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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*43*
うつほ姫
「………ふむ、お前の言うことも最もだな」
うつほ姫
「だがそれに関しては儂も知らん、お前達を選んだのは父だからな」
うつほ姫
「儂だって抗議もしたさ、いつもなら千を越える程の忍を用意するはずがどういう風の吹き回しだと、な」
うつほ姫
「だが答えず、だ………気にすることでもない」
陸人
「マジかよ………」
うつほ姫
「なぜ護衛をさせようとしたか、それは話しておこう」
うつほ姫
「そこのお前」
海斗
「え、俺?」
うつほ姫
「お前の面構えが気に入った、特別にお前に見せてやろうではないか」
うつほ姫は着物から紙を取り出して海斗に見せる
紙には日本語のような難しい文字が並んでいた
海斗
「なにこれ」
雪
「分かる?」
海斗
「いや全然」
リクヤ
「俺の国の言葉でもないな………」
雪
「マガイモノなら自動で翻訳出来るのに………柚葉さん分かります?」
柚葉
「見せてみろ」
柚葉
「古池や__蛙飛び込む___水の音___」
陸人
「へーそれってあの有名なアレなのか」
うつほ姫
「全然違うわ!!」
空姫
「あ、私読めますよ、えーとですね」
空姫
「この………を………って………」
柚葉
「出来れば漢字の部分も読んでくれないか」
うつほ姫
「分かるんじゃないか!さてはお前わざとふざけてるな!」
橙
「貸して空ちゃん………いい、これはね?」
『この手紙を受け取って七日以内に空(うつほ)姫を殺害する』
橙
「って内容なの」
陸人
「あーなんとなく察してはいたが」
雪
「暗殺か……」
リクヤ
「いつこの手紙を?」
うつほ姫
「2日前じゃ」
海斗
「2日も前?…………なんというか、よく生きてましたね」
柚葉
「大人の都グムム
エボルト
「ほらほらお構いなくー」
うつほ姫
「ああ、それに関してだが………ずっと地下に篭って眠り、起きている時は忍に護衛させていたからな」
陸人
「なぁ、俺らいらなくね?」
雪
「まぁ念には念を入れるってことで」
うつほ姫
「それで、そこの2人は?」
エボルト
「俺はこいつらを襲った忍者の弟だ、まぁ止めに来たわけだし、その手紙を送ったのは兄貴じゃないから心配するな」
柚葉
「私は気が付いたらここにいたのだ、殺すつもりは無い」
うつほ姫
「そうか」