コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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その死に様を覚えてますか?【三人目】【参照数1000突破】
日時: 2013/08/13 19:33
名前: ベルクロア (ID: /gDURow.)

はじめまして……

初めてだからどうして良いか解らないけど、がんばって書いていくね……

ライト、コメディだけどソレっぽく無かったらごめんね……

コメント貰えないと思うけど何かしらの指導が貰えれ嬉しい……

楽しんでもらえたら幸いわい……

では、お話しの始まり始まり……

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


アンケート

物語の進行方向を少し決めあぐねてる……

だからアンケートを取ってこれからの作品の参考にしたいです……

項目も少ないし興味があるならやってみてね……


【1】
アナタが死ぬまでにしたいことは?
【回答:】


【2】
アナタが命を懸けて助けるなら誰?
【回答:】

【3】
もし、死神クイズの回答権を持っていたらどう使用する?
【回答:】


【4】
この作品の何に惹かれて見に来ましたか?
【回答:】



以上、お疲れさまでした……

引き続き、その死に様を覚えてますか?をお楽しみください……

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Re: その死に様を覚えてますか? ( No.10 )
日時: 2013/06/13 16:53
名前: ベルクロア (ID: k7pNoPCO)



「簡単じゃねぇか、俺が死んだのは……」

言いかけて言葉に詰まる。俺自身の死なのに全く思い出せないのだ。

「アレアレ?簡単なんでしょう?ホラホラ、さっさとはいて楽に成っちゃえよお大将〜」

死神が俺の肩を軽く叩く、この死神はどれだけ俺を苛立たせるのか、まさに人を苛立たせるプロって感じだ。

しかし、俺はコイツに構ってられない、早く答えを思い出さなくてはならない。

「まぁ答えられないのも無理ないんですがねぇ、暫くの記憶が抜けてるはずなので」

死神が笑いながら言う。

「じゃあ答えようが無いじゃないか!!一体全体、何の怨みがあってこんな事を!!」

「まぁまぁ、落ち着いて怨みなんてありませんし答えようもちゃんとありますよ」

そう言って死神が指を鳴らす……動作をしただけだった。音は鳴らない、、また沈黙が空間を支配する。

死神は何度も指を鳴らそうと試みるが全く鳴らない。

「その指ぱっちんって絶対しなきゃ駄目なのか?」

俺はしびれを切らして死神に言った。

「しょうがなぁい、今日はこのくらいで勘弁してやろう!!」

何故か勝ち誇った顔で死神が吐き捨てる。

そして、両手を掲げると二度、手を叩いて鳴らした。

「さぁ、人生のチャンスタイムへようこそ!!」

「な、何だ!?」

景色が切り取らせていくようにキレイにバラバラに成って飛んでいき、その下から別の景色が現れる。

「ここって……」

事務所が捲れて現れた新しい部屋、生活感が漂い、俺に馴染みの深い部屋……

「はぁい、アナタの部屋ですよぉ」

「ヤッパリな」

まさか、プライベートまでズカズカ入り込んでくるとは、厚かましい死神だ。

考えていると部屋のドアが開き俺が入ってくる。

忙しい表情でコレから仕事に向かうのだろうか、スーツに着替えネクタイを締めている。

眺めていた俺と死神には気づかない様子で、素早く準備を済ませた俺はとっとと部屋を出て行ってしまった。

「ホラホラ、何やってるんですかぁ?早く追いかけないと見失っちゃいますよぉ」

「どう言うことだよ?」

「ホントに質問の多い人ですねぇ」

両手をあげて、お手上げ状態を体現しているのだろう、人を舐めきった表情がアクセントを加えて、より一層苛立ちを掻き立たせる。

「記憶の抜けている。状況じゃ答えなんて出なぁい。なら措置として、アナタの死んだ瞬間から遡って数時間前からのアナタを観察すれば、自ずと答えに辿り着くじゃあありませんかぁ」

「なるほどな、確かにソレなら納得がいった」

「全くぅ世話が焼ける人だなぁ」

「言ってろ」

俺は自分を見失わないように走る。「待って下さいよぉ」と死神も俺に続いた。

自分が毎日の様に通る道だ。ルートも正確に把握している。

「見つけた!」

見慣れたスーツに忙しない表情、携帯で取引相手とでも電話してるのか必死にに何かを相手に怒鳴っているようだ。

「   いや、違うなアレは……」

「いえいえ、あれはアナタですよぉ、ほら観て下さいよ、あの間抜けな面」

いい加減、相手するのも疲れてきたので相手にするのをやめる。

たぶん電話の相手は俺の彼女だ。仕事に追われて忙しい俺に、構って欲しいと毎日のように連絡を入れてきていた。

「確か、今晩会いに行くからって内容だったな」

「さっきからブツブツ言ってますが頭は大丈夫ぅ?お巡りさん一人でブツブツ言ってる危ない人が居ますよぉ」

俺の呟きに、死神は相も変わらず下らないチャチャを入れたが無視して頭を捻る。

Re: その死に様を覚えてますか? ( No.11 )
日時: 2013/06/13 18:40
名前: YuU【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

いえいえっ!

逆に、コメントできて光栄です!(笑)


死神、面白いですねwww
指パッチンの所が特にwww

結構、コメントしちゃうかもなので
スルーしていただいてOKです★

更新、待ってまぁす(*>V<*)

Re: その死に様を覚えてますか? ( No.12 )
日時: 2013/06/14 01:56
名前: ベルクロア (ID: ZRcsPrYH)



トマト美味しいさんありがとう……

更新はこの話が終わるまで、最低でも一日一回はするつもり……

お互いに頑張ろうね……



YuUさんこんばんは……

スルーなんてとんでもない……

気に入ってもらえたみたいでボクも光栄……





Re: その死に様を覚えてますか? ( No.13 )
日時: 2013/06/14 04:11
名前: ベルクロア (ID: ToOa8xAk)



「まさか彼女に殺された?」

最近は特に忙しくメールの返事すらおざなりに成っていたんだ無理もない、其に彼女は一方的に会いに来ると言っていたのだ。その時口論になり彼女の手で殺された可能性もある。

「ブツブツ言いながら考えるのは良いですけど、追い掛けるのに集中しないと肝心なヒントとか見逃しちゃうかも知れませんよぉ♪」

ソレはもっともな意見だ、候補に挙がっただけでなにも彼女が俺を殺した証拠があるわけじゃないし、ここで変に答えて二回しかない解答権を無駄に消費するのも躊躇われた。

やがて俺を追って俺達は職場である工場に入った。

「何か騒がしいところですねぇ」

「製鉄所だからな、そりゃあ多少はうるさいが慣れればどうってこと無えよ」

「製鉄所だけにねぇ♪」

どうってこと無いと言った俺の台詞に銅を掛けたのだろうが下らない洒落だ。

ここでは営業主任兼事務として働いている。

最近の不景気で他の中小企業の多くは青息吐息、潰れる所も少なくなかった。

こう言うと聞こえは悪いかもしれないが、そんな状態でもこの工場が潰れずに軌道に乗れているのは営業主任である俺の力が大きい。

「主任、取引の件でお話が……」

「丁度良かった、俺もキミに話があったんだ」

経理の女子社員が俺に話しかけている。

俺が彼女にする話もあまりいい内容のものではなかった筈だ。

「モテモテですねぇ主任♪」

手元にあった釘で死神の口を打ち付けてやろうと一瞬考えたが、そんな下らないことに時間と労力を割くのもバカバカしいので放っておくことに……

「あっ電話だ……なぁんちゃって、携帯持ってませんでしたぁ〜♪」

「テメェ!!今すぐ殺す!!」

流石に苛々のピークだ死神に死ぬと言う概念があるかどうかは疑問だったが、俺は手元にあった釘を手に取り死神に向かう。

「おぉ、最近の切れる若者とか超怖いんですけどぉ」

「最後の言葉はソレだけか!!」

「あっ♪二人でなんかぁ部屋に入っていくよぉ♪」

死神が指差す方を見てみる。

ソコには俺と女子社員が備品用倉庫に二人して入っていく姿が、少し目を離し隙にどうやら話が進展しているようだ。

確かコレは重要な内容の話だったはず。

「こんなことしてる場合じゃ無いな……」

俺は釘を投げ捨て、二人を追って倉庫に入った。

「まさか、キミがこんなことをしてたとわね」

俺が女子社員に詰め寄っている。

そう言えばこの女は社の金を少いながら横領していて、社長に頼まれた俺が独自に調べて証拠を集めてたのだ。

「整備会社にも確認は取ったがこんなに金はかからんそうだぞ」

女子社員は怯えた様子で口をつぐんでいる。

そんな相手に俺はコレでもかと横領の証拠を突きつける。我ながらこうして見ると自分が凄い嫌な奴に見えて仕方がない。

「アナタって見た目通りの嫌なやつですねぇ♪」

「大きなお世話だ」

まぁ、自覚してるぶん強くは否定しない、まったく遺憾だが過ぎたことはどうこうできない。

「とにかくだ、今週中に金を戻しとけよ、そしたら俺の胸に留めといてやる。」

俺が倉庫から出ていく、どうやら話は終わったようだ。

女子社員は泣きながらその場に踞り、「殺してやる」と呻いている。

逆怨みもいいとこだ。まぁ、あそこまで徹底的に言った俺にも責任はあるんだろうが……

しかし、女子社員が口封じの為に俺を殺したと言う可能性が出てきた。

一回の横領した額は高校生の小遣い程度のものだが、ソレが何度も何度も続けば大変な額になるのは必至だ。ソレが解っててあんなこと言う俺も俺だな。

俺達は泣いてる女子社員を残し倉庫をあとにした。

Re: その死に様を覚えてますか? ( No.14 )
日時: 2013/06/14 15:41
名前: ベルクロア (ID: Z6QTFmvl)



「主任って怖いっすよね」

「ああ、ちょっと仕事できるからって絶対に俺らのこと見下してるぜ」

俺の悪口を口々に言う作業員達、俺に聴かれてるのにも気付かないでいい気なもんだ。

「まぁまぁ、主任だって忙しいんですから、ソレにこの工場が上手く軌道に乗れてるのも彼の御陰なんだから」

工場長が作業員達をなだめる。

この人は俺の良き理解者だ。俺がこの会社に居続けるのもこの工場長が居るからと言っても過言じゃない、ソレに工場長は俺なんかの残業を良く手伝ったりもしてくれた。

工場長曰わく「君みたいな若者と仲良くなれて嬉しいよ」と口癖のように言われるが俺もソレが嬉しかった。

しかし、俺の肩を持つせいで新人作業員達からは煙たがられる事が多く成っていた。

「悪口は終わったみたいですし暇なのでちゃっちゃとアナタを追いかけましょうよぉ」

まったくコイツだけは……死神には空気というものが読めないのだろうか?ソレともコイツだけが特殊なだけなのだろうか?

考えると俺がハズレクジを引かされた気分に成ってくるのでやめておくことにする。

俺達は事務所へと入った。

忙しそうにパソコンを操作する俺とその他の事務員達、社長は契約している会社に会議で呼ばれていて今日は帰ってこない。

「なぁんかココも暇ですねぇ」

この死神は遊ぶために俺に着いてきているのだろうか?

「仕事は忙しいんだ。」

嫌みったらしく言ってやる。が、死神には馬の耳に念仏のようだった。


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