二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- MH【another disastr】お詫びとお知らせ
- 日時: 2012/05/02 22:24
- 名前: ただの敷島クルル (ID: DYKeE8.j)
突然ですがお詫びと連絡があります。
本日をもってこの作品を中断します。
理由としては世界観の矛盾、心理の矛盾です。
いままで楽しみにしてきた方、本当にごめんなさい。
この作品が今まで長くやれたのは貴方達のおかげです。
次回作はすでに考えてあります。
レイさんが主人公です、この作品読者も喜べるような作品に必ず仕上げます。
変更点
・設定に基づいて世界観を二つの大陸にする。
・心理描写等の変更。
・がんばる
以上です。
よろしければ次回作も宜しくお願いします。
次回作の情報は主人公がレイさん、ストーリーとしてはシューラに会うまでの話しにしようかと思います。
では、次会うときは、ほかの作品で。
最後に。
「ありがとう、みんな。」
こんにちは^^
ただの敷島クルルです。
モンハン小説が書きたく、ここのサイトに来ました!
なるべくリアルにしようと心がけます。
この小説のサブタイトルは、another disaster、
日本語訳は、[他の厄災]ですね。多分
モンスターハンター3rdのストーリー最後のボスにちなんでこの名前にしました。
さて!
登場するモンスターは、皆大好き 2ndGや、3rd!
果ては フロンティア のモンスターまで出ますので
そこの貴方!
見たことないモンスター満載ですよ?
じゃあ行きますか!、まずはあらすじ!!
あらすじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
六年前、「「旧ユクモ村」」を襲った大嵐。
主人公、シューラは、その大嵐に巻き込まれた。
村人は半数以上は死亡。
そんななか逃げ遅れたシューラが見た、黒く、大きな龍。
その龍を狩るため、シューラはハンターになることを決意する。
そしてハンターになったシューラに自分と似たような境遇を持つ女性ハンター、レイ=グライスが仲間になりユクモ村を目指す。
そこに居たのはユクモ村ハンター、レンテツ。
家の事情で天下無敵の狩人になる事を誓ってユクモ村に来た彼は、腕は確かだが性格に難があった。
そんな彼を仲間にしたいと思ったシューラだったがことごとく馬鹿にされ、無理だと思ったが、凍土でギギネブラをどちらが早く狩るか、を競い、見事勝利。
その途中過去の葛藤を乗り越えたレンテツが仲間になり順調のように見えた。
帰り、霊峰近くを通った三人は、【嵐の龍】を発見し、同時にジンオウガも発見する。
登場人物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シューラ:17才、人間(男)片手剣使い
レイ=グライス:22才、人間(女)太刀使い
レンテツ :43才、人間(男)ガンランス使い
ロッズ・バレー:19才、人間(男)温泉旅館の長男
コノハ :18才、竜人(女)受付嬢見習い
ギィギ :一歳未満、飛竜(雌雄同体)幼竜
[登場人物紹介]
シューラ
周りに比べたら力はあまりないが、そこを知識で補う頭脳派ハンター
と、いいつつも大型モンスター等はあまり知識がないので、ハンターとしては素人。
しかし力は無いが運動神経と決断力もあるので、これによって救われた仲間も少なくは無い。
レイ曰く「成長が楽しみなハンター」の一人。
好きな食べ物はポポノタン
嫌いな食べ物はザザミソ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レイ=グライス
狩りの町ドントルマで迷っていたシューラと出会った女性ハンター。
狩りの腕も一流、根っからの天才ではなく努力する天才なので良く人に気に入られがち。
しかし本人が人付き合いが得意なほうではなく自分が興味を持った人間しかと話さないため、彼女と仲のいい人は少ない。
実は幼いころ両親友人をある飛竜によって殺害されており復讐のため、ハンターをしている。
好きな食べ物はガブリブロース
嫌いな食べ物はシモフリトマト
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レンテツ
元は東の国にある武道の家柄の長男で、将来を有望視されていたが本人が家を継ぐのを反対、その理由は周囲からの期待や嫉妬の声が多く、それを全て黙らそうと有名なハンターになることを誓う。。
そして、長らく人と接しない山籠りを若いころしていたため人付き合いは超苦手。
そのため周囲と対立することもしばしば・・・
しかし最近は・・・周囲ともコミュニケーションが取れ、過去のイメージは取り払われつつある。
好きな食べ物オニマツタケ
嫌いな食べ物砲丸ネギ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コノハ
元気な新人受付嬢。
ドントルマで働いていたが、異動を食らいユクモ村へ、丁度シューラのハンターになる手続きをしたので、シューラの事は良く覚えている。
性格はゲリョスの閃光よりも明るい。
好きな食べ物は女王エビ
嫌いな食べ物はオニマツタケ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロッズ・バレー
温泉旅館の一人息子。
六年前の厄災の生存者、周りからはその気さくな態度で人望が多い、何でも信じちゃうのでシューラによく利用される
好きなもの、熟成キノコ
嫌いなもの、特産タケノコ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギィギ
シューラが凍土で拾ったギギネブラの幼体、シューラがしつけをしているせいか人に噛みつく事は少なくなった、知能は高いらしい。
好きな食べ物、生肉
嫌いな食べ物、人の血(シューラにしかられる)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一話からがページまたいでしまったので初めての方はページ2以降からお願いします。
それでは行きましょう、are you Ready?
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- Re: モンスターハンター3rd【another disastr】 ( No.115 )
- 日時: 2011/10/13 20:49
- 名前: ただの敷島クルル (ID: 1OHGFOUy)
今日も疲れたなぁ・・・。
家で荷物置いた後は温泉行こう、絶対行こう。
今思えば四日間風呂に入って無かったわけだしね。
あー汚い汚い、レイさんとかレンテツさんも我慢してたのかな臭い・・・。
「あちゃー、やっちゃったなぁ・・・」
「何をやっちゃったんだ?」
扉を開けてしばらく沈黙。
「あ、あのレイさん?」
「なんだ?」
「な、何をしてるんですか?」
「あぁ、勝手にすまない、君の為に料理を作ってたんだ、食事は久しぶりだろうから腕を振るうつもりだ。」
「いやぁ、わざわざすいません。・・・・・・・・いやいやいやいや!?悪いですって!そんな!」
「目覚めてからの君はテンションがおかしいな・・・もしや勝手に料理を作ったからか!すまない・・・。」
「あ、いえ、料理は凄い嬉しいんですけど、身体大丈夫ですか?」
レイさんは村の人から話を聞くに、眠っていた僕の世話をずっとしてくれていたらしい。
その上今日クエストで渓流中を走り回ったんだ、疲れてないはずがない。
「大丈夫。・・・では無い、正直このまま寝てしまいたい。」
「じゃあ僕がやりますって!寝てていいですよ!」
「だが、君はあまり料理が得意ではないだろう?」
「う・・・。」
その通りだ。
このユクモ村に来てからは一人で自炊をするはずだったんだけど周りの皆が良くしてくれて、僕が料理を作る機会はあまり無かった。
「まぁ私のお節介だ、君には栄養を付けてもらわないとだしな。」
「ごめんなさい。」
「何を謝る?私だって君に恩があるんだ、このくらいさせてくれ。」
それでも否定する自分が胸の奥に居たけど、鍋から香る匂いでその自分は消えうせた、きれいさっぱり。
「ってこれ前に狩ったイャンクックとかランポスの食材ですよね?」
「あぁ、保存されてたものを一気に消費した、そろそろ危なそうだったんでな。」
そう言いながらレイさんは尖った木の枝にイャンクックの皮やナンコツを刺していく。
「これくらいなら出来そうですよ?」
「お、ありがたい、ではシューラはこれをやっておいてくれ。」
「はい、・・・って、結構多いですねぇ。」
「イャンクックのものもそうだが何より小型の鳥竜種の食材が多いな、あの密林で獲ったのか?」
「なつかしいですねそれ!、はい!そのクエストが僕の初クエストなんですよ。」
「酒場で君を見たのを思い出したなぁ・・・雰囲気に似合わない少年が居たからな。」
「あの時は必死でしたよ、ハンターナイフを強化する鉱石や素材を手に入れたのに肝心の加工屋が見つからなくて・・・。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たわいも無い話しをしていた。
もう一カ月にもなるレイさんとの出会い、そうゆう話しとか、お互いモンスターについて話したり。
「あ、レイさん終わりました。」
「お疲れ、君はそこで休んでるといい。」
「いや、でも、」
「君だって眠いだろう?さっきからまぶたが一人で閉じかかってるぞ?」
「・・・お言葉に甘えます。」
「それがいいよ。」
ベッドに横たわる。
レイさんには感謝だなぁ、なにからなにまでしてもらってる。
寝がえりをうったらギィギが居た。
ごめんギィギ、お前と最近遊んで無かったね。
指で軽く撫でる、が反応無し。
・・・寝てるかな?
今思えばお前とあって結構経つね、勝手に連れ出して、仲間殺して、
お前のこと連れ出して良かったのかな?
「ギィギ」
「なんだお前起きてたのか。」
微笑みながらささやく。
ギィギを知れば飛竜の生態も分かるかもしれないしね。
・・・そういえば、成長しないなお前。
大きくはなってるけど、大人見たいにはならないな。
普通の飛竜、たとえばリオレウス、リオレイヤとかならもう立派とまではいかないけど十分大人に近い大きさと姿をしているハズ。
お前はなんで成長しないんだ?
「なんで?」
「・・・ギィギ?」
「って、聞いても分からないよね。」
大きな声を出さないせいかさっきから眠気の波が来ている。
・・・目を閉じてみる。
予想通りまどろみへ陥る。
なんかもう、考えるのがアレだ・・・・もう、あぁ・・・・眠い・・・
そこで意識は消えた。
- Re: モンスターハンター3rd【another disastr】 ( No.116 )
- 日時: 2011/10/14 21:10
- 名前: ただの敷島クルル (ID: BmxuFWGD)
意識が戻る。
そういえばあのまま寝ちゃったんだっけ僕。
レイさんに何もかもさせちゃって・・・
って何やってんだ!手伝え僕!!
「おはよーございます!!」
「あ、シューラさん起きましたね、おはようございます。」
「おぉシューラ起きたか。」
??
「あれ?コノハさんにレンテツさん?どうしてここに?」
「どうしてもこうしてもレイさんに呼ばれたんですよ?今日夕ご飯シューラさんの家で食べないか?って。」
「拙者もだ、久しぶりにこういう食事も悪くないなと思ってな。」
「いつ頃ここに来ました?」
「すこし経ったな。」
「おじさんが最初に来ましたもんね。」
「おじさんとはなんだおじさんとは小娘。」
「だぁかぁらぁ、私にはコノハっていう名前がですね!?」
「拙者にもレンテツという名前があるわ!」
うん、二人は放っておこう・・・。
ところでさっきからレイさんの姿が見えないけど・・・
「ん?シューラ起きたのか、おはよう。」
レイさんが外から出てきた。
「おはようございます、すいません一人で全部してもらって。」
「気にするな、初めから一人でする予定だった、ほら、シューラも食べたらどうだ?」
レイさんが手に取った串、そこには僕が付けたイャンクックの皮やナンコツが刺さっていた。
「うわぁ!焼いたらこうなるんですか!?凄い良い匂いします!」
「そうだろう?そうだろう?自信作だ。」
「では、いただきます。」
獲ってから日が大分たったから味が心配だったけど・・・
「滅茶苦茶おいしいですねこれ。」
「良かった、味付けは心配だったんだがその様子じゃ大丈夫そうだな。」
「え?何か言いました?」
「・・・いや。」
食べるのに夢中で少し話すのを忘れてた。
いやぁ!これ本当おいしい!皮の脂に味が付いてて、しかも柔らかいったらもう!
「・・・さて、皆揃ったな?」
レイさんが声のトーンを変えて話す。
それは狩りの時のような集中しているときの声だ。
レンテツさんもそれに気づく、コノハさんは・・・食べ物をおいしそうにほおばっている。
・・・太るんじゃないかな?
「太りませんよ!!なんですかその目!!」
「ごごごごめんなさい!!!!」
清々しいほどにバレてた!!
「コホン。」
「あ、すいません。」
「近いうち、ジンオウガ討伐に向かう。」
「「!」」
僕を含めこの場の全員が目を見開く。
「勝手ながら、ジンオウガが霊峰から降りてきている今、この村は非常に危ない状態だ、皆も知ってるだろう?」
その通りだ、もう旧ユクモ村の近くまで来ている。
いつこの村に来ても大丈夫だろう。
「向こうが来る前に先手を打つ、異論はあるか?」
僕は・・・突然言われたから焦ったけど、近いうち倒さなきゃなのは確かだ。
皆は今度こそ、僕が守る。
「拙者は賛成だ、シューラをこのような目にあわせた奴を放っておけぬ。」
「わかった・・・シューラはどうだ?」
「僕は・・・」
あの時僕は負けた。
持てる技術全部使ったつもりだったけど、負けた。
そんな相手にまた勝負を挑むなんて馬鹿にしか思えない。
でも、僕が居なかったら・・・考えたくないけど、皆死んじゃったりするかもしれない。
そんなのはもう嫌だ。
「行かせてください。」
「いい返事だ。」
微笑み、僕を見据えるレイさん。
「死ぬなよ?」
「死ねませんよ、次は、次からは絶対。」
「よし!じゃあ皆!今日は沢山食べろ!レンテツ!酒を持ってこい!!」
「承知!!」
レンテツさんが凄い早さで立ち上がり集会浴場の方へ消えてく。
・・・っていうか。
「お酒僕まだ飲んだこと無いんですが・・・。」
「あのぅ・・・私も。」
僕とコノハさんが小さく手を上げる。
僕は実際は飲んだことはある、お父さんがおいしそうに飲んでたものを一気に飲んで、ぐるんぐるんに酔った。
「それよりレイさん、眠くありません?ほらさっき眠いって。」
「それなら大丈夫だ、もう心は宴の準備だからな。」
「あ、そうですか・・・。」
こりゃ僕も飲まされるのかな・・・?
「拙者到着!!」
「早い!そして沢山持ってきましたね!!」
「うむ、ドリンク屋に無理を言って奪ってきた。」
「ダメですよ!?あっちも商売ですからね!?」
「大丈夫だ、許可は得た。」
「あぁ・・・それなら、」
「支払いは・・・シューラ付けで。」
「怒りますよ!?!?」
「冗談だ冗談!!」
レンテツさんも冗談言うんだ・・・知らなかった。
「それじゃ私は飲む方じゃなくて飲ませる方ですね!伊達にドントルマでハンターさんたちにお酒ついでませんからね。」
コノハさんが立ちコップにお酒をトクトク入れる、それを皆に渡す。
「あれ?コノハさんも飲むんだ。」
「はい!少し早いですけど大人の階段登っちゃいますよ!?」
「すこしコノハさんのテンションもおかしい!」
「コホン、では皆、ジンオウガ討伐の前の腹ごしらえだ、じゅんびはいいな?」
「うむ!」
「はい!」
「大丈夫です!」
「では行くぞ?」
「「「「かんぱーーい!!」」」」
- Re: モンスターハンター3rd【another disastr】 ( No.117 )
- 日時: 2011/10/15 21:53
- 名前: ただの敷島クルル (ID: OqJDBjCZ)
なんでこんなことになっちゃったんだろう・・・。
目の前には睨みあうレイさん、レンテツさん。
そして、酔い潰れているコノハさん。
嗚呼、どうしてこんなことに・・・。
ーーーーーーーーーーー遡ること数十分前・・・。
「おぉ、なかなかの出来だな、この酒は。」
「あまり飲みすぎないでくださいね!ドリンク屋さんがかわいそうですっ。」
「こんな時くらい良いだろう、ほら、注げ。」
「・・・まったく、酔い潰れても知りませんからねおじさん。」
「拙者はそんなやわに出来てはいないわ。」
皆で乾杯したあと、それぞれお酒を飲んだり料理を食べたり各々自由な時間を過ごしていた。
「レイさんはお酒はいいんですか?」
「私か?・・・まぁ、飲めないことは無いが・・・。」
「じゃあ飲みましょうよ!せっかくコノハさんが注いでくれたんですよ?」
「それは飲んだ、だかこれ以上は・・・。」
「まぁまぁ、僕が注ぎますね、・・・おっとっと。」
「君がおっとっとを言ってどうする、私のセリフだよそれは。」
「あ、すいません。」
「・・・先に断っておくが、どうなっても知らないからな。」
「もしかしてお酒に弱いんですか?レイさん。」
「そうゆうわけじゃない・・・いや、そうともいえるな・・・ブツブツ。」
と言いつつお酒を口に運んだレイさん、僕でも飲めたくらいだからレイさんなら大丈夫だろう。
「・・・。」
「?どうしました?」
「酒を持ってこい。」
・・・?
ん?
「酒を持ってこいシューラ・・・。」
なんだかレイさんの様子がおかしい。
顔真っ赤だし、どうしたんだろう、
「あ、あのーレイさん?どうなっても知らないって言いましたよね?いいんですか?飲んで。」
「あぁ、大丈夫・・・私は正気だよ?シューラ?」
ゆらぁ、とこっちを向くレイさん。
絶対正気じゃないよこの人!
「ごめんなさいレイさん!お酒苦手だったんですね!?ほら、横になりましょう!。」
「・・・ぅぅう、ひっく・・・ぅう。」
「え!?ちょ!どうしたんですか!?僕なんかしました!?」
突然泣き出しちゃった!!
初めてレイさんが泣いてる所みた・・・かわいいなぁ・・・。
じゃなくて!!
え!?なに!?僕なんかした!?
「あーシューラが泣かしたー。」
「僕じゃない!・・・いやそう言いきれないけど何で僕が!?」
「えへへー、悪い子だー。」
「コノハさんもべろんべろんですね!!」
だめだこの人、コノハさんも酔いやすいんだ・・・。
とりあえず目をそらす、とにかくレイさんを寝かせないと・・・
「ほらレイさん、ベッドで少し寝ましょう?ね?」
「・・・シュ、」
「?シュ?」
「シューラァー!!生きててよかったぁぁぁ!!」
「うわっ!」
突然抱きつかれた!
何!?何なのこれ!
そして視線に入ったベッドでこっち見てるギィギ!
助けてよ!
「レ、レイさん?僕はちゃんと生きてますよ?」
「うん。」
「うんて・・・ほら、僕も帰ってきましたから寝ましょ?」
「嫌だ。」
「嫌って・・・離れてもらえません?」
「もっと嫌だ。」
村長、この事態どうしたらいいんでしょうか。
ってかこの体勢なかなかきつい、僕が両腕でレイさんを受け止めてて、両肘で体重を支えてる。
これ解いたらその・・・レイさんの上体がダイレクトで僕に乗っかるわけで・・・
「とりあえずレイさん離れましょ、ほら、僕に抱きついちゃってるみたいになっちゃいますよ?」
「・・・私は。」
「?」
「私は君が寝ている間、ずっと手を握ってた、でも握り返してはくれなかった。」
あれ?もしかして正気に戻った?
よかった、あぁよかった。
ーーーーーーーー不意にレイさんの手が僕の両手を優しく掴んだ。
「あ、あの、レイさん?」
「寂しかったぞ私は!四日間、当たり前のように過ごしてた仲間が、君が!急に動かなくなってしまって・・・。」
「・・・。」
「もう、大事な人には死んでほしくないのに、また死んじゃうのかなって。」
「・・・あ。」
多分、
レイさんは、子供の頃のあのトラウマが蘇っちゃったんだろう。
大事な人が死んじゃうこと。
僕もそうだった、
当たり前のように過ごした日々が一瞬で崩れる。
レイさんにとって今回の事は、そうゆう事だったんだ。
「・・・ごめんなさい、レイさん。」
「ぅん?」
「朝、一番最初にお礼言うべきでしたね。」
「もう遅い。」
「あははは、・・・ごめんなさい。」
ーーーーーーーーきゅっとレイさんの手に力がこもる。
「?レイさん?」
「・・・抱きしめてくれたら、許す。」
・・・は?
「あ、あの、正気・・・ですよね?・・・ってあいたたたたた!!痛い!痛いです!」
酔ってるよ!やっぱり!
「君だって私が手を握っても握り返さなかった、どれだけ寂しい思いをしたと思ってるんだ。」
「・・・、わかりました、後悔しませんね?」
「しない。」
一応抵抗があったら考え直したんだけど、即答された。
どうやら抱きしめないと話しが進行しないらしい。
って抱きしめるってなに!!
生まれてこのかた母さんに抱きしめられたことしか無いよ僕。
抱きしめるって・・・その、どうやるの?
えと・・・えぇと・・・。
とりあえず恥ずかしいから、レンテツさんとコノハさんの方を見る。
あっちは丁度次のお酒を取りに集会浴場へ消えていったところだった。
バレなくてよかった・・・。
「もたもたしてると私からやるぞ。」
「それは今ホント勘弁してください。」
まず体勢が体勢だ、今僕がレイさんを仮に抱き寄せたとすると色々な意味でダメ!ダメだよこれは!
今のレイさんのテンションはなにしてくるかわからないし!
あっちからさせることは阻止しないと!
とりあえずレイさんの両肩を掴んだまま起き上がる。
「で、では・・・。」
ぎこちなく両手を開いてみる。
それでなんの抵抗も無しに僕を見つめてるレイさん。
・・・
心臓が暴れだす。
自分でもおかしいくらい。
モンスターと戦ってる時も心臓が高鳴ってるが、それとは違う高鳴り。
これ、なに?
なんなのこれ。
・・・ふとレイさんの目を見る。
まっすぐな瞳。
高鳴る鼓動。
え?なにこれ。
ーーーーーーーーってバカバカ!今のレイさんは正気じゃないんだから!酔っぱらってるんだから!いいの!パッとやってすぐ終わらせる!
「ごめんなさい!」
僕はレイさん、彼女の背中に手を回し自分の方へ寄せたーーーーーーーー。
- Re: モンスターハンター3rd【another disastr】 ( No.118 )
- 日時: 2011/10/15 22:17
- 名前: ただの敷島クルル (ID: OqJDBjCZ)
優しい匂いが鼻腔をくすぐる。
レイさんの身体は驚くほど軽く、少し驚いた。
でもしばらくこうしてると気にならなくなる。
レイさんの腕がスス、と背中を軽く走る。
「もっと。」
「え?」
すぐ横で聞こえるレイさんの声。
「もっと強く抱きしめて。」
「・・・。」
それは僕もあった。
やましい気持ちとか、そうゆう気持ちは何も微塵も無くて。
ただただ、心配させてごめんねって。
「あっ・・・。」
決断は早かった。
もう自分でもよくわからない。
ただレイさんを安心させようと頑張ってるつもりだけど、どう考えても常軌を逸してる。
けど。
そんなのもどうでもいい。
僕は少し力強く引き寄せていた。
さっきみたいな胸の高鳴りは消えた。
そのかわりずっとこうしてたいなって、そんな気持ちが芽生えてきて。
あぁ、僕も酔ってるのかなぁ・・・。
「お二人ともぉ、仲がよろしゅう事ですねぇ。」
レイさんとは逆の方から、それも凄い近くで聞こえた声。
「コノハさん!?」
レイさんからやんわりと凄い早さで離れた。
ってかコノハさんも酔ってるんじゃないの?
「あ、私今べろんべろんですよぉ?」
自分から言ってきた!
「それよりもシューラさん、おじさんが変なの。」
「おじさん?」
一瞬迷うがすぐレンテツさんだと理解した。
というかレンテツさんをおじさんて・・・口が裂けても言えないよ、そんなこと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おぉう、シューラか、拙者は眠いぞ。」
「レンテツさん、それじゃ寝ましょうか。」
「それは駄目だ!せっかく今もらってきた酒が飲めない!」
「いや、そこは返しましょうよ。」
この人も重傷だ、しかもかなりの。
「よしシューラ、ここで早飲み対決はどうだ?」
「いきなりですねぇ・・・でも身体に危ないですよそれ。」
「大丈夫だ、美味いから。」
思考もおかしくなってるらしい。
「どくんだシューラ、私が代わろう。」
「レイさん?」
「今私は気が立っている・・・、無性に酒を浴びたい気分でな・・・。」
なんか黒い邪気みたいのがみえるんですがレイさん。
「ほぉ?レイ、拙者に挑むか。」
「さっきまでシューラに用事があったのに・・・、貴様のせいで。」
酔ってるとしても怖い、怖いです。
この事態は止めなきゃ!
コノハさんを探す。
「ぅうん、むにゃむにゃ。」
ベッドで酔い潰れてた!!
「行くぞ?レンテツ。」
「望むところよ、今回は拙者が勝たせてもらおう。」
「それはどうだろうな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー現在に至る。
レイさんとレンテツさんが大盃に波々入った酒を飲み始めた。
ーーーーーーーーーん。
ちょっと僕もめまいしてきた、最初飲んだのが今になって効いてきたのかな・・・。
酔って寝るなんて初めてだ。
思った以上の眠気でさっき寝たのが嘘みたい。
意識が混濁するまでに時間はかからなかった。
・・・。
おやすみ・・・みんな。
おやすみ・・・・・・・。
- Re: モンスターハンター3rd【another disastr】 ( No.119 )
- 日時: 2011/10/20 19:01
- 名前: リオレウス ◆Fw1tc86TY2 (ID: mVHy..WT)
酒飲み過ぎwww
スッゲー和む話
体調に気をつけて頑張ってください(*^^)v
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