ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

死刑泥サバイバル小説!第3章キタッー!長編スイッチ、ON!
日時: 2012/01/04 18:36
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

登場人物

斉藤 健:高2、17歳、今作の主人公

鈴木 愛李:高2、17歳、健の同級生

加藤 信彦:高2、17歳、健の大親友、同級生

後藤 守:学校の校長、58歳、弥生高校の校長先生

警察官:ある計画に校長と手を組んでいる。

平井 健太:高3、18歳、健たちの先輩

斉藤 裕子:健の母、病で倒れ、病院に居る。

斉藤 隆義:健の父、お酒好きで、陽気な性格

高校の生徒たち:弥生高校の生徒、1年2年3年まで、学年がある。

福田 正平:高1、16歳、足が速く、争いごとが嫌い。

高橋 瑠美:高3、18歳、おとなしい性格

そのほか、いろいろ

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21



真章!第3章、証 ( No.77 )
日時: 2011/12/07 02:31
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

健達は、秀太の家に上がり話していた。
「ぼくの友達は、僕をかばってチェンソーで切られたんだ。」
「マジかよ!」
「あぁ、奴等のチェンソーは、何か違う。切る部分がレーザーなんだ。」
「だから、ピンク色だったのか。」

すると、秀太は、みんなの手を見た。
あの証を見ていたのだ。(この印の正体は、2章を見たら分かる。光希
が眺めていたアレだ。)
「その証みたいなやつは?」
秀太が気になっていた物だ。

「これか?これは、島に居た時、みんなの手に書いたんだ。これが、俺らの証だ!」
「そうなんだ。すごいね^^」
「お前にも書いてやる。」
「えっ?」
健は、秀太の腕にマジックペンで、証を書いた。

マルの中に十字架。
「これで、お前も仲間だ!」
「ありがとう!」
2人はガッチリ手を握り合った。

「でも、俺等、捕まったら離れ離れだな。」
光希は、そう言って、下を向いた。
健は、フッと笑った。
「んなもん、捕まってられるか!逃げるんだよ。もう後戻りできない。
やるしかねぇだろ!俺等は捕まらない!」
さすが、健だ。

すると、家のピンポーンとチャイムが鳴った。
4人は、玄関へ駆け込む。
「どなたですか?」
秀太が、玄関のドアを開けた。
そこに、立っていたのは、悠美と愛李だ。
「おぉ!悠美と愛李じゃねぇか!どうした?てか、何故居場所が分かったんだ?」
「説明は後!大変だよ!仲間達が警官に殺された!どうしよう!」

この2人は、全国で死刑泥が起こってることが分からない。
「とにかく入って!説明するよ!」

秀太は、2人に全てを教えた。
「そうなんだ・・・全国で・・・」
「うん、でも、女子は殺されずに牢屋に入れられる。」
「でも!男の子を殺されるんでしょ?じゃあ、健達は!死んじゃうよ!
どうしよう・・・」

すると、健が立ち上がった。
「俺が死ぬわけないだろ!知らないのか?俺は死なない!」
健太の言葉だ。
「よし!飯を作るよ。待ってて」
秀太は、キッチンへ向かった。

光希と健は、テレビを点けた。
そこに映っていたものは・・・・・・

真章!第4章、驚き桃の木山椒の木 ( No.78 )
日時: 2011/12/08 22:40
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

健は、崩れ落ちた。
「おい、マジかよ・・・この短時間で、ドンだけ捕まってんだよ・・・」

テレビに映っていたのは、健達の仲間だ。
「今回の死刑泥死亡者数は、236名です。その中には、これまでに逃げ切って、島に閉じこもっていた生徒達も含まれて居ます。」
健の仲間達の顔写真が映りだした。

多分みんなは、変装のため服を買って、そこで、何も知らないままあの警官に捕まって、殺されたのだろう・・・。
残酷すぎる・・・。
光希達もそのテレビに映っていたものを見ていた。
「こんなに捕まったのか・・・」
軽く数えて、健の仲間達は60人以上捕まっていただろう。

家の中が一瞬にして静かになった。
沈黙が続く・・・
まるで、面接みたいだ。
その沈黙を破ったのは、秀太だ。

「みなさん、元気出しましょうよ!そんな落ち込まなくても、このゲームには別れはつき物ですから。」
確かに、このゲームは、別れしかない。
光希は、頷いた。
「確かにな。こんなとこで、しょんぼりしてる暇は無いな。」
しかし、光希の本心は、とても悲しい。その中には親しい人がたくさん居たからだ。

光希は、料理が置かれた机へ向かう・・・

真章!第5章、逃走の醍醐味=別れ ( No.79 )
日時: 2011/12/08 22:38
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

次の日、健達は携帯でみんなを集めて話をした。
「昨日のニュース見たか?仲間がかなり捕まったらしい。でも、そんなことでひるんでる暇はないんだ。これからは、1人1人別行動してもいいよ。けど、捕まらないでほしいんだ。できるだけ、逃げるんだ。いいかな?」
みんなは、頷いた。

しかし、今日で警官は、60万体を越えてしまったらしい。
絶望的だ。こんなにロボ警官を増やしたら日本が真っ黒になりそうだ。
今日は、くもりだ。
夜に雨が降るらしい。
嫌な予感だが、そんなこと思うから嫌なことが起きるんだ。
今日で、光希と健は別々行動をするらしい。

「捕まらないようにな。」
「あぁ、捕まらないよ。健も捕まらないように」
「おう。俺は捕まらない。」
2人は、がっちり握手をした。
「死ぬなよ」
そう言って、健は、愛李と走り出した。

「あぁ、秀太は、どうする?」
「僕は、君と一緒に行くよ。1人じゃあ心細いし」
「分かった。よし、じゃあ行こうか。美沙も来る?」
「えっ?うん、行く」
3人は、健と別の方向へ走る。

逃走劇はこれからだ!

愛挨拶 ( No.80 )
日時: 2011/12/08 21:34
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

みなさん、こんばんわ。
寒くなってきましたね。
こちらのほうでは、チラチラと雪が降ってきました。
みなさん、風邪を引かないように暖かく過してくださいね^^

さぁ!新しい仲間が増えた死刑泥第3ラウンドでございます!
次の敵は、ロボット警官。
恐ろしい武器持ってますね〜レーザーチェンソーですよ・・・
これから!もっともっと良くして行きますので、応援よろしくお願いします!
では、挨拶はここら辺で。

真章!第6章、醤油と胡椒 ( No.81 )
日時: 2011/12/08 23:12
名前: たむこう (ID: /srgSQSM)

光希達は、死刑泥の時間まで、暇潰しをしていた・・・
「あっ!腹減ってない?飯食いに行こうよ!」
秀太が、そう言って指を1つの店に指した。
ファミリーレストランだ。
ここは、秀太がバイトしていた場所。
死刑泥の関係でバイトを辞めたらしい。

「ここ、僕がバイトしてた場所。もう辞めたんだ。こんな時にバイトなんてしてられないからね。」
「そうなんだ!綺麗なお店!」
美沙が、目を輝かせている。

「入ろうか!」
秀太は、2人を、中へ入れた。
お店の中は、少しのお客さんがいた。
すると、1人の店員が近寄ってきた。

「あら?秀太君?秀太君よね?」
40歳くらいの女性だ。
「こんにちは!」
どうやら、秀太のバイトの先輩らしい。
2人は、笑顔で会話をしている。

「秀太君、大丈夫?死刑泥ってやつをやってるんでしょ?」
「あぁ!大丈夫っすよ!友達居るし。」
秀太は、2人に指を指した。
「こんにちは」
2人は、首を下げた。

「こんにちは!秀太君のお友達ね!さぁ、この席に座って!今日は、お金はいいわ。」
「えぇ!悪いですよ!払いますよ!」
「いいのよ!お金なんて!いいから、いいから!」
「あぁ、ありがとうございます。」

お金を払わなくていいらしい。
光希は、ガッツポーズをした。
光希達は、好きな料理を1つ、2つ頼んだ
「みんなは、目玉焼きに何かける?」
光希が、2人に質問した。

「私、醤油。」
「僕は、胡椒だよ。」
光希が、驚いている。
「えっ!?普通、ソースでしょ。」
なにか、嫌な予感だ.

[いや!醤油でしょ!あんた馬鹿?」
「いやいや!醤油もいいけど、胡椒だよ!」
「馬鹿!ソースに決まってんだろ!」
あぁ・・・醜い争いだ・・・

結局、光希の「まぁ、人それぞれじゃね?」の一言で、争いが終わった。
元と言えば、光希が、あんな質問をするからこうなったのだ。
3人は、食べ終わり、さっきの店員にお礼を言った。
「ありがとうございました。」
「お礼なんていいのよ!また来れたら来てね!」
3人は、微笑んで頷き、店を後にした。

あともうすこしで、始まる・・・あのゲームが・・・・


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21