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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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………

海斗
「うん、このキノコおいしい」

陸人
「はー!やっぱコーラと唐揚げさえあれば生きていけるぜ!!」

リクヤ
「キノコなんて初めて食べたけど、結構いけるな」

空姫
「はい、健康にもいいんですよ」


「ふーん……なんか悪いな、こんなに食べて」

リクヤ
「どうしたの?あまり進んでないけど」


「ああ、普段はおにぎり一個で満足してたからさ………」

空姫
「おにぎり一個はいけませんよ!ほら、もっと食べないと!」

空姫は雪の更にキノコを盛り込んでいく

陸人
「ははは!まるで姉妹みたいだな!」

海斗
「ほら、俺もラーメン少しあげますよ」


「なんで君の皿から伸ばしてるの?なんで君すでにラーメン口に入れてるの?」

リクヤ
「………鍋にコーラは合わないな」

…………

陸人
「あー食った食った!」

海斗
(陸人の奴、結局キノコに手をつけなかったな………)

リクヤ
「明日、いよいよ護衛か」


「忍術を使うような奴らに勝てるかなぁ」

海斗
「あっそうだ、空姫さんはどんな忍術を使うんですか?」

空姫
「あ、私は………その、まだ忍法しか使えなくて」


「えっ、忍法と忍術って違うんですか!?」

空姫
「はい、印を使うのが忍法、巻物や血液を使ったり、特別な獣と契約する必要があるのが忍術です」

空姫
「説明で分かると思いますが忍術は大変困難な術です、使えるのは相当腕の経つ忍者だけかと」


「へぇ………でも忍法は使えるんですよね?」

空姫
「………い、1個だけ」

海斗
「1個?」


「凄いじゃないですか!!」

空姫
「!?」


「僕なんて、忍術どころか忍法も微塵も知りません!貴方は忍術も忍法も知ってて、それを1つも使えるなんて!充分凄いんですよ!」

空姫
「え………え?」


「僕なんて使えるかもわからない武器を出すことしか出来ないんです!凄いなぁ、どんな忍法なんだろ?」

空姫
「………え、えっと、お風呂の準備をします」タタタ


「あれ?」

海斗
「雪さんってなんでもすっごーいって言いそうですね」


「まあね、僕は全てに劣るマガイモノだから何かが出来るだけでも凄いと思えるよ」

リクヤ
「でもやりすぎると追い詰めちゃうから」


「あ、そっか………謝らないと」

陸人
「多分逆効果だからやめとけ」

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