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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*93*
陸人
「ふんっ」ポキッ
陸人は花丸の持っていた剣を叩き折った
赤いオーラを放つ陸人の口からちっちゃいエボルトが飛び出す
エボルト
「ディ・モールト、ベネ!」パチパチ
エボルト
「人間風情のお前が、遂にフェーズ1を会得するとはな!」
陸人
「まーな、これが地球外生命体の力か、なんかワクワクしてきたぞ」
雪
「正気にもどれ陸人君、多分、いや絶対乗っ取られるよソレ」
海斗
「だからやめとけって‥‥‥‥」
エボルト
「いいのか?キルバスやDが倒せなくなってもなぁ?」
エボルト
「俺はお前ら人間より遥かに優れた生物だ、使えるものは存分に使えばいい」
花丸
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
空姫
「‥‥‥‥あの人、一体?」
リクヤ
「空姫の前だってのに、よくもまぁ堂々と正体を言えるものだよ」
エボルト
「この時代の生物には理解できないからいいんだ」
空姫
「はぁ‥‥‥?」
海斗
「ところで、なんで貴方はこの山に‥‥‥」
花丸
「よし、帰るか」
海斗
「あのーーー!?」
リクヤ
「待ってって!そもそも貴方何者なの!?」
花丸
「大道芸人に決まってるだろ」
海斗
「いや決まってないです」
雪
「戦う仕事の方ならともかく、なんで大道芸人がこんな山の山頂に」
空姫
「よくあそこ登れましたねー」
雪
「あそこは冗談抜きで死ぬかと思ったよ」
海斗
「じゃあ、芸ってどんなの出来るんです?」
花丸
「ほらよ」
花丸は扇子を取り出して水を出す
陸人
「あっ俺知ってる、それ花鳥風月とかいうやつだろ」
雪
「あ、あれなら僕でも‥‥と思ったが、今人間の体だからなぁ」
リクヤ
「大道芸ってマジックと何が違うんだ?」
陸人
「多分違わないと思う」
花丸
「これでいいか?じゃ、また」
花丸は5人の元から離れていく
海斗
「あ、ちょっと剣折れたままですけど‥‥‥‥行っちゃった」
リクヤ
「なんだったんだあの人」
エボルト
「‥‥‥‥‥‥‥‥ほう」
陸人
「どした?エボルト」
エボルト
「いいやなんでも、お前らには関係ないことだ」
海斗
「‥‥‥そういえば陸人、今の何?」
陸人
「なんかブラッド族の潜在解放能力だってよ、まぁ界王拳みたいなものだな」
エボルト
「お前以外にもサイボーグが真似したりしたが、案外耐えられるものだな、本当に人間か?」