ダーク・ファンタジー小説
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- TIME LAG
- 日時: 2013/02/26 15:36
- 名前: カルメン (ID: UTKb4FuQ)
少女に自由はなく。
少女の未来という未来はどろどろだった。
少女の前にはアシアトがあり。
やむを得ず少女は、足を重ねた。
プロローグ 完
- Re: タイムs ( No.27 )
- 日時: 2013/06/19 11:31
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
ベンチに倒れこむ今々。
それを見てるだけのあたし。
それから倒れこんだ今々のスカートを容赦なくめくり上げて打撲をじっと見ている世見。
異様な静けさとこの光景から逃げたくなる。
「おまたせ…全部持ってきたけど…包帯足りる?」
「おいおい、少しは考えろって…こんないらないだろ。」
日臨が来た。両手に抱えきれない包帯の量。
確かになにも考えてないようにみえる。
世見が手際良く包帯を巻く。
「トキ、ごめんね変なとこ見して…あぁ、なんか恥ずかしぃ。」
余裕ができ始めたらしく、今々はあたしに話かけた。
その顔は真っ赤で林檎みたいでそして汗で光ってた。
「いいし。別に、気にしてないから」
あたしも赤くなる。世見や日臨の顔を横眼で見る。何も聞いてないように作業を進めてる
「それと…あの帰り道あたしが言いたかったのは、あたしはトキのお父さんのせいで年齢が変わったし、タイムsや未来sをしてるけど、実はそんな嫌じゃないなって思う、今のトキに会えたから。
……あたし、トキの傍にいてもいい?」
- Re: タイムs ( No.28 )
- 日時: 2012/06/18 11:58
- 名前: カルメン (ID: i0zh.iXe)
あたしは何度もうなずき、笑った、今々も何か吹っ切れたような清々しい表情で笑っていた。
しかし、見えていただろうか、一人、校舎から、嬉しそうな作り笑いを浮かべてる…そう、もう一人のタイムs、最高学年のタイムsが…
- Re: タイムs ( No.29 )
- 日時: 2012/06/18 12:15
- 名前: カルメン (ID: i0zh.iXe)
hello!
カルメンです、タイムsは第1幕が終わりました。
楽しんでいただけたでしょうか?
実はまだまだ登場人物は有り余っています(微笑み)
ついに時代はタイムsに入ることを決心します、心には深い傷がある今々、今だに本当の自分を仲間にも見せられずに美しい自分を演技してる世見、自分の強さに気づけずに他人にばかり花を持たせる日臨、そして背後から迫る時間、通称”時魔”…タイムsに入った直後に訪れるピンチ!タイムsの仲間が試される。
まだまだ続きます、こんな調子で一幕一幕終わるごとに少し話していきます。
では、二幕!はじまり始まりぃぃぃぃぃぃ
っと。
- Re: タイムs ( No.30 )
- 日時: 2013/06/19 11:35
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
*第二幕*
;No time No love:
ありえない…いまどきクーラーのない部屋なんて。
しかも畳。しかもたった8畳の中に5人は…ありえない。
「暑いな、死にそ〜。」と、世見。
「えっ、かき氷食べてるのに?ってかシロップかけないで食べてるし」と、今々。
まぁ分かるよ気持ちは、あたしもシロップは後味嫌いだもん。
「てゆうか、あいつは来ないの?」と、世見のお兄ちゃんの歩並。
この人はタイムsを知ってる数少ないあたしたちの理解者。
新月兄弟は幼いころに両親を亡くし、施設で育った。
世見はタイムsであることをたった一人の家族である歩並には打ち明けてる
そして歩並は大学を卒業したあと、デザイナーという仕事に腰を落ち着かせてタイムsに首を突っ込んでいた。
そんなわけで、ココはうち=日臨の部屋。
世見主催で「welcomeパーティー」を開いていた。世見、今々、歩並、時代、そしてうち。
「そうね、熱中症で動けなかったりして」と日臨
「電話しろ、出なかったら救急車な。」と世見
「まって世見気が早いわ、警察呼ぶべきよ。」と歩並
そんな話の最中にもう、うちは通話ボタンに指を走らせた。
(あいつの事だし…きっと…)
- Re: タイムs ( No.31 )
- 日時: 2013/06/19 11:36
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
「え…寝てたんだけど…あ違う、勉強、してたよちゃんと。」
や、ウソでしょう。
最高学年のタイムs、三カ月 分気(みかずき ぶんき)は今は受験のシーズンだ。
携帯にでた彼はかなり寝むそうに話し出した…
「や、だってね、参ったよ…や、思ったほど偏差値が進化してないんだ。分かるよきっと、中3になったら君等も…どうしたんだろうね俺、上げようって言うそういう・・なんていうのかな。気力?青春の力?まあ一言で言うと、今までの俺の爽やかな青春の汗が乾いてしまったんだよね?…」
ごめん、わかんない。
受験生の専門用語なのかな…”爽やかな青春の汗”あたしもあと一年で理解できるようになるのかなぁ。なんか嫌だ。
「まぁいいや、とにかく来てよ。皆来てるし…」
「え?いいの?こんな俺が来て?今までの俺じゃないよ?」
はぃ?
「だって青春の汗が…」
「いいよもうっ!しつこい!ちゃっちゃと来い!この…!」
そして私は携帯を閉じた…いや、たたきつけた。
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