ダーク・ファンタジー小説

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TIME LAG
日時: 2013/02/26 15:36
名前: カルメン (ID: UTKb4FuQ)

少女に自由はなく。

少女の未来という未来はどろどろだった。

少女の前にはアシアトがあり。

やむを得ず少女は、足を重ねた。



         プロローグ 完

Re: タイムs ( No.2 )
日時: 2012/05/20 20:52
名前: カルメン (ID: r5VGwxxq)

*第一幕*

あの、私にとって大事件から早十三年が過ぎました。
娘は元気です。見事に受験に合格して『時和中学校』に入学しました。友達はまだみたいですけど、私の娘なんですからきっといい人にめぐり会えるはずですよね?    
                      
                     夫:子産森へ

家のリビングルームで“返事の来ないメール”をしていた年輪は静かに送信ボタンを押し、夫、子産森 時間(こうもり じか)に送信した。
娘の時代は学校に行ってる、そしてその時代が産まれた日に私は自殺しようとした。
夫に裏切られたからだ。でもあの人はそんな人じゃないって私は信じることにした。
そして私と時代は二人暮らしで私はシングルマザーな生活をしていた。

Re: タイムs ( No.3 )
日時: 2012/05/31 13:48
名前: カルメン (ID: i0zh.iXe)

    :fry fry school life:

新学期『時和中学校』に入学したあたしは、部活に入らず、委員会も所属せず、自由気ままなスクールライフにしようと心に決めていた。

しかし!こんな迷惑な話があるか?かなり嫌な予感ビンビンしてるんですけど…。
3分前に戻ろう…
あたしは放課後、掃除の終わった教室で思いつきさが迷惑なクラスの担任に頼まれて日誌を書き
(中学生って…めんどいんだな…)
っておもっていた。
そしてそんな”もうすでにスクールライフ枯れてます”オーラビンビンなあたしに名前を確認する男の先輩がいた。
「僕は、新月 世見(あらづき よみ)中二。」
そいつはそのあと、怪訝そうな表情のあたしに爆弾発言を投げ込んできやがった。

「君と同じタイムsだ。」

Re: タイムs ( No.4 )
日時: 2013/06/19 09:54
名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)

世見…彼の名前がこだまのように頭の隅から隅にダイブしている。

「時和中学校には、今君合わせて5人のタイムsがいる。二年に2人、三年に1人、そして君の学年に2人だ。」

そもそもタイムsとはある一種の力のことだ

それは絶対音感とは少し違う
産まれながらや、遺伝ではなく、主に0〜2歳のあいだに身体および精神に異常な衝撃が加わり、遺伝子が組みかえられて完成する。

タイムs=時間を行き来する能力、そして時代の流れがから回らないようにする(SOS)仕事。

もしも現在で”死ぬはずのない人”が死ぬと
未来でその遺伝子を受け継いでいた人間が突如姿を消してしまうことになる。
それを過去にに飛んで阻止するのだ

まあ、結構重要な仕事なので細かい決まり事が沢山ある、それは流れで説明していくよ

ま、難しい話はこれくらいにして

「それで?」
「今言った二、三年の3人でチームを組んでんだけど、君をそのチームに誘いに来たんだ」

世見は柔らかい微笑みをかけた
よく顔を見ればルックスが中の上といったところだろうか…
しかし世見もタイムs、過去に苦しいことがあったのだろう。

Re: タイムs ( No.5 )
日時: 2013/06/19 10:02
名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)

「なんであたしがタイムsだと分かるんですか?」
「僕はね、目を見れば確実に見分けられるんだ。タイムsは、君でもコツさえ分かればできる」

自分がタイムsである事は家族、友達には知られない。見た目がは普通の人間だからだ。
世間でも知られていない

今君たちの友達に隠れてタイムsをしてる子が居るかもね。

なので、仕事に呼ばれると忽然と世界から姿を消し、しばらくすると突然戻ってくる、いわゆる「変な人」となってしまうパターンが多い
これには沢山のタイムsが困っている

「どんな目をしてるんですか?あたし」
「とっても綺麗な目。だから僕は、タイムsの目が大好きなんだ。」
「………あ、はぁ……」


Re: タイムs ( No.6 )
日時: 2012/05/20 21:00
名前: カルメン (ID: r5VGwxxq)

何言ってんだこの男は…
ため息が出る。初対面でいきなり口説かれた。
そして教室を出る直前、世見は「じゃあ考えておいて…それと綺麗だけど光がない目は僕は嫌いだな」と言って行ってしまった。
何が言いたいの!?
ホントに変人・・・


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