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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*46*
………
雪
「………でさぁ、自分から見てケムリクサで1番至高なのはりつ姉だと思うんだよな」
エボルト
「お前あんなのがいいのか?」
雪
「あんなの?いやいや感情のないお前には分からないさ 」
海斗
「いや、雪さんはあれしか興味無いでしょ?」
雪
「良いんだよ!男はそこを見て女性を褒められる!母さんもそう言ってた!」
海斗
(なんか雪さんの母親に似てきたなぁ)
橙
「何してるのあの人」
リクヤ
「心まで女に染まりきらないように極限まで男として振る舞っているそうだ」
橙
「なにそれ?」
雪
「ああ後………敵の反応は?」
海斗
「急に真面目な話をぶっこむのはやめてください………えーと、今のところ怪しい反応はなし」
雪
「ああ、まぁ忍者があっさり見つかるはずもないけど………」
リクヤ
「………あ、陸人が降りてきた」
柚葉を担いだ陸人が屋根から降りてくる
雪
「おかえり、満足した?」
陸人
「いや、なんかこいつが腹減ったから部屋に戻そうと思ってな」
海斗
「えー、何その結末」
雪
「言ったでしょ?超残念美人って」
柚葉
「なんでもいいから腹に入れてくれ………」
陸人
「つーわけだから一旦空姫のところに行ってくる、多分キノコまだ持ってると思うし」
リクヤ
「ちょっと待て、ゲートに食料は無いのか?」
陸人
「缶詰とカップ麺ばっかり出てくるんだよ、こんなところじゃ意味ねえよ!」
そう言って陸人は城の中へ………
………
空姫
「…………」
うつほ姫
「…………」
空姫
(き、気まずい………話しかけにくい………)
空姫
(こわい………)
空姫
(どうしよう………下手な事言って怒らせちゃまずいよね)
陸人
「空姫ぇ!!キノコ持ってない!?」バーン!!
空姫
「ひいっ!?」
…………
陸人
「ごめんごめん、こいつがさー」
柚葉
「シイタケは生でもいける」
空姫
「び、びっくりした………」
うつほ姫
「お前達、護衛はいいのか?」
陸人
「いや、やりたいんだけどこいつの燃費がね………んじゃごゆっくり………」
空姫
「待って!!ひとりにしないで!!」
陸人
「え!?」
空姫
「な、何か………出して………」