コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- その死に様を覚えてますか?【三人目】【参照数1000突破】
- 日時: 2013/08/13 19:33
- 名前: ベルクロア (ID: /gDURow.)
はじめまして……
初めてだからどうして良いか解らないけど、がんばって書いていくね……
ライト、コメディだけどソレっぽく無かったらごめんね……
コメント貰えないと思うけど何かしらの指導が貰えれ嬉しい……
楽しんでもらえたら幸いわい……
では、お話しの始まり始まり……
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アンケート
物語の進行方向を少し決めあぐねてる……
だからアンケートを取ってこれからの作品の参考にしたいです……
項目も少ないし興味があるならやってみてね……
【1】
アナタが死ぬまでにしたいことは?
【回答:】
【2】
アナタが命を懸けて助けるなら誰?
【回答:】
【3】
もし、死神クイズの回答権を持っていたらどう使用する?
【回答:】
【4】
この作品の何に惹かれて見に来ましたか?
【回答:】
以上、お疲れさまでした……
引き続き、その死に様を覚えてますか?をお楽しみください……
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- Re: 死神クイズ ( No.1 )
- 日時: 2013/06/11 16:49
- 名前: ベルクロア (ID: BoToiGlL)
「……んぅ」
事務所の休憩室で俺は目覚めた。
静かで風の音もしない、帰りに誰かが切っていったのかストーブの火は消えていた。
「今何時だよ?」
真冬だと言うのに何故か寒くは無かったそれどころか固いソファーで寝ていたと言うのに体の痛みもない。
俺は机の上に置いてある携帯を手に取り時間を確認しようとしたが電池切れなのか携帯は全く反応しなかった。
仕方がないのでソファーから起き上がり、事務所の明かりを点け、掛けてある時計に目をやる。
「何だこりゃ、故障か?」
時計は針が止まり2:30:51を指したまま動いていない、バカバカしくなり再び横になろうとソファーに向き直った俺は、あまりの光景に息を飲む。
ついさっきまで俺が横になっていたソファーの上には簡易毛布にくるまった俺が居た。
「嘘だろ?」
唖然とする俺、そんな俺の耳にどこからともなく、学生の頃音楽の授業なんかで耳にしたベートーベンの有名なクラシックが盛大に聞こえてくる。
「今度は何だよ!?」
辺りを見回すが誰も居ない、いや、正確にはもう一人の俺が居るわけだが……
「おめでとうございます!!」
今度は事務所の入口から声がし、振り返るとそこには白い全身タイツを身にまとった羽の生えた青年が立っていた。
- Re: 死神クイズ ( No.2 )
- 日時: 2013/06/11 21:44
- 名前: ベルクロア (ID: /6p31nq7)
「何だよお前は!?」
鍵は開いてるだろうがさっきまで、こんな変なやつは居なかった。
それに、入口のドアが開くような音も気配もなかった。
俺の背中を嫌な汗が流れる。
「アレアレ?もしやまぁだお気付きに成られていない?」
キョトンとしながら青年が言う、顔立ちは綺麗で所謂イケメンと言うやつに当てはまるんだろうが、いかんせん人をとって食ったような喋り方に苛立ちを覚える。
青年は俺の顔を見て何やら考えているようで、唸ってみたり、顎に手を当てて頭を捻るポーズをとったりしている。
「お前は誰なんだよ!!どっから出て来たんだよ!?」
俺は青年に声をあらげて言う。すると青年はソファーで毛布にくるまっているもう一人の俺を指差して言った。
「観て観ろよ、キレイな顔してるだろ、アレ死んでんだぜ……」
- Re: 死神クイズ ( No.3 )
- 日時: 2013/06/12 03:20
- 名前: ベルクロア (ID: kaY8Y1HD)
言い終わると青年は腹を抱えて笑いだした。
「何が可笑しいんだ!!テメェ笑えねえよ、いったい何のつもりだ!!」
思わず掴み掛かろうとするが、軽やかなステップで青年は俺の腕をスルリと交わす。
「もう、気が早いなぁ♪少し落ち着いて考えれば解ることじゃないか、それともキミの脳ミソには難し過ぎたかな?」
クソっ俺はどうやらこいつのペースに乗せられているようだ。落ち着けばこの程度、何て事はない筈……
俺は深呼吸して数字を1から10までゆっくりと数を数える。
「よし、少し落ち着いたぞ」
俺は事務所を見渡してみた。
普段と何ら変わらない見慣れた風景に、どうやら死体らしい俺と変な格好でイライラするしゃべり方をする変な青年……
俺は死んでいる。じゃあ俺はいったい?疑問が頭を過ったと同時に青年が口を開く。
「やっと気付いたみたいだね♪そうボクはキミを迎えに来たんだよ♪」
言いながら青年はクルっと回って掌をこちらに差し出しポーズを決める。
「迎えにねぇ……じゃあ、お前は天使ってヤツか?」
俺の言葉に青年は少しムッとした表情を浮かべる。
「どうしてそうなるかなぁ……あんな恥知らずで蝿みたいな腰巾着連中とは一緒にしないでほしいなぁ、大体何でそう言う発想に、コレだから人間ってやつは……」
青年は天使と言われたのが気に食わないらしくブツクサ言っている。
「じゃあ、お前は何なんだよ?」
「よくぞ聴いてくれた!!ボクは魂を導く神!!キミ達の世界で言うところの死神ってやつになるのかなぁ?」
「死神って!?」
俺は唖然とする。そりゃそうだ自分が死んでるのさえ自覚できないのに天使のコスプレをした死神迄現れて俺を迎えにきた何て言うんだから、思わず笑ってしまう。
「キミ信じてないだろ!!」
死神が俺を指差しながら言う。
「そりゃ信じられないだろ、いきなり天使のコスプレした死神に死んだって言われたってよ!!信じられるわけねえだろ!!」
俺のその言葉を聴いた死神はまるで鳩が豆鉄砲を喰らったような驚いた顔で俺を見る。
「……今なんて言った?」
「な、何だよ……」
あまりの威圧感に少したじろいでしまう。
何か怒るようなことを言ってしまったのだろうか、とりあえず謝って済ませるか?いや、ダメだ最悪一気に、あの世へ連れていかれるかもしれない。
俺がアレコレ考えていると死神が、鼻が触れ合う程近くに顔を寄せてきて言った。
- Re: 死神クイズ ( No.4 )
- 日時: 2013/06/12 11:00
- 名前: ベルクロア (ID: FX8aUA2f)
「コレが天使のコスプレぇ?」
どうやら、深く心配するような事でもないようだ。
「クッソォ騙された!!コレ着てれば人間がチヤホヤして有り難がってくれるって言われたから着てたのにぃ!!」
死神はブツブツ言いながら白い全身タイツを脱ぎ始める。
「そう言えば最初にお前、おめでとうございます、とか言いながら現れたよな?」
ふと、死神の出て来た時の状況を思い出して訪ねてみる。
死神はと言うと白い全身タイツを脱ぎ捨て、いつの間にやらタキシード姿へとチェンジしていた。
「あぁ、アレはキミが当選したんだよ、死神クイズへの挑戦権をね」
「死神クイズ?」
「そう、死神クイズさ!!」
よく解らないが悪趣味なネーミングだと言うことだけは辛うじて理解できる。
「んで、その死神クイズに答えたら何があるんだ?」
俺の質問に死神はどこから取り出したの鞄を取り出し、中からパンフレットらしきキャッチーな印刷の施された冊子を出して俺に差し出して来た。
「コレが死神クイズのパンフレットでぇす」
俺はそれを受け取り中を見てみた。
「って、全部英語で書いてんじゃねえかよ!?」
俺は受け取ったパンフレットを床にたたきつけた。
「コラコラ、そんな事しちゃダメじゃ無いか君達が一番活用してる言語を採用してる最新版なのにぃ」
「だいたい、死んだ俺がクイズなんて答えて何の意味があるんだよ!?」
俺の質問に死神は笑顔で答えた。
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