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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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【第8巻】
『エンドゲーム』
こうして海斗達は交代で見張りを変えながら野宿を行い、カップ麺で食事をしながら………
特になんのトラブルも起こすことなく空姫の里にたどり着くことが出来た
海斗
「か、帰ってこれた………」
雪
「いやぁ…………長かったねぇ」
柚葉
「ここが忍びの里か」
エボルト
「ほぉ、昔の人間はこんなしょっぱい所で過ごしてたのか」
雪
「君が見てきたあの世界は1000年は先の未来だからね」
エボルト
「ひゃー、長い年月が経ったものだ」
リクヤ
「しかし、キルバスに1度も遭遇しなかったのは奇跡だな」
陸人
「まあなー、ラッキーじゃないか、いいじゃないか」
扇
「む、お前たち、帰ってきたか」
空姫
「大爺様!」
リクヤ
「まぁ、どうにか任務終わらせてきました、死者零人です」
扇
「というか増えてない?」
エボルト
「おっ、俺の名前は………なんてことだ、最近名乗ってないから忘れたよ」
柚葉
「右衛門左衛門とかそんなのだった気がする」
エボルト
「そんな銃をバンバン撃つ忍者みたいな名前じゃなかった気がするぞ?」
柚葉
「まぁこの際なんでもいいかもしれない」
エボルト
「じゃエボ太郎で」
柚葉
「私は柚葉、ダイミョーをやっている」
扇
「なんなんだこの2人は」
空姫
「私にもさっぱりで………敵ではないみたいですが」
柚葉
「なんてことは無い、ちょっとした地球外生命体と」
エボルト
「ちょっとした頭の抜けたサムライ気取りだ!」
扇
「そんなこと堂々と言えることだけは脱帽ものだな」
リクヤ
「あ、橙さんは念の為残りの日数まで城に残ると言ってました」
扇
「分かった、奴なら心配する必要も無いだろう、空が戻ってきただけでも何よりだ」
海斗
「………あっ、そういえば主水さんは?」
扇
「奴はまた別の任務だ、忍は激務だから仕方ないのさ」
空姫
「分かってます、そういうものですから………」
扇
「この間の屋敷で疲れを取ってきなさい」
空姫
「はい!」
エボルト
「俺は久しぶりにコーヒーでも作るとするか」
雪
「やだよ!お前のコーヒーくそまずいじゃん!」
柚葉
「…………」
雪
「あれ、どこに行くんですか!?」
柚葉
「散歩だ」
扇
「なんなんだあの人間は」
雪
「それが僕も何を考えてるか分からないんです」