二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【復活しました!】わたしとあなた【ポケスペ】
日時: 2011/09/23 11:14
名前: 大庭 (ID: fa55u0nR)

おひさしぶりです大庭です。
はじめましての方、はじめまして!
以前ここで筆記していた大庭と申します。今後ともよろしくお願いします。
前にここで筆記をしていたのですが、スレが恐ろしい程何回も消えてしまう事件があり、しばらくは別の場所にいました。

えーと、それでは……ッ
クリックありがとうございます(`・ω・´)きりりっ

前回や、前々では
ポケノベでは1万HIT、カキコでも2万HIT本当にありがとうございます^^


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最低限のルールを守ってくれればいいです
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Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.25 )
日時: 2011/04/07 19:28
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第130話 ゆうやけこやけ、またあした


———夕焼け小焼けで日が暮れて


ワカバ公園の木々がうっそうと茂る奥の奥
誰も来ないと思っていたのに







「っ……」
「誰か泣いてるの?」

もうすっかり太陽が沈んで、夕日が昇る頃
自分と同じ茶髪で銀と蒼の混じる瞳をした人に出会った
その人には、ついこの前会ったけど、どちらも覚えていなかったようだ

「そんな所にいたら、危ないよ?」
「…………あ、ぶな…………くな、い」

その女の子は、白いワンピースに身を包んでいて、どこか大人っぽくも見えた
年齢は自分よりは上だと判断した

女の子独特の優しい音色の声で言われた言葉は、震える女の子……マイによって断られた
目には先ほどより、ずっと多く溜まっている涙が見える


「あ、ほら。遠くでお寺の鐘が鳴ってる。もう帰らないと! 家はどこ?」
「ひ、ひとりで……いけ、ます」
「遠慮しないで! ほーら、掴まって!」

女の子はそう言いながら手をマイに伸ばした
しぶしぶ、と云った感じで手をとるが、すぐに離してしまう
うーん……警戒心が強いなあ。と女の子は思っているのか、目線が空を仰いでいる

「あ、そうだ! お姉ちゃんが、今ピッタリの歌を歌ってあげる!
 だから、元気だして?」
「おうた?」
「うん、お歌! 夕焼け小焼けって知ってる?」

知らないよ。そうゆう風に首を横に振る
そんな素っ気無い態度にも笑顔で接するその子の名前はユウナ


「ゆーやけ こやけで ひが くれてー」
「…………(綺麗な歌声)」




その歌が歌い終わる頃にようやくワカバ公園の森から抜け出した
はじめは表情が硬かったマイは今では、ほんの少し、緩んでいたようにも見える

「ほら、お家あんな「おーい! マーイっ!」……あ、お友達?」
「い、いえ。違います」

今度は自分から何か言い出そうとしたのに、なんというタイミング
前髪がはねた男の子が思いっきり手を振って二人に駆け寄ってきた
マイの言葉が聞こえたらしいのか、男の子は少し眉を上げて、強い口調で言った

「オレ等、友達だろ! たくよー」
「照れ屋さんなのね、あなた。あ、ところで……もしもし」

ユウナがマイに何か言おうとした直後、電話がかかってきた
その間に男の子……ゴールドがマイに色々と文句を言っていた

「お前、オレと遊びたくなくて逃げたんだって?」
「え、と……そんなはずない……わけでもないでもない……です」
「どっちだよ! お前、オレのこと嫌いなのか!?」
「嫌いじゃ、ないです?」
「疑問系かよ! まったく、今日はせっかく……「ごめんなさい! 私、帰るね! バイバイ!!」

今まで電話をしていたユウナが走り出した
あの方向は、ワカバのポケモンセンターの方向だ

「あいつ、名前なんていうんだ?」
「分かりませんけど……良い人でした」

マイの目線はユウナが走って行った方向で、どこか寂しげだった
うー。と今度は困ったようにゴールドの眉がハの字に変わる

「あー、もう! 帰るぞ」
「一人で帰りま…「オレと行くの!」…分かりました……」

取りあえず、この重たいような空気から逃れるように大声を出した
ゴールドにしては、いい考えかも。しれない
帰る、という言葉に反応を見せたマイ、帰る場所があって嬉しいのだろうか


「ゆうやけ…こやけで……」

不意にマイが小さくて掠れるような声で歌いだした
その声を逃さないのが、ゴールドだったりするのだが……

「やーまのおてらのかねがなるー! だろ?」
「知ってるんですか?」
「ったりめーよ! ワカバっ子なめんなよ」

意味がわかんない。という代わりに目線をすっかり沈みきった空を見る
その間、何かゴールドが講義した気もするが覚えてない




◆◆◆


「……なに、思い出してんだ。オレ」

一人横たわるベットの上でゴールドは苦笑いした
隣にいるのは自分の相棒とオーキド博士から貰った「たまご」もう少しで生まれるかな
なんて思っていると、たまごのそばにいたエイパムのエーたろうがつんつん、とつついていた

「こーら、やめろって」
「ぱむ?」

頭痛に絶えながら言うゴールド、本気で言っているわけでもないのでエーたろうは
つんつん、を続ける
はあ、と諦めたようなため息と共にマイが出て行ったドアを見つめる

その姿は、どこか昔のマイと同じ瞳をしていた





(早く戻ってこねえかな)

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.26 )
日時: 2011/04/07 19:29
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第131話 same

「クリスさん、すいませんでしたっ」
「あ、頭を上げて、気にしてないから、ね?」

虫取り大会でマイを発見したアヤノだったが
可笑しな賭けのせいで(関係は無いと思うが)取り逃してしまった
という報告をするためクリスがボランティアとして働いている塾に来たアヤノ

相当な自信があったのか失敗して肩を落としてかなり落ち込んでいる
そんな可愛い弟子を見てクリス。
何かいい案が思いついたのか、人差し指をアヤノに向けてこう言った

「ジョウトに来たなら、少し観光してきたらどうかしら?
 いかりの湖、なんてオススメするわ」
「え、でも……私、失敗したのに」
「いいのよ、それに……なんだかもう吹っ切れたし、ね?」

あまり言いたくなかった事実を口にするクリス、はう。と声を小さく出すアヤノに
申し訳ないのか、ごめんなさい。と謝った
まさか憧れのクリスからの謝罪に驚きを隠せないアヤノは手を顔の前で何度も交差させ、動揺している



「それじゃあ、気分転換という事で……行ってきます」
「ええ、楽しんできてね」


折角のクリスの誘い、というか提案を断るわけにもいかないので
見た目、元気に塾から飛び出してきたアヤノ
ジョウトにきて捕獲した新たな‘家族‘のギャラドスに飛び乗りクリスの提案してくれた‘いかりの泉‘に行ってという


◆       ◆       ◆

「チョウジの近くにある、と聞いたけど……」

ウロウロとしているアヤノの所にイカにも怪しい男が一人、近寄ってきた
こうゆう所は鋭いアヤノ、キッと睨み付けるが相手は引き下がらない
もしかしたら勘違いしてたかも、と少し反省したのかじっと見てやると
男がさらに近寄ってきた

「お譲ちゃん、この薬買わないかい?」
「いいです」
「安くしておくか「い い で す」そうかい」

路上セールスマンだった。
慣れているのかキッパリと断ったアヤノを悔しがる男
そさくさと逃げていった
ボールの中から、そんな光景をみているフィアことロコンとギャラドス
二匹同時にため息をつく

「まったく……あら? この看板……この先にあるのね」

呆れていて、目線を少しばかり動かしたら看板を発見
分かりやすい。いかりの泉までの地図が載っているではないか

「あら? なにかしら、この注意書き」

一番したの行に赤い文字で目立つように書いてあった文字
【中央ゲートを通らないように、偶にお金を取られることがあります】
何これ?と誰もいないのに尋ねるアヤノ、かなり危ない

「所謂、かつあげ? かしら」

どうやら地図と赤い文字によると中央ゲートの横にある
設備されていない方の西側の草むらを通れ、と書いてあった

「まあ、しょうがないわね」

真面目なアヤノ
しっかりと注意書きを守る

(マイだったら確実にかつあげされるわね)

されている姿を想像すると自然と笑みがこぼれる
そんな主人を見て、またため息をする家族たちであった

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.27 )
日時: 2011/04/07 19:30
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第132話 一騎当千

未だアナログテレビに向かって一言

「いかりの泉……」

チョウジタウンのポケモンセンターの一角でコウは小さく声を漏らした
どうしたの? そう言いたいように傍にいたブラッキーが首をかしげながらコウの腹に乗ってきた

「苦しいって……ああ、もう舐めるなよ」

僕は心配なんだ、マスターのこと
そんな思いがコウに届くわけでもないのに元気づけるように舐める
コウもコウで嫌と言ってはいるが顔はなんとも嬉しそうな顔だった

「今、人気のスポットか……行きたいか?」
「!」
「よし、じゃあ行こうか」

部屋を借りていたわけではなく、ただ休んでいただけなので支度をする必要がなく言いながら歩くコウ
その後ろをテコテコとおぼつかない足取りで歩くブラッキーは今にも倒れそうだった

「無理すんなよ…………よっと」

見かねて抱き上げると幸せそうに目をつぶるブラッキー
しょうがないな、と言いながら抱きかかえるのはいつものことで
この行為、もはや恒例といえよう




「ん? あの長い髪の女……アヤか?」

ポケモンセンターを出てすぐに発見したのは長い髪を揺らしながら何かを読んでいるアヤノだった
看板に書かれていることを読んでいるせいか、腰を少し落として読んでいた

(大人っぽいよなあ)

コウは声をかけることもなく、ボーと眺めているとアヤノが立ち上がる
お。なんて思っていたら看板の近くにあったゲートをくぐっていった

「あいつも行くのか?」

コウも急いでアヤノが見ていた看板を見て読む
なるほどな。と内容をしっかりと理解し、先に進む






と思ったのに

「……オレ、お金ありません」

見事なかつあげをくらうコウの姿が
あれ? おかしいぞ、オレ。とでも思っているのだろうか視線が四方八方に行っている
汗もタラタラと流しているブラッキーを抱えている手にも汗がにじんできている

「あ、はは。す、すいません……まじで、勘弁してください」
「それは困るなあ? オレたち、これ仕事なんで」

コウに迫って着ながらいう男が一人
その男が来ている服には赤い文字で[R]とでかい文字で書かれていた

(こいつ、ロケット団? でも、解散したはずじゃあ……)
「おいおい、ボーとしてんじゃねーぞ?」

じっ、と10歳男児の平均身長より明らかに低いコウを睨み付けるロケット団の一人
コウの紅く光る瞳を見つめる

「……お、なんだ持ってるじゃねーか」
「通っていいですよね」
「ああ、いいぜ」

実はコウ、ものすごい怖がりさんなんだZE★
えふんえふん……と、まあ上に書いた通りマイ以上の怖がりでしぶしぶ
現金を渡した、金額は1000円で10歳児にはキツイ金額だった




(ああ、ちくしょう)
((オレのばかやろう))
(((オレがんばれ!)))

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.28 )
日時: 2011/04/07 19:30
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第133話 47 AG Argentum Silver 銀 しるばー シルバー 

怒りの湖———名前とは裏腹に碧く輝く神秘の湖
碧く輝く理由は空の色ではない、湖の中に住む大量の‘ギャラドス‘の色からきている
その所為で‘ギャラドス湖‘とも呼ばれている

つい最近までは‘コイキング‘ばかりの名所だった
しかし、ある出来事により急速な進化を遂げてしまったのだ

【碧】中に【紅】が混じっている
ある人は進化をしていない唯一のコイキング
ある人は——————


「赤いギャラドス?」
『ええ、そうよ』

寝転がっていたベットからゆっくりと起き上がりながら答える
‘紅’い髪の少年、シルバー
電話の相手はクリスタルことクリス

『知ってるでしょ? ありえない進化伝説』
「ああ……それで、オレに何の頼みだ?」
『あ、わかっちゃった? そう、それでお願いなんだけど』

シルバーはクリスが自分に電話をしてくる時は何かの頼み時と判断しているのでクリスが態々言う必要がない

『いかりの湖に行って状況確認をしてほしいの』
「アヤノとかいう奴に任せればいいだろう?」

電話越しにクリスは苦笑いしているのか少し間があいた

『少し失敗したらしくて……遊休とでも言えばいいかしら
 それで休みをとらせたの』
「そうか……わかった」
『でも、アヤノも向かったんだけどね』

がくり、と肩を一瞬だけ落としたシルバーだが直ぐに立ち直り玄関に向かう
その際長い髪を結んでいたゴムをとりポケットにしまった
とったと同時に女性には堪らないサラサラとした髪が揺れる

「場所は……チョウジタウンだよな」

誰に言うまでもなく言うと自分の飛行タイプポケモン……ヤミカラスの脚に掴まり
まっすぐと飛んでいった



(マイには会えるのか……)

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.29 )
日時: 2011/04/07 19:30
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第134話 不安と独占欲


「……マイのやつどこに行ったんだ?」

たった独り……とは言えないが何故か独りのような気がする
異様に広く感じるだけでさっきとは変わらない
ゴールドが寝ているベットから備え付けのテレビは見えない位置にあるので
マイがどこに行こうとしたのか分からなかったのだ

口は悪いが根は良い奴。それがゴールドだった

「畜生め、これが慣れってやつなのかよ」

ゴールドが言う慣れというのは時差ボケのことを示す
マイはすでに一回トリップしているので慣れている(とゴールドは思っている

「エーたろ、リモコンとってくれよ」
「ぱむ? ぱむっ!」

いきなりの問いかけに首(と尻尾)を傾げたが直ぐに理解しリモコンをとった
とった。と言ったが器用なのは手先より尻尾なので尻尾でとった
そっちの方が楽だという、本人談

「ん? ここの湖は……あの有名な饅頭が売ってる……まさか」

まさかマイのやつ此処に行ったんじゃ……と嫌な予想から背中に汗が流れる
そういえばさっきからヒノアラシことバグたろうの姿が見えない

「ウーたろう、おめぇバグたろう知らないか?」
「……」

ガサガサと己の葉を揺らし慌てる仕草を見せる
あん?と(軽く)病人のくせに酷く威厳があるように見えた
主人という立場だから当然なのだが……

「…………エーたろう、何か知ってるな」
「ぱむ!?」
「おいおいおいおい」

明らかな同様にゴールドもベットから飛び起き逃げようとしたエーたろうの
首根っこをつかみ掲げるように自分の顔の方に向ける
そしてまたまた備え付けのペンを尻尾に持たせると知ってることを書かせる
エーたろうによって書かれた(解読ほぼ不可能の)文字を読む

「ま、いが……つれてった……マイがつれてったぁ!?」
「……ぱむ」

あーぁ。とでも言っているのか首を横に振るエーたろう
知らなかった、てかいつの間に!? とでもこちらでも思っているのかゴールドが再びベットにもぐりこむ


(マイのやつ……浮気したら承知しねぇ!!!)
(ぱむむ……)


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