない?」