ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 死刑泥サバイバル小説!第3章キタッー!長編スイッチ、ON!
- 日時: 2012/01/04 18:36
- 名前: たむこう (ID: /srgSQSM)
登場人物
斉藤 健:高2、17歳、今作の主人公
鈴木 愛李:高2、17歳、健の同級生
加藤 信彦:高2、17歳、健の大親友、同級生
後藤 守:学校の校長、58歳、弥生高校の校長先生
警察官:ある計画に校長と手を組んでいる。
平井 健太:高3、18歳、健たちの先輩
斉藤 裕子:健の母、病で倒れ、病院に居る。
斉藤 隆義:健の父、お酒好きで、陽気な性格
高校の生徒たち:弥生高校の生徒、1年2年3年まで、学年がある。
福田 正平:高1、16歳、足が速く、争いごとが嫌い。
高橋 瑠美:高3、18歳、おとなしい性格
そのほか、いろいろ
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- 第9章、悪夢の予感 ( No.12 )
- 日時: 2011/11/25 22:43
- 名前: たむこう (ID: /srgSQSM)
時は流れ、もう死刑泥計画も14日目。
同じ事の繰り返しだった。逃げて、歩いて、逃げて、歩いて・・・
健は、信彦の家に居候。
正平もすごく元気で、一緒に行動してるだけで、疲れる。
愛李は、携帯ばっかいじって、話に参加などしない。
死刑泥計画の残り日数は、27日
健達は、普通通り過ごしていた。
「健先輩!これ!お腹空いてますよね?おにぎりをコンビ二で買ってきました!」
正平はそう言って、健に渡した。
「あぁ、ありがとう」
時刻は、12時45分
愛李と信彦は、川沿いで休んでいた。
「あぁ、もう14日目だな」
信彦が愛李に言った。
「そうだね!早いよね。」
健が愛李たちを呼ぶ。
「お〜い!そろそろ行くぞ!」
愛李と信彦は、立って健の方へ歩いた。
正平は、ニコニコしながら言った。
「健先輩達と一緒に居たら、捕まらないかも」
健達は、笑いながら否定した。
「そんな分けないだろ!」
笑い声が、響く
しかし、なにか嫌な予感がする。
- 第10章、衝撃的な別れ ( No.13 )
- 日時: 2011/11/25 23:41
- 名前: たむこう (ID: /srgSQSM)
健達は、道を歩き回っていた。
「あぁ、暑い!クーラー着いてる所に行きたい!」
健は、もうボロボロ。まるで、溶けかけたアイスのようだ。
「まぁまぁ!頑張りましょうよ!」
正平は、相変わらず元気だ。
その時、正平は凍りついた。
「どうしたの?」
愛李が、異変に気づいた。
「あ、あ、あれ!」
正平が指を刺した。すると、その場所には、
警官が、生徒1人をナイフで切りつけ、地面に血が飛び散っていた。
正平の同級生だ。
その警官は、健達の存在に気づいた。
「おい!逃げるぞ!」
健は、そう叫び走った。愛李と信彦は、健に続いて走る。
だが、正平は、足が振るえ、動けなくなっていた。
「正平!急げ!捕まるぞ!」
信彦が叫んだ。
けど、正平は、動こうとしない。
警官が迫ってくる。
心臓の音がドクドク響いている。
すると、「おりゃー」正平は叫び、走った。
やっと動いてくれた。
正平は健たちに着いて行く。
左に曲がり、そして、右へ曲がる。
健達は、公園へ逃げた。
「正平、大丈夫か?」
健が聞いた。
「だ、大丈夫っすよ」笑顔で答えた。
しかし、安心したのは、束の間、さっきの警官が来た。
「逃げるぞ」
そう言って健達は、逃げた。
だが、正平は辛そうだ。
その時、正平が転んでしまった。
警官が近づいてくる。
「逃げてください!」
正平が叫んだ。
健達は、足を止めた。
「は?何言ってんだよ。」
信彦が大声で言った。
「もう僕は、無理そうっす。だから、逃げて。」
正平は、苦しそうに言った。
「バカ言うな!逃げるぞ!立てよ!」
健が近寄ろうとする。
正平は、頭を振った。
警官がだんだん近づいてくる。
正平が、立ち上がり、警官の方へ走っていった。
すると、正平は、警官を蹴り飛ばし、健達に言った。
「今のうちに逃げて!僕はいいですから!」
「おい!ふざけんな!帰って来いって」
涙声で信彦は言った。
そして、、正平は、警官に殴られ倒れた。
「逃げてください!」
正平は、思いっきりそう叫んだ。正平は、笑顔だ。
健達は、涙を流し、頷き後ろを向いた。
「すまん、正平。」
銃の音が響く。そして、正平は、道の真ん中で倒れこんでいた。
- 第11章、救いの手 ( No.14 )
- 日時: 2011/11/26 02:35
- 名前: たむこう (ID: /srgSQSM)
人は、親しくするほど別れが悲しくなる。
健は、下を向いて、歩いていた。
正平が、殺されたショックが大きいのか、誰も言葉を発しない。
聞こえるのは、鼻を啜る(すする)音だけ。
残り時間15分
ひたすら道を歩いてる。
「なぁ、明るくいこうぜ?」
信彦が口を開いた。
「うん、そうだね。」
愛李は、涙を拭いて答えた。
健だけは、下を向いている。
陸上部の後輩だったからか、とても、悲しそうだ。
「なぁ?健?大丈夫か?元気出せよ。」
信彦が健を慰めようとしている。
「あぁ、大丈夫。よし!もうちょっとで終わる!」
そう健は、答え前を向いた。
やっと、明るさが戻った。
その時、警官が現れた!
いきなりの事で、健は尻餅をついてしまった。
警官が、健に手を伸ばした。
「危ない!!!」愛李と信彦がそう言った。
健は、目を閉じた。
その時、
「ドサッ」警官が倒れた。
そこには、1人の男子生徒が居た。
「危なかったなぁ、お前、そういや〜手紙に書いてあったの殺人だったよなぁ」
ヤンキーっぽい生徒だ。
名前は、平井 健太。
高校3年生で、校内では、有名な暴れん坊。
「ほら、逃げろよ。殺されんぞ?」
そう言って、警官の腹を蹴った。
健達は、唖然としていた。
「あ、あ、あ、ありがとうございます」
健達は、お礼を言って逃げた。
「よし!警官は嫌いなんだよ。ムカつくから、だから、ココでお前を殺す。」
そう言い、警官を何度も殴った。
周りには、血が飛び散って、血の海のようだ。
警官の顔は、赤く染まり白目を向いていた。
殺りやがった・・・
警官を地面に叩きつけ悪魔笑いをした。
「キャッハハハハハハッ」
終わりのチャイムが鳴り響く。
- 第12章、皆殺しの校長 ( No.15 )
- 日時: 2011/11/26 12:29
- 名前: たむこう (ID: /srgSQSM)
朝、学校では
「フッ、やっと、200人超えだ。そして、その場で殺されたのは、23人」
校長は、微笑み朝日を見た。
牢屋には、231名の生徒が入れられていた。
寝てない者も泣いて過ごす者も居た。
残り人数284名
「おい!教頭!ちょっと来てくれ。」
校長が教頭を呼び出した。
「はっ!なんでしょうか!」
いきなりだったので、驚いた様子だ。
「警察の数を増やせ。」
校長か、教頭の目を見て、命令した。
「わ、分かりました!」
教頭は、素早く走り全国から、警官を集める。
「絶望がお前達のゴールだ。」
校長はそう言って微笑みコーヒーを1口飲んだ。
そして、もうすぐ、刑ドロが始まろうとしている。
- 第13章、疾走する生徒 ( No.16 )
- 日時: 2011/11/26 13:20
- 名前: たむこう (ID: /srgSQSM)
死刑泥が始まり健達は、町を歩いていた。
「なぁ、昨日のヤンキー生徒やばくなかったか?」
平井 健太のことだ。
「あぁ、恐ろしかったな。」
それはそうだろう。警官を殺したのだから
「でも、かっこよくなかった?」
愛李は、携帯を見て、言った。
「お前さぁ、いい加減携帯いじるのやめろよ。」
誰もが思ってるであろう。こんな時に携帯をいじるなんて・・・
「いいじゃん!別に!面白いんだもん!」
愛李は、頬をふくらませた。
健と信彦は、あきれて、ため息をつきながらゆっくり顔を振った。
すると、警官が後ろから追いかけてくる。
「おい!警官だ!逃げるぞ!」
健が、走った。
信彦は、愛李の手を握り走った。
追いかけてくる警官。
足が速い。
その時、横の方からもう一人の警官が現れた。
2人になった。
「マジかよ・・・」
健は、そう言ってペースを上げる。
店と店の間の細道を通り警官との距離を取ろうとした
しかし、また警官が健の前に現れる。
その時、その警官が誰かに蹴り飛ばされた。
平井健太だ・・・
「あぁ?またお前等かよ?まだ捕まってなかったのか。」
健達は、口を開けながら頷いた。
「まぁいいや。こいつを片付けようか・・・」
その時、健達を追いかけてきた警官が来た。
「おい、おい!警官どれだけいるんだよ!」
健達は逃げた。ついでに、健太も
「なんで、あなたまで着いて来るんですか!」
健は、走りながら言った。
「いや!警官いるし!お前等に着いて行くとか!ふざけんな!」
健太は、ダッシュで逃げた。一瞬で健達の前から消える。
そして、健達は警官からうまく逃げれた。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21