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Crimson Soldier 【完結】
日時: 2010/04/29 18:59
名前: 嵐猫 (ID: kix7MxaA)

こんにちは、嵐猫です。らんまお、と読みます。
なぜか消えてしまったので、たてなおしました!!

Crimson Soldier=深紅の戦士、という意味です。
ちょっとグロあると思います。

では、どうぞ。

お客さま
・朝倉疾風様
・nanasi様

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Re: Crimson Soldier ( No.18 )
日時: 2010/02/10 20:58
名前: 嵐猫 (ID: L43yfzZ2)

◆EpisodeⅥ

我が祖国であり、
最も危険な帝国でもある、

ヴィ ア 帝 国 か ら 脱 出 で す と ?

しかも、強行突破ときた。

この帝国に入った、他国の者は殺される。
この帝国から逃げた者は、100年奴隷。

そんな噂があるというのに。

「ひゃ・・・・・・100年奴隷になるかも、なのに?」

雪が恐る恐る、小さな声で言う。
本当に、100年奴隷になった者は結構いる、らしい。
残酷な皇帝・皇妃の元で100年奴隷となる、残酷な刑。

「ぁ、そうか・・・・・・」
「もう。 駄目じゃないのっ」

闇夜が少し呆れたように言った。

でも、皆。
この帝国から出たい、というのが願いなのだ。

本日何回目かの静寂が訪れた瞬間、

「───全てを焼き尽くせッ! 嵐の舞となれ!」

水晶玉で外の騒音を遮っていたが、何故かこの声が、部屋に響いた。


若い少年の声。

Re: Crimson Soldier ( No.19 )
日時: 2010/02/10 21:16
名前: 嵐猫 (ID: L43yfzZ2)

◆EpisodeⅦ

「何で?! 外の音は全部遮っているはずなのに!」
「・・・・・・! 窓の外を見てッ」

紅音が叫び、他の3人は窓の外を見た。

道の真ん中に1人の黒魔導師の少年が立っていた。
強く、握り締めた魔導師の杖。 
周りには、軽い火傷をしている、先ほど騒いでいた人々。

さっきの呪文的に、火と嵐を呼んだのだろう。

「あの子も狂っちゃったの、か・・・な・・・」
「こっちが攻撃して、反撃したら狂ってる証拠だよ」
「あのね魅叉。 誰でも反撃すると思うわ」

「まっ、やってみないと分からないでしょう?」

気づけば紅音が、窓を開けていた。
そして、右手で何かを投げるような、そんな仕草をした、
パッと右手に現れたのは、大きな白銀の剣。

赤魔導師は、一応剣も扱えるからね。

「ちょっと待ちなさ───」

闇夜が言い終わる前に。

ひらり、と窓の枠に飛び乗り、軽く剣を一振り。
その瞬間に小声で、
「氷の刃、行きたまえ」
そう唱えた。

バリバリバリバリバリバリバリ!!!

少年に向かって、たくさんの氷が刃になって、飛んでいく。

ソレに気づいた少年は、素早く盾を作り出し、受け止めた。
軽くしておいた紅音の魔術は、簡単に壊されてしまった。
キラキラと砕けた氷が、宙を舞う。

「もしかして君も、狂った者の1人かな・・・・・・?」

少年は、杖先を紅音に向け、そう言った。

Re: Crimson Soldier ( No.20 )
日時: 2010/02/10 21:24
名前: 嵐猫 (ID: L43yfzZ2)

◆EpisodeⅧ

「あれ、貴方狂ってない? 闇夜ァ、大丈夫だったよ」

紅音が軽く、ヘラヘラと言う。 
だが3人は少し、青ざめた顔をしていた。 少し、だけね。
少年はまだ、紅音に杖先を向けていて、いつでも戦闘可能状態。

ヴィア帝国では、珍しい金髪。 そして、灰色の瞳。

ちなみに、魅叉と紅音は茶髪。 闇夜と雪は黒髪。
皆、同じ薄い青色の瞳だ。

「貴方、名前は?」

紅音は剣先を少年に向け、言う。
少年は少し驚いた表情をしてから、

「黒魔導師、夜冬」

ちと保留!

Re: Crimson Soldier ( No.21 )
日時: 2010/02/10 23:02
名前: 朝倉疾風 (ID: ikrpTGuK)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

舞台構成が個人的に好きです。
帝国から脱出っていうストーリーも好きすぎです。

Re: Crimson Soldier ( No.22 )
日時: 2010/02/14 18:30
名前: 嵐猫 (ID: r3UXBQ7u)

朝倉疾風さん

好きですか?! うわぁ、すごい嬉しい。
パソコンの前でニヤけるくらい。笑
ありがとうございますー!


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