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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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陸人は文句を言いながらもラーメンに口をつけ、雪もゲートからコンビニで売っているようなおにぎりをバラバラにして皿に乗せ、醤油をかけて食べていく
陸人
「その食い方なんなの?」
雪
「おにぎりが大好きなの、悪い?」
陸人
「それはおにぎりが好きって言わないと思う」
雪
「いいの!」
雪は皿を持ち上げて米を丸ごと平らげる‥‥‥陸人に負けず劣らずの不健康な食事を行う雪だが、彼は米さえあれば生きていけると思っているので、指摘されない限り変えようとは考えもしないだろう
ふと雪が窓を除くと‥‥‥すごく見覚えのあるシルエットがそこにあった
忘れもしないあの世界の記憶、生と死をさ迷ったマガイモノとしての最大の記憶
‥‥‥戦場海底と、仮面ライダーエデン。
本来なら死者が生き返るなど有り得ない話ではあるが、確かに目の前にそこにいたのだ
(彼らとの因縁に関してはりりすたーとで掲載されている3回目の合作【トライヒーロー計画】を参照)
雪
「‥‥‥‥‥!!」
雪でも気づくものが陸人に気づかないわけが無い、しかしあの騒動はパラレルワールド。
今いる海斗達とは全く別の存在であるが故に何が起きているかを理解できなかった
海斗やリクヤを呼んでいては間に合わない、雪は陸人に頼ることにした
陸人
「なんだあれ?花丸の同類か?」
雪
「‥‥‥‥いや、違う!!君にも分かるように言うと時空犯罪者だよ!」
陸人
「時空犯罪者?なんでこんな世界に?」
雪
「それもただの時空犯罪者じゃない!パラレルワールドだけど君関連でもあるんだ!」
陸人
「まじか」
雪
「なんであの2人がここにいるのか、今は考えない!」
雪
「野放しにしていたら間違いなくとんでもないことになる!」
陸人
「んー、大体把握した‥‥俺がぶちのめせと?」
雪
「‥‥‥今の僕だと勝てるか怪しいんだ、マガイモノの時でも苦戦した相手だし」
陸人
「なるほど、手応えありってか‥‥‥エボルトの力を試す相手が欲しかったところだ」
雪
「‥‥‥‥特訓でも遊びでもないよ?Dと戦う気分でやるんだ!」
陸人
「あいよ、行くぞエボルト」
エボルト
「ああ、俺もようやく暇を潰せそうだ」
陸人は某波紋や某怪盗のような感覚で背後からエボルトを作り出す
エボルトも陸人の進化と共に再構築され、ほぼ復活に等しい状態へと持ち直したのだ