ダーク・ファンタジー小説
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- TIME LAG
- 日時: 2013/02/26 15:36
- 名前: カルメン (ID: UTKb4FuQ)
少女に自由はなく。
少女の未来という未来はどろどろだった。
少女の前にはアシアトがあり。
やむを得ず少女は、足を重ねた。
プロローグ 完
- Re: タイムs ( No.17 )
- 日時: 2013/06/19 11:13
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
次の日今々は学校を早退した。
クラスの人に聞くと、そういう事はよくあるそうだ(というか昨日最後まで居たのが珍しいという)
さらに次の日、あたしは朝一で今々のクラスに行った。教室では男子がバットを振り回して遊んでいた。今々はあたしに気付くと駆け付けた。
その時だ。男子がボール代わりにしていた上履きが今々の肩にあたり、埃が舞った。
「うっ、ごほっごほっ!……」
咳をした。
「今々!大丈夫!?」
慌ててクラス内を見まわした。何事もなかったのように遊んでるクラスメイト…
今々とあたしの間に異様な空気が流れていた。
今々、もしかして…?
- Re: タイムs ( No.18 )
- 日時: 2013/06/19 11:15
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
しまった…見られた…?気がつかれた…?
恥ずかしいっ!
時代がせっかく会いにきてくれたのに?
嫌なおもいしたかな?
「今日の放課後、待ってて。一緒に帰ろっ」
上履きがあたしの肩に当たり、痣ができた。
その出来事を無視するように時代がそういった。
それだけ言って教室を去っていく。
(もしかして・・・軽蔑された?)
「なぁ、今日の放課後教室に残れよな」
同じクラスの橘に脅された。
そう…今々はいじめにあってる。
- Re: タイムs ( No.19 )
- 日時: 2013/06/19 11:19
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
:shy shy shy:
放課後
いじめはタイムsじゃよくあること、私だって小学生のころ、代わり者扱いされた事あるし…そう心に言い聞かせて今々の教室に向かった。
「・・・っせーんだよっ!」
辺りを見回す。誰も居ない。…いや、この声は今々の教室からだ!
…もしかして。
背筋に鳥肌が立つ。足取りは教室に近づくにつれはやくなる。
教室のドアに耳を付けた、そのとき。
「時代ちゃん」
「ひぃっ…」
後ろから声がした
背からして2年生、女の人。
「初めまして。日火影 日臨(ひかかげ にちりん)です。タイムsの」
タイムs…あぁ、世見の言ってた…
「初めまして、時代ちゃん。」
いやいや、握手してる暇ないって。
- Re: タイムs ( No.20 )
- 日時: 2012/06/06 20:57
- 名前: 日吉 侑 (ID: r5VGwxxq)
最後の(握手?)ってどういう意味???
そこが少し分からなかったです><
あげあげ〜↑↑
- Re: タイムs ( No.21 )
- 日時: 2013/06/19 11:21
- 名前: カルメン (ID: mk2uRK9M)
彼女は大人っぽい、目元できっちり切ってあるお姫様みたいなサラサラな髪を垂らし、微笑んでいた。
「驚かしてしまったかしら?」
「あ、いえ…大丈夫です。どうしたんですか?」
まるで吸い込まれそうなくらいに彼女の瞳はキレイ
彼女の薄く紅い唇が歌いだすかのように動く
「今々を助けに来たのよ、あなたは?」
そうだ、ここで話している時間がもったいない。
「どうするんですか…?」
今々を助けたい。自分の気持ちはわかっている。
「まあ見てて。」
彼女は嬉しそうにまた笑う。そして、扉を開けた。
静かに、ゆっくりと…そして強く。
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