ダーク・ファンタジー小説

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TIME LAG
日時: 2013/02/26 15:36
名前: カルメン (ID: UTKb4FuQ)

少女に自由はなく。

少女の未来という未来はどろどろだった。

少女の前にはアシアトがあり。

やむを得ず少女は、足を重ねた。



         プロローグ 完

Re: タイムs ( No.62 )
日時: 2012/09/23 15:34
名前: カルメン (ID: OCiCgrL3)

侑!久しぶり。

結構更新しちゃったな。ご迷惑おかけしますが宜しくねっ★

じゃあっ(←手→)

Re: タイムs ( No.63 )
日時: 2012/09/23 16:10
名前: カルメン (ID: OCiCgrL3)

今はわたしが「どういうこと?」と問う前にはもう、タイムロードに呑み込まれていた。
今を縛り付けていたはずのわたしのホワイトアイテムの剣は空気中に溶けて消えていっていた。
「何故…?」
今まで勝手にホワイトアイテムが消えていく事なんて一度もなかった。それだけに驚き、固まった。

その後、日臨と合流。分気を救出。その日のうちに平成に帰る事にした。日臨と信長は乗らない暗い顔をしてたけど、全員でその事には触れずに結局何事もなく帰れた。
タイムロードの中では神経に圧力がかかり、軽いショックに陥るので、タイムロードでの記憶は全くなくなってるのだが、今回は少しおかしかった。真っ暗闇の中、身動きが取れなく。頭の奥だけ機能しているようだった。
何か女の子の声がして、私一人の魂がタイムsから離れていく感覚がした。

わたしは平成には行けず、未来に行っていた。

Re: タイムs ( No.64 )
日時: 2012/09/24 14:46
名前: カルメン (ID: OCiCgrL3)

hello.

カルメンです。タイムsはついに2幕が過ぎました。
未来へ行ってしまった時代はある少年の未来を左右に大きく揺さぶる事になります。
一方、今々のさらわれた後に立て続けに時代も行方知れずの現在では、世見、日臨、分気の本心が入れ違う…
バラバラのタイムsが、試される。

と、いう感じです。もしよければこの先の展開に興味を持って読み続けていただけると嬉しいです。

それから恐縮ですが、コメもお願いします。感想、文句、八つ当たり…(?)なんでも結構コケコッコウ!後押しになりますので宜しくお願いしますぅ。

では…スタートォ!  
                      っと。

Re: タイムs ( No.65 )
日時: 2012/09/24 15:17
名前: カルメン (ID: OCiCgrL3)

      :future and the past:


現在に戻ると、夢から覚めたようなそんな感覚がする、毎回の事だがなかなか慣れないのだ。

僕=世見は、ある事に気付いた。

「時代はどこ?」

日臨はタイムロードの圧力に押され、毎回の通過ごとに頭を抱える程の頭痛が来るらしい。また、これもいつもの事だが、分気が駆け寄り「大丈夫か」の声をかける。

「ホントだ…江戸に残ってるなんて…ないよな」

「だって、「帰りたくない」ってあたしが言った時、時代真っ先に説得しに来たし…それはない。」

タイムロードから出て来たのは日臨、分気、そして僕の3人だけだった。
時代がいない、嫌な予感がした。
今と言う少女の事はあの後に皆には取りこぼさず伝えた、勿論、「来い」と言われて断ったことも。
きっと3人共に頭じゃ同じことを考えてる。最悪の事態を…
それについて最初に話したのは分気だった。

「まさか、今とか言う奴に最中襲われたんじゃ。」

最悪の事態の話だ。
それから1時間でタイムロードは空中から姿を消した。時代は現れないまま。
僕の家では、今々がいなくなり、歩並の証言より、さらった人物が、今と言う事が分かった。
そしてもう一人、仲間のように今の傍に居た人物が時代に似た身体と顔の”時忍”(ときしの)と言う少女と言う事がわかった。おそらく時代のお父さんの仲間。

本部に連絡は日臨、世見は荒らされた自分の家の修復。分気は受験生だから、ほとんどの事を日臨と世見でこなした。

Re: タイムs ( No.66 )
日時: 2012/10/29 09:25
名前: カルメン (ID: H5up09UV)

あたし=時代は意識を取り戻した。目を開けた時はもう夕焼けが沈みかけてる涼しい気候だった。
周辺にあの3人は居らず、代わりにオレンジ色の夕焼けによく似た色の花が見る限り開花していた。
(綺麗な…)
この風景を見ると、客観的になってしまうらしく、時代には今の状況を把握をすることができなかった。

「おい、誰だよ。」

これが彼の第一声だった、どうも喧嘩腰にあたしを見下ろしている。
あたしは我に戻って彼を見上げた、一瞬にして彼の表情は曇った。

「…しまった、お前タイムsか…」
「!なんで?」
「そうだろ?見りゃわかるよ。」
「そ、そうだけど…この事は、秘密にして、お願い。」

必死だった、世見みたいに目を見て分かってしまうタイプの子だろう。

「何で?秘密にしなくともすぐばれるし、町行けば。」
「え?どういうこと?貴方もタイムsなの?」
「俺は違う、俺の姉がタイムsなの、お前、過去から来たでしょ?見たことないもん、お前みたいなの。」
「…今何年?」

恐る恐る聞いてみた。

「…2017年、お前は何年に居たの?」
「……2…012…年。」

本当なら信長の時代から真っすぐに2012年に帰る予定だった、あたしだけ行きすぎて5年後の未来に行ってしまった、今頃皆は…本部に連絡して…それでそれで…。

「もう…何で今なのよ、何で、何であたしはいつも悪い方に行ってしまうの?」

頭を抱えて呻きだしたあたしの肩に彼は温かい手を乗せてから

「俺は未知(みち)、もしかしたらあいつならどうにかしてくれるかも、一緒に来るか?」

未知はあたしを彼のお姉さんに会わせてくれると言った。


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