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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*6*
雪
「開けー!!」
雪が左手の指を鳴らすと、大きな渦が出てくる
陸人
「なんだこれ?」
海斗
「あっ、これって確か………」
陸人
「え、知ってるんすか?」
海斗
「うん、確か監理局のプライベートルーム、つまり雪さんの部屋に通じる時空の渦だよ、ゴミだらけなんだって」
雪
「失敬な、使えそうなものとか溜め込んでるだけだって!」
リクヤ
「でもそれって燃え尽きてなくなったんじゃ」
雪
「最近見つけたんだ!えーと」
雪
「あっダメだ、人間の体になって手を伸ばせないから任意の物を取り出せない」
陸人
「いや、なんでも自由に出せたらそれこそ俺達よりチートだろ」
雪
「うん、とりあえず適当に…………えいや!!」
雪が渦から手を抜くと、小さくて丸い物体を2つ握っていた
リクヤ
「それって………」
海斗
「ヒーローソウル!」
雪
「たまーに作ったりしてたんだ、陸人君と海斗君に1つずつあげるよ」
雪
「えーと………海斗君には君が常に持ってるフォーゼの相棒、仮面ライダーメテオだ、少林寺拳法の使い手だから海斗君にはぴったりのはず」
雪
「陸人君にはコレ、仮面ライダーブレン………ちょっと異色のライダーだけどまぁ使いこなせるはずだ」
陸人
「おっ、太っ腹だなー」
雪
「リクヤも何か欲しいものある?」
リクヤ
「………んー、今はないかな」
雪
「よし、僕も何か持ってこよう」
チクッ
雪
「なんか刺さったァー!!」ズボッ
陸人
「あっ、ウニだ!」
リクヤ
「血出てる!!むっちゃ血ぃ出てる!」
海斗
「し、止血!誰か包帯とピンセット!」
雪
「プライベートルームに両方入ってるはずだから!」
リクヤ
「手間のかかる人だな!」
陸人
「うわホントにきったない部屋だなぁ」
海斗
(いきなり不安になってきた…………)
………
と、その時だった、雪の目の前に手裏剣が飛んでくる
雪
「うわっ!!」
リクヤ
「なにこれ!?」
陸人
「これって、さっき言ってた………」
海斗
「どこだ!?」
「ここだ」
海斗の目の前………空の1部分がシールのように剥がれて男が飛び出してくる
陸人
「なんだその高度な隠れ蓑」
雪
「ずっと見られてた!?」
海斗
「………なんだ、あれ…………」