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- Crimson Soldier 【完結】
- 日時: 2010/04/29 18:59
- 名前: 嵐猫 (ID: kix7MxaA)
こんにちは、嵐猫です。らんまお、と読みます。
なぜか消えてしまったので、たてなおしました!!
Crimson Soldier=深紅の戦士、という意味です。
ちょっとグロあると思います。
では、どうぞ。
お客さま
・朝倉疾風様
・nanasi様
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- Re: Crimson Soldier ( No.114 )
- 日時: 2010/03/30 16:11
- 名前: 羽鳥 (ID: k4SXfumU)
◆EpisodeXL
「あっ、あの!」
ウィンは4人の少女に声をかけた。
くるり、と振り返る少女たち。
「何?」
「……どうして、近くで女帝が本気バトルしてるのに普通に会話できるんですか?」
バシュッと、紅い光線が魅叉の隣に当たる。
それでも、この少女たちは気にしないで、普通に会話している。
ウィンはそれが、とても不思議だったのだ。
「……ねぇ、ウィンくん。 ここはどこの国か、知っている?」
闇夜が静かに言う。
そう、ここはヴィア帝国。
狂った人間の国。
こんなバトルが近くであっても、別にどうってことはない。
───日常的なものになっているから。
「あ………っ」
ウィンは、とても後悔しただろう。
「ま、気にせずに☆」
そのウィンを見て、魅叉が笑う。
ちょっと保留ー!!
- Re: Crimson Soldier ( No.115 )
- 日時: 2010/03/30 21:10
- 名前: 羽鳥 (ID: 9mWysg1X)
◆EpisodeXL
「あっ、あの!」
ウィンは4人の少女に声をかけた。
くるり、と振り返る少女たち。
「何?」
「……どうして、近くで女帝が本気バトルしてるのに普通に会話できるんですか?」
バシュッと、紅い光線が魅叉の隣に当たる。
それでも、この少女たちは気にしないで、普通に会話している。
ウィンはそれが、とても不思議だったのだ。
「……ねぇ、ウィンくん。 ここはどこの国か、知っている?」
闇夜が静かに言う。
そう、ここはヴィア帝国。
狂った人間の国。
こんなバトルが近くであっても、別にどうってことはない。
───日常的なものになっているから。
「あ………っ」
ウィンは、とても後悔しただろう。
「ま、気にせずに☆」
そのウィンを見て、魅叉が笑う。
「……ごめんな、さい」
「そんなあ、謝らなくても。 ねえ?」
「そうだよ」
それでも、ウィンの表情は暗いままだった。
「……ねえ」
ふと、紅音が呟いた。
「どうして、皇帝はいないの? ユーリ・ヴィア様は?」
ユーリ・ヴィア。 ヴィア帝国、皇帝。 大黒魔導師の一人。
「どうして、女帝なの? 皇帝は、お城?」
「───たしかに」
闇夜が頷く。 それから魅叉も、「あー」とか言う。
「よく言ってくれたな、紅いガキ!」
突然、バトル最中のティーニア・ヴィアがそう叫んだ。
叫びながらも、一歩間違えれば死ぬバトルをしている。
「今、ユーリはなあ、帝国のために頑張っているんだよ!」
ティーニアが、電流を放つ。 だが、エルは軽くよける。
「……それは、どういう………」
「狂ってない者が可哀想だと、嘆いたんだよ。 皇帝は」
エルが憎悪の悪魔を召喚する。
その召喚された悪魔は、ティーニア目掛けて突進する。
突進する悪魔を、大きな風で追い払うティーニア。
「血に飢え、赤を見る興奮を。 是非、帝国の者全員に、とな───」
「まさか……っ?!」
「ああ、儀式だよ。 今、ユーリは儀式の最中で忙しいんだ」
『儀式』。
それは、大魔導師だけができるもの。
その、皇帝がしている儀式はきっと───。
ヴィア帝国の人を全員、狂わせる儀式だろう!
「よそ見しちゃ、駄目でしょう?」
エルが、小さな炎を指先から発火させ、ティーニアにむける。
ティーニアの右頬に、小さな火傷ができる。
「ミリア帝国、女帝。
エル・フルール・ミリアである大赤魔導師の命令です!
ウィン・ラウ、そして4人の戦士たち!
儀式を止めるのです!!」
新しい悪魔を召喚しながら、女帝エルは叫んだ。
- Re: Crimson Soldier ( No.116 )
- 日時: 2010/04/03 19:09
- 名前: 羽鳥 (ID: BlQGlUWP)
◆Episode41
ヴィア帝国首都、リダ。
そのリダのほぼ真ん中にある、城。
「どきなさ───ッい!」
城に向かって突っ走る、5人の人影。
「邪魔、じゃまあああ!」
勇者、魅叉。
「どきなさいッ」
黒魔導師、闇夜。
「はいはい、通りますよッ」
赤魔導師、紅音。
「わわっ。 待ってぇ」
白魔導師、雪。
「どうしてそんなにはやいんですかっ」
ミリア帝国勇者、ウィン。
この5人だった。
何故この5人が、城に向かって走っているか、というと。
ミリア帝国の女帝に、儀式を止めろと言われたから。
いくら他国の女帝でも、女帝なのだ。
逆らえるわけがない。
そして、
「脱出の前に、国のために一仕事ってことで?」
というわけで。
「どけてどけてどけてぇえええ!」
狂った人たちの間を、強行突破しながら城へ行くのだった。
- Re: Crimson Soldier ( No.117 )
- 日時: 2010/04/03 19:45
- 名前: 羽鳥 (ID: BlQGlUWP)
◆Episode42
「大きな風となれ!」
闇夜がそう叫ぶと、杖の先から台風みたいな風が出てきた。
その風は、狂った者たちを払う。
「はいっ、到着!」
目の前にある、大きな城。
この門を潜り、皇帝の場所まで行き、儀式を止める。
「こんなの、楽勝じゃんねぇ♪」
「じゃあ、早速やってしまいましょうかっ」
5人で門を潜り、城へと第一歩を踏み出す。
「せーのっ」
この合図で、5人は同時に城へと入った。
そういえば、警備とかの人っていないのかな?
紅音が、そう思っていた。
「警備とか、いないんだねぇ。 すぐ終わりそうだね」
くるり、と紅音は振り向きながら言う。
「アァ、そうだネ。 すグに終わリソう……」
バキバキと音をたてながら、魅叉と闇夜、雪とウィンは喋る。
まるで人形のような動き。
「……最悪。 だから警備がいないのか」
白銀の剣を握りながら言うのだった。
そう、これは侵入者を防ぐための魔法。
だから、5人はバラバラになってしまったのだ。
一方、闇夜。
「警備がいないのね……」
まわりを見回しながら言う。
後ろには、何故か俯いている他の4人。
「どうしたの、体調でも悪い────」
ニイイ、と不気味に笑う4人。
「あぁ、最悪」
杖を強く握り締めながら戦闘準備に入る。
- Re: Crimson Soldier ( No.118 )
- 日時: 2010/04/05 17:59
- 名前: nanasi (ID: lerfPl9x)
羽鳥さん
遅れましたが……
1 \\
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参照二百&コメ百こえ!
なんかすごい展開になってますねぇ〜(人間(?)ノ数が減って、ちょっと落ち着く)
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