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作者： ロストメイドウィン＆彩都 （総ページ数： 152ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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＊48＊
………
うつほ姫
「ああ………疲れた」
陸人
「うの片付けんのめんどくせぇ………」
うつほ姫
「ここまで楽しいことをしたのは初めてじゃ」
空姫
「えっ、そうなんですか？」
うつほ姫
「儂と同年代の童子など城にはどこにもおらん………こうしてお前のようなものと手を握ったこともなかった」
うつほ姫
「もしかしたら、これから死ぬまでずっと無いかもしれぬと思っていたさ」
空姫
「………姫」
うつほ姫
「………いや、変なことを言って悪かったな、儂はもう寝るぞ」
空姫
「えっ、その場で寝るのはちょっと」
うつほ姫
「人間どこにでも寝れるように出来ている、もう寝るぞ…………Zzz」
うつほ姫は畳の上で眠りにつく
空姫
「ええ………ちょ、ちょっとみんなを呼ばないと………」
………
海斗
「エボルト、もう少し下に！」
エボルト
「はっはっは、ここら辺かぁ？」
海斗
「頭が！頭が床についちゃう！！」
リクヤ
「命を狙われているのに………」
橙
「………あと4日間、姫をお守りしなくてはならない」
雪
「これをあと四日間か………」
エボルト
「あと、あいつもいるな」
リクヤ
「敵の正体も分からないし………」
柚葉
「ちくわ大明神」
空姫
「だ、大丈夫ですよ！皆ならやれます！」
橙
「誰今の」
柚葉
「で、だ………ふと思ったが、ゲートから別世界へ助けを求めることは出来ないか？」
雪
「無理だよ、あのゲートは時空監理局のプライベートルームを【再現】してるだけなんだ」
雪
「どんなに壊してもどんなに使っても、初期状態に戻ってゴチャゴチャ空間に戻るだけ………だからあれから別世界へ行くことは出来ない」
柚葉
「便利だなお前の部屋」
海斗
「どこが？………ていうか陸人もさ、よくゲートから好きな物出せるよな、雪さん出来ないのに」
陸人
「別に好きな物出してるわけじゃないぞ？なんとなーくこれ良さそうだなって思ってるだけ」
海斗
「なんじゃそりゃ………」
リクヤ
「………護衛だから徹夜になるな」
雪
「徹夜？なんだ、僕がしょっちゅうやってる事じゃないか」
柚葉
「お前夜行性かと思ったら我慢してたのか」
雪
「貴方は自分を何だと思っていたんですか？」
………こうして、一行のうつほ姫護衛が始まった。