完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*94*

花丸
「‥‥‥‥‥」

花丸
「ある程度は成長した‥‥‥‥‥ようだ」



キルバス
「そうかぁ」

キルバスは花丸にガスを吹き出し、形を変えていき‥‥‥‥いや、形というものがなくなっていき、Dへと変化していった


D
【形も、名前も、記憶も、なんにぃもない俺をよォー】

キルバス
「本来は偽装や隠蔽に使うブラッドスタークのガスを使うことで形を固定しDだと悟られることなく近づける」

キルバス
「こんな使い方があったとは驚いた、そして‥‥‥エボルトが生きていたことも」

D
【どうする?】

キルバス
「俺は世間上では死んだことにする、今度は不意打ちで確実に殺す」

キルバス
「さて‥‥‥‥‥今度はもっと凄いものを壊してくれよ‥‥‥‥な?」

D
【いや】



D
【これほど乱れ、世界が歪めば‥‥‥もはや自分から手を下すまでもない】

キルバス
「というと?」

D
【魂よ来たれ、亡者の嘆きを生贄に捧げ‥‥‥鬼神はここに降臨する】

キルバス
「はあ‥‥‥‥?」

D
【‥‥‥‥‥おそらく、たぶん、きっと】




D
【新たな破壊のピリオドが開かれる】

‥‥‥‥


「これは‥‥‥‥‥!?」

任務の日数が過ぎ、里へと辿り着いた橙終日は‥‥‥‥惨劇の痕を見て立ち尽くしていた



「皆は‥‥‥‥皆はどこに行ったの!?」



「扇様は‥‥‥?主水さんは‥‥‥‥!?」



「‥‥‥‥‥!!」


橙は雪と空姫が遺した墓の数々を‥‥‥見ていった


「そんな‥‥‥‥嘘だよね、嘘だよね!?」




「空ちゃんは‥‥‥‥空ちゃん!!」



「‥‥‥‥‥はぁ、はぁ、はぁ」



「空ちゃんの、墓は、ない‥‥‥‥」



「生きてる‥‥‥‥‥生きてるんだよね、空ちゃん!」

ガサガサッ



「!?」

橙の近くから草陰が‥‥‥‥



「空ちゃん?」



「空ちゃんなんだよね?」




「空ちゃん、空ちゃん」



「大丈夫、大丈夫だよ、ここにいるよ、私は‥‥‥‥‥‥」


【晩、暁、光、雷、紋、絶、罰】



海底
「RE・ヴァイブ、イン・リターンズ‥‥‥‥‥!!」

エデン?
「‥‥‥‥‥‥」

93 < 94 > 95