ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

TIME LAG
日時: 2013/02/26 15:36
名前: カルメン (ID: UTKb4FuQ)

少女に自由はなく。

少女の未来という未来はどろどろだった。

少女の前にはアシアトがあり。

やむを得ず少女は、足を重ねた。



         プロローグ 完

タイムs ( No.1 )
日時: 2013/06/19 09:44
名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)

冬の夜空の暗闇と自分の体が一体と化した。
ビルの下には人が集まり、全員の毛穴という穴が開き悲鳴を上げた。

年輪(ねんりん)の身体は 落ちたのだ。
お腹には子を授かっていた、出産の予定日は明日。

「子供の名前は…そうだ、時代(ときよ)にしよう。」

つい先日、夫に言われた言葉が脳裏に過り涙がこみ上げてくる

あの日、あの場所で、あの、恐ろしい光景さえ見さえしなければ今頃夫と笑いあっていたのに…。

私の夫、時間は誘拐犯で殺人鬼だ

どんどんスピードが上がりおなかの子供が暴れだす

「ごめんね…時代。」

地面の冷たさが近づく
叩きつけられる直前に“力”が働いた
コンクリから身体を跳ね返されるほどの、空気のクッションができた

そうして、年輪は一命を取り留め時代を生んだ

彼女を助けた“力”は時代の力である、その時は誰が知っただろう?

ただ、年輪は産んだ責任と今も残る夫への愛情に満ちていた。

それから13年、時間が姿を現すことはなかった。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。