完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*6*


「開けー!!」

雪が左手の指を鳴らすと、大きな渦が出てくる

陸人
「なんだこれ?」

海斗
「あっ、これって確か………」

陸人
「え、知ってるんすか?」

海斗
「うん、確か監理局のプライベートルーム、つまり雪さんの部屋に通じる時空の渦だよ、ゴミだらけなんだって」


「失敬な、使えそうなものとか溜め込んでるだけだって!」

リクヤ
「でもそれって燃え尽きてなくなったんじゃ」


「最近見つけたんだ!えーと」



「あっダメだ、人間の体になって手を伸ばせないから任意の物を取り出せない」

陸人
「いや、なんでも自由に出せたらそれこそ俺達よりチートだろ」


「うん、とりあえず適当に…………えいや!!」

雪が渦から手を抜くと、小さくて丸い物体を2つ握っていた

リクヤ
「それって………」

海斗
「ヒーローソウル!」


「たまーに作ったりしてたんだ、陸人君と海斗君に1つずつあげるよ」


「えーと………海斗君には君が常に持ってるフォーゼの相棒、仮面ライダーメテオだ、少林寺拳法の使い手だから海斗君にはぴったりのはず」


「陸人君にはコレ、仮面ライダーブレン………ちょっと異色のライダーだけどまぁ使いこなせるはずだ」

陸人
「おっ、太っ腹だなー」



「リクヤも何か欲しいものある?」

リクヤ
「………んー、今はないかな」


「よし、僕も何か持ってこよう」





チクッ



「なんか刺さったァー!!」ズボッ

陸人
「あっ、ウニだ!」

リクヤ
「血出てる!!むっちゃ血ぃ出てる!」

海斗
「し、止血!誰か包帯とピンセット!」



「プライベートルームに両方入ってるはずだから!」

リクヤ
「手間のかかる人だな!」

陸人
「うわホントにきったない部屋だなぁ」

海斗
(いきなり不安になってきた…………)

………
と、その時だった、雪の目の前に手裏剣が飛んでくる



「うわっ!!」

リクヤ
「なにこれ!?」

陸人
「これって、さっき言ってた………」

海斗
「どこだ!?」


「ここだ」

海斗の目の前………空の1部分がシールのように剥がれて男が飛び出してくる

陸人
「なんだその高度な隠れ蓑」


「ずっと見られてた!?」


海斗
「………なんだ、あれ…………」

5 < 6 > 7