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死刑泥サバイバル小説!第3章キタッー!長編スイッチ、ON!
日時: 2012/01/04 18:36
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

登場人物

斉藤 健:高2、17歳、今作の主人公

鈴木 愛李:高2、17歳、健の同級生

加藤 信彦:高2、17歳、健の大親友、同級生

後藤 守:学校の校長、58歳、弥生高校の校長先生

警察官:ある計画に校長と手を組んでいる。

平井 健太:高3、18歳、健たちの先輩

斉藤 裕子:健の母、病で倒れ、病院に居る。

斉藤 隆義:健の父、お酒好きで、陽気な性格

高校の生徒たち:弥生高校の生徒、1年2年3年まで、学年がある。

福田 正平:高1、16歳、足が速く、争いごとが嫌い。

高橋 瑠美:高3、18歳、おとなしい性格

そのほか、いろいろ

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第17章、死刑泥事情 ( No.22 )
日時: 2011/11/26 17:02
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

時は流れ、残り日数5日
愛李も健も無事だ。助け合ってココまで来た。

そして、健は、病院に居た。
入院している母のお見舞いと死刑泥事情を伝えに来たのだ。
「母さん、元気か?」
そう言って、ベットの横の椅子に座る。
「あら、健、わざわざお見舞いに来てくれたの?」
母は、起き上がろうとした。
「いいから、寝てろよ。」
そう言い、母を寝かせる。
健は今どんな状況なのか母に伝えた。
「俺、今大変なことになってるんだ。」
母は、心配そうだ。
「大変なことって?」
あの計画のことを全て話した。

「死刑泥計画って奴を校長が作って、高校が大変な事になってるんだ・・・それで、信彦知ってるだろ?俺の友達の」
下を向きながら話してる。
「えぇ、あの元気な子でしょ?」
母は、心配そうに答えた。
「うん・・・信彦が捕まってしまったんだ。それで、今、牢屋にいるんだ。」
母が、驚いた。
「な、なんてこと・・・愛李ちゃんは?愛李ちゃんは、無事よね?」
健が、前を向いて答えた。
「うん、無事だよ。俺と一緒に逃げてる。
母は、安心して言った。
「そうなんだ・・・死なないようにね?」
母は、心配している。あの父親とは、比べ物にならないほど優しかった

「うん、大丈夫。死なないよ、そろそろ帰るよ。またいつか来る。」
そう言って、病室を後にした。
母は、ずっと祈っていた。息子が、死なないように。

第18章、絶滅弥生高校生徒!? ( No.23 )
日時: 2011/11/26 17:54
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

これまでに捕まった人数は、464人
遂に全滅の危機。
残り、105人。だけど、思ったより残っている。
警察の数を増やしたおかげなのか・・・かなり、上手くいっているようだ。

校長は、生き残り生徒レーダーを見て、大きく笑った。
「フッハハハハハハハ!見ろ!赤い点が急激に減った!すべてが、終わる!お前等もみんな、死刑になる!」
校長は、牢屋にいる生徒に指を刺した。
「残念だったなぁ、お前等」
コーヒーを飲み干し、教頭に渡した。
「あの〜、校長?コーヒーのおかわりは〜・・・・」
教頭が恐る恐る言った。すると、
「いらん!シバくぞ!ジジィ!」
教頭が怒鳴られた。
「ヒィィィィィ!」
教頭は素早くその場から逃げた。

牢屋からは、クスクスッと笑い声が聞こえる。
校長は、牢屋に居る生徒を睨みつけ、一瞬で静かになった。

今の時刻は、夜の7時半
静かな時間が続く・・・・

第19章、行き止まりの後ろにある者 ( No.24 )
日時: 2011/11/26 21:31
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

朝、健と愛李は、外へ出た。
健は、周りを見て歩き出した。
「セミの鳴き声がうるせぇ・・・」
もう8月中旬だ・・・セミの鳴き声も多くなってきた。
「まぁ、後に慣れるでしょ〜」
愛李は、そう言いながらも、耳をふさいでいた。
あと、1分で始まる。
地獄だ・・・
サイレンが鳴り響いた。
「行こう!」
そう行って、道を歩き続けた。

左を曲がり、右を回り・・・それを繰り返した。
すると・・・警察が目の前に居た。
急いで逃げようとする。しかし、その警官は、健の方じゃなく、
ダッシュで、真っ直ぐ進んだ。
警官の目に映ったのは、女子生徒。
高校3年生だ。名前は、高橋 瑠美。
学校で、1番モテている生徒だ。

健は、助けたいが、助けれない。
なぜなら、捕まったら即殺されてしまうからだ。
彼女が持っていた手紙には、殺人と書かれていた。
「ねぇ、さっきの瑠美先輩だよね?」
愛李がそう聞いてきた。
「うん」
その一言だけ、言って、瑠美の方へ向かった。
愛李も仕方なく健に着いて行く。

すると、警官が蹴り倒された。
また、あの男だ。
「おっと〜、偶然!こんな所に、美女と警官に出会うなんて〜警察君は
この子に、ナンパしようとしてたのかな?」
あのヤンキー・・・いいとこばっか持って行く・・・
瑠美は、健太にお礼を言って逃げた。
「あれ、俺の彼女」
下手な嘘をついて警官の顔面を蹴った。
健達は、あきれた顔をして、その場から逃げた。
健太は、警察を殺って逃げた。

「この町、迷路みたいだな。」
そう、ココの町は、行き止まりが多い。
同じような所ばっかだ。
迷って、もう4時間。
健は、以外にも方向音痴。
愛李は、ここの町に住んでいるので、道は大体分かっている。
「なぁ、ここ、来たような気が・・・」
健はそう言って、ブロックがつんである所に上り一面を見渡す。
頭が混乱してきた。
そのまま、歩き回って3時間・・・
「あっ!行き止まりだ。」愛李がそう言い、戻ろうとする・・・
すると・・・
その前には、警察が居た・・・

第20章、焦りと別れと勇気 ( No.25 )
日時: 2011/11/27 00:13
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

警官は、どんどん近づいてくる。

「健、私が、時間を稼ぐから、健は、壁を登って逃げて!」
「無茶言うな!時間を稼ぐって言ったて、逃げ道はない!」
「いいから!健が、助けに来てくれるから!」
そのとき・・・
愛李の肩に警官の手が・・・
そして、愛李は、手錠を掛けられた。
「じゃあね」
その瞬間、チャイムが鳴り響いた。

「おい!チャイム鳴ったぞ!愛李から離れろよ!」
そう言って、健は、警官の胸倉を掴んだ。
その時!警官の腰から、ナイフが出てきた。
そのナイフを愛李の首に向けた。
「近寄るな。この女を殺すぞ。」
健は、何も出来なかった。
愛李は、大型パトカーに入れられた。
パトカーが動き出した。スローモーションのように・・・

健は、走り出して、パトカーに向かって、叫んだ。
「絶対助ける!待ってろよ!必ず!必ず助け出してやる!」
そして、パトカーの姿が見えなくなった。

「おい・・・・燃えてきたじゃねぇか。俺が助けに行く・・・俺にしか出来ない」
そう言って、健は、愛李の家へ向かった。

第21章、真救世主の死 ( No.26 )
日時: 2011/11/27 00:12
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

次の朝。
ここから、学校は、ちょっと離れている。
「あぁ、遠いんだよなぁ・・・学校まで」
そう言って石ころを蹴った。
「いや、待て!こんなこと言ってる暇は無い!みんなの命が掛かってんだ!馬鹿か俺・・・」
そう1人ごとを言って、学校まで走った。

その頃、学校では、校長先生は、ステージに立って話をしていた。
「残り人数が7人となりました。いや〜、もう終わったも同然ですね。
あなた達は、あと3日で、死刑となります。いや〜、残念です。」
そう言って、ポケットからハンカチを取り出して、涙を拭いた。
涙など1粒も出していないのに・・・

すると、体育館のドアが開いた。
「助けに来たぜ!」
健ではない。高3の男子生徒だ。
警察は、ソイツを追いかけた。
だが、その男子生徒は、警官を避け、牢屋へ走っていく。
「やっほ〜い!楽勝!」
その時だった・・・・・
銃弾が、彼の太股に当たった
叫び声が体育館中に響き渡る。
「おっと!校内No1の遊び人さんが、なんか、御用で?」
校長先生は、その男子生徒の近くへ寄ってきた。

牢屋の中は、泣き声と震えてる声が聞こえる。
男子生徒は、足を押さえながら立ち上がった。
「おぉ、バカ校長・・・テメェの思い通りには、ならねぇよ。」
校長は、思いっきり男子生徒の肩にハンマーをぶつけた。
男子生徒はその場で座り、校長の顔を見た。
「シワ増えたな。」
校長は、男子生徒の頭に拳銃を向け・・・撃った・・・
男子生徒は、ゆっくり倒れ、警官に運ばれた。
「黙れ、遊び人・・・・・・」
そう言って、ステージに上がった・・・・


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