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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*52*

…………
翌日


「ね、寝てない………うっ、僕は絶対寝ていない、ちゃんと起きて………」



「はっ」

海斗
「ずっと寝ながら寝ることに抵抗してましたよ貴方」

陸人
「支離滅裂な発言みたいだな今の」

リクヤ
「必死に眠らないように抵抗しているが、実は夢の中と」

海斗
「一体どんな夢見てるかと傍でヒヤヒヤしてましたよ」

エボルト
「俺はお前のような人間が大好きだ!ハハハハ!」


「おだまり…………まさか、僕が寝てる間に刺客が」

陸人
「そのまさかだよ」


「えええ!?大丈夫!?誰も怪我してない!?」

海斗
「ええ、橙さんが大方やってくれました………やっぱり忍者はこういうの手馴れてますね」

リクヤ
「とりあえず手紙を送ってきたらしき人物は捕らえた」


「な、流れが早いね………」

陸人
「しかしあいつどうなるんだろうな?」

エボルト
「忍者に捕まって…………決まってるだろ?」


「な、何言ってんのさ!!」


「おまたせー」

雪たちの前に現れた橙は体が赤く染っていた

エボルト
「フィタラティ!!」


「そっちかーーい!!」

海斗
「え、何を想像してたんですか雪さん」


「な、なんでもないよ!」

リクヤ
「他に敵はいるのか?」


「奴の発言からしてそれは無いと思う」

海斗
「………ってことは、護衛はここで終わり?」


「本当に一日で終わっちゃった………」

陸人
「どうするー?」


「それなんだけど………空ちゃんと一緒に1度里に帰ってもらいたいの」


「そこの2人についても………説明させておかないと面倒になるし」

エボルト
「なるほど」

陸人
「姫にはどう説明すんだ?」


「念の為に私が最後の日数まで残っておくから、そこら辺は大丈夫だと思う」


「そ、そうですか………」

リクヤ
「…………終わったなぁ」

エボルト
「へー、里か!そういえば俺はいってないな!兄貴に滅ぼされてなきゃいいがな!」

海斗
「やめてくれよ縁起でもない………じゃ、空姫起こして俺たちは行こう」

………

うつほ姫
「んん………ん………なんじゃ!?この騒ぎの跡は!?」


「暗殺者を始末しました、姫」

うつほ姫
「………ん?ああ、ご苦労………ところで、あの忍者は………?」


「里に戻っているかと」

うつほ姫
「…………ああ、そうか。」

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