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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*8*

主水の周りの景色がどんどん剥がれていき、主水と似たような姿の男たちが飛び出していく

リクヤ
「いっぱいでた!!」

陸人
「こいつら、まさか…………」

海斗
「忍者か………」

海斗
(忍者には嫌な思い出しかないな……)

リクヤ
「なんとかならない雪さん、雪さん?」


「磔ってよく刑法とかで見るけど具体的にどんな処刑なのかイメージつかないよね」

リクヤ
「諦めちゃってるー!!」

陸人
「ずっと思ってたけどこの人のメンタル豆腐より柔らかいな」

海斗
「そこはほら、まだ実年齢生後数日程度だし」

陸人
「そう考えないと泣き喚かないだけマシか」

リクヤ
「なんで君らそこまで冷静になりながら手足拘束されてるの?」


「あっ、待ってゲート閉めさせて」

リクヤ
「この人に関してはもういいや」


「あっ、手が伸びない、足も伸びない………手足が固定されて横向きなのに、首も外れない………」




「そうか、これがヒトなんだなぁ………」

リクヤ
(追い込まれすぎて精神崩壊した人みたいになりだした)

主水
(本当に敵対してこない………むしろ1名は、戦うという意思すら感じられない)


「未完成マガイモノの体の便利さを実感したよ………頼りすぎてたってこともさ………」

陸人
「どうせ死ぬにしても出来る限り苦しくないやつがいいよな」


「多分忍者の時代だと難しいよ………ほら、釜茹でとか聞いたことあるだろ?」

海斗
「茹でられるのは嫌だな………」


「ごめんね、ごめんね………」プルプル

リクヤ
(子供に慰められてるって不思議な光景だ………まあ雪さんは最年少だけど)

主水
「…………」

主水は縛られた4人を掴み上げてそのまま空へと飛び上がった

そのまま木の枝に足を付けて高速で走っていく

リクヤ
「えっ、何この動き」

海斗
「雪さん、忍者ってこんなことも可能なんですか?」


「え?まぁある世界には重力とか重さを零にする忍者もいるって聞いたことあるし…………いるんじゃない?」




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