二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【復活しました!】わたしとあなた【ポケスペ】
- 日時: 2011/09/23 11:14
- 名前: 大庭 (ID: fa55u0nR)
おひさしぶりです大庭です。
はじめましての方、はじめまして!
以前ここで筆記していた大庭と申します。今後ともよろしくお願いします。
前にここで筆記をしていたのですが、スレが恐ろしい程何回も消えてしまう事件があり、しばらくは別の場所にいました。
えーと、それでは……ッ
クリックありがとうございます(`・ω・´)きりりっ
前回や、前々では
ポケノベでは1万HIT、カキコでも2万HIT本当にありがとうございます^^
[>始めての方
最低限のルールを守ってくれればいいです
オリキャラ逃げてな人は【戻る】連打
[>お知らせ
[>お客さまは神
★=お友達 ☆=大常連さん ●=常連さん ♪=訪問してくれた方
★ミニモネさま くうさま 涼香さま まっさん ミュウさま
☆秋空さま レッドさま 鱒鳥さま 妃女癒さま
●あかりさま キョウさま 夕空さま 黒魔さま 優香さま cacao.さま
♪野獣好きさま ルナさま ヨッシー王さま サイダーさま 工場長さま 雷電さま アポロさま 翡翠さま
トビさま 風里さま 弥勒さま ゆずきさま 丸やまんさま ザポテチさま ピクミンさま 風羅乃さん むきゅ〜さま 秋桜さま ポケモンヲタクさま
[>連載
第1章 >>18
第2章 >>19
第3章 >>20
第4章 >>21
第5章
第6章
第7章
第8章 >>33
第9章 >>55
第10章 >>64
第11章 >>79
第12章 未定なう
第181話 >>80
第182話 >>81
第183話 >>82
第184話 >>83
第185話 >>84
第186話 >>85
第187話 >>86
第188話 >>87
第189話 >>88
第190話 >>89
第191話 >>
第192話 >>
[>外伝
第1話 >>90
第2話 >>91
第3話 >>92
第4話 >>93
第5話 >>94
[>短編
[>イメソン
マイ
>>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100
ゴールド
>>101
[>登場人物
マイ >>102 コウ >>103 アヤ>>?? ユウユウ>>104
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.80 )
- 日時: 2011/04/07 20:02
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第181話 ラブラブカップルのry
「ん〜やっぱり普段着が楽だよ」
「そうだよな。肩こるし……」
ぐっと背伸びしながら廊下を歩くマイ。隣では肩をグルグルとまわすゴールド。
ピカピカに磨かれた廊下の先には階段。そしてそれを上っていけば、バトル会場。
澄み切った青空の下で爽快にバトルが出来る。
「バトル会場まであるなんて、すごいよね」
「ああ。でもよ、ここのトレーナーふたり組みって感じしねえか?」
「そういわれてみれば……」
キョロキョロと見渡すと、どこもかしこもダブルバトル状態。
「ダブルバトルかー……」
「んだよ。オレと不満か?」
「そっそんなことないよ! た、ただ——」
口元に手を当て困り顔。一歩前に出てゴールドはマイの顔を不満そうな顔で見る。
慌てて両手で顔の前を何度も交差させ、違うよ! といい、そこまで来て言葉が詰まる。
「ダブルバトルってコンビネーションとか必要なんでしょ? ポケモンとか、わたしたちとか……」
「あー。それは問題だな。そういやオレまともにバトルしたことねえし」
珍しく正論を述べるマイに、そうだなーと考えるゴールド。
なかなかいい案が出ないのか、迷いはてる。
「ここはやっぱりお前が行くべきだと思う——」
「……わーお」
シングル戦でもいいんじゃないか、と思った矢先、ふたりの前に大きな影が。
ふたり組み。どうやらカップルのようだ。
「ボーイにガール? あたし達と勝負しないかしら?」
「望むところです!」
「オレの台詞!」
ハイテンションで話を持ちかけてきた女性は、20代前半といったところか。
腰まである金髪のロングヘアーを可憐に揺らす。
どこで火がついたのかマイの目が燃えている。ゴールドの言葉からいくとゴールドが言おうとしていた台詞を取ったらしい。
「可愛い子たちじゃないか。ボーイ君の名前は?」
「オレはゴールド。こっちはマイっス」
「マイちゃんにゴールドくんね……覚えたわ。あたしはコレット」
「トムだ。以後、よろしく」
握手をするゴールドとトム。その様子を一歩後ろに下がっているマイが黙ってみている。
そんなマイをみたコレットは長身な身体をゆっくりと降ろし、マイと視線をあわせ、微笑えんで落ち着かせた。
「トム、あたし達の実力みせてあげましょう!」
「ああ! 身体は2つ、心は1——「早くはじめてください」……わかった、行くぞ!」
ぐだぐだと話をしようとするトムに催促をするゴールド。ある意味すごい。
トムは赤く染めた長い髪をかきあげると、コレットからボールを受け取り空へと投げた。
(シキジカ!)
(し、しきじか?)
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.81 )
- 日時: 2011/04/07 20:03
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第182話 恋人? 違う違う!
トム……トム・ハンクスはシキジカというジョウトには未発見のポケモンを繰り出した。
例えるならば、オドシシとキリンリキを足して割る感じだ。
「かっかわいい!」
「そうかあ?」
「かわいいのー!」
「……はいはい」
ぴょこぴょこと跳ねるように各トレーナーに設けられた何の変哲もないステージを走るシキジカは、もう一匹の相方を待っている様子はない。
逆に自分だけでいける! と言いたいように思える。
「さあ! ツタージャちゃん出てらっしゃい!」
「かっわい〜い! ゴールドあれかわいいよ〜!」
「そうか? そうだな、かわいいかわいい」
トムの相方、コレットはツタージャという蛇が二捉歩行している緑色をしたポケモンを繰り出した。
しかし、このシキジカとツタージャ仲良が悪いのか視線が合ったと同時に火花を散らしている。
「んもう! 相変わらずの仲ね! 私たちとは大違いよ」
「まあまあ……って何シキジカとツタージャ勝負してるんだ!?」
「おいおい……キャラ濃いなあ」
キャピキャピといちゃつくふたりにゴールドのこめかみに血管を浮かばせた。
それを見たマイは、慌てた様子で「サクッとやっちゃお!」とベルトに手をかけボールを取る。本気の目じゃない辺り、ゴールドに気を使っているのか。
「バクたろうとリューくんでいいか?」
「ん、だね」
コクンと頷いてボールをステージ上に投げ入れ、続いてゴールドを投げ出した。
「リューくん! シキジカに竜の怒り!」
「ツタージャに火炎放射だ!」
(はわー! ゴールドが戦ってる! 新鮮だよ〜!)
青と赤の光のような光線がシキジカ目掛けて混じり合う。
喧嘩中で気づかなかったので、クリティカルヒット。
しかしレベルの差と相性をよくわからないで攻撃をしたので、倒れた体を勢いづけて立ち上がる。
逆にツタージャには効果抜群で中々立ち上がることは出来ない。
「どーだよ? オレの実力」
「バクたろうのじゃ……わわごめんごめんっ睨まないでよぅ」
「おめえは相変わらず弱いよなあ……睨まれると」
けらけらと酒に酔ったように絡むゴールド。厄介。
肩をばしばし叩かれるマイはただ黙るしかない。
「ツタージャ! つるのむち」
「シキジカ! 突進だ!」
「やっべ! バクたろう避けて火の粉」
「リューくんも避けてドラゴンダイブ!」
図体的にはバクたろうやリューくんが有利。
それに素早さもあるから余裕に避けることが出来た。
一気に四匹の技が出たもんだからステージにはもんもんと煙りが立ち込める。煙りが次第に消えると数個のクレータが出来上がっていたのが見えた。
果たして四匹の運命は?
「ツタージャ!? お疲れ様」
「シキジカまで……よくやった。お疲れ」
(いやほぼ仲間内で……)
バクたろうの攻撃はしっかりとツタージャに当たる、しかしシキジカの攻撃まで当たったのだ。
そして、リューくんのドラゴンダイブも見事に当たったのだがツタージャのつるのむちまで喰らって倒れてしまったのだが——トムとコレットは知らない。
「いい勝負だったよ。ありがとう」
「えっと、こちらもです……あざます」
悔しがることなくふたりはその場をあとにした。
マイとゴールドは、初めてのダブルバトルでの勝利を内心だけで嬉しがっていた。
トムとコレットの立ち去り方が漢らしかったからだろう。
(もうすぐで着くなー)
(本当? じゃあ部屋いこっか!)
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.82 )
- 日時: 2011/04/07 20:03
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第183話 涙は絶対に枯れない
「もうすぐでジム戦かあ〜どんな人が相手なんだろ?」
「確かだけどよォ、なんでも体格がすっげーやつらしいぜ? そんでもってポケモンたちも鍛え上げられてるとか」
ベッドに腰掛けてボールの中にいる仲間を見ながらマイは呟く。身支度を着々と済ましながらゴールドはマイを脅しかけるようなニヤつけた顔で言う。
「ええ! こわいの?」
「さーな? まっオレなら……オイオイオイオイ! 泣くなよ! 嘘だから! マイならいける!」
「本当に?」
ただでさえ人間関係は苦手なのに、戦う前からそんなことを言われたもんだから良からぬ予想でもして泣き出したではないか。
変わってねェなあ、なんて腰に抱き着いて来たマイの頭を撫でながらぼやく。
流石に泣き出した時には、らしくない焦りを見せてしまったが。
「たりめぇだろ! だから泣くなよ、なっ?」
「……うん」
背中に回された手に力が入る。あの″R″のことが原因か、精神が狂ってしまっているのかもしれない。
もちろんゴールドは″R″を知らないので、変わってないと思っているわけで。
仕方ないという表情で、身支度をしていたリュックから財布を取り出した。
残金を確認して、一言。
「よしっじゃー泣き止んだらアイスのひとつやふたつ奢ってやらァ!」
「アイス! 泣き止んだよ! よし行こう! アイスこっちに売ってたよ!」
顔が引きつりながら笑顔で言ってやると、さっきまで泣いていたのが嘘のようにマイが泣き止み、ゴールドの手を掴んで部屋の外へ出る。
***
「おいひー」
「はいはいよかったですね」
「ありがとーゴールド」
「……どういたしまして」
三段に積まれたアイスを器用に舐めて落とさないマイ。
はじめ絶対落とすからカップにしろ、と心配したゴールドにとびっきりの笑顔で、大丈夫! と宣言された。
そして今も、甘ったるい声色で礼を言われる。体温上昇と共に、残金ピンチがどうでもよくなった瞬間である。
「じゃっ部屋戻るぞ」
「うん! あ、一口食べる?」
片手でアイスコーンを持ち、片手はゴールドに握られているという何と言う親子状態だ、とツッコミをくらいそうだが、マイは全く気にしてないのかアイスをゴールドの口元まで手を伸ばして運ぶ。
「…………ん」
「えへへー。おいひ?」
にっこにっこして幸せ満開のマイに、ある意味幸せを掴み取ったゴールド。
そんなふたりに、とある主の声が聞こえた。
否、直接的に脳に伝えられてるような、そんな声が。
〈ねえ、聞こえる?〉
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.83 )
- 日時: 2011/04/07 20:03
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第184話 神なんて敵じゃない
<ねえ、聞こえる?>
凛としたような、けれど少年っぽいキーの高い声が聞こえた。
否、”脳”に直接呼びかけられた。
「な、なんだァ?」
「けほっけほっ」
部屋に入ろうとした手がドアノブを掴んだまま驚くゴールドに、アイスを勢いよく口の中に入れてしまって咽るマイ。
そんなふたりを主は、先ほどとは変わって少しばかり慌てた口調で謝罪を述べた。
<ご、ごめん! まさか、そんなに驚かれるとは>
「たく、誰だよ。マイー大丈夫かー?」
「けほっ……ん、だいじょぶ。もしかしてミュウ?」
<せーかい!>
背中を何回か摩られて咽が止まり、マイは礼を述べた。
すると、マイは声の主を当ててみせた。
ピコンッと妙な効果音と一緒にミュウが言葉を紡いだ。
立ち話もあれなので、部屋に戻って話すのか固まっていた手で再度ドアノブを回し部屋に入る。
声は聞こえても姿は見えないのだから、外で話してもおかしな風景になるだけだ。
<それでさ、本題。マイ、君は"R"と闘ったね? 結果はどうだったんだい?>
「なんでそれを……負けたけど」
(負けた? マイが?)
そしてミュウは、声のトーンを低くして真面目に話した。
その内容はマイにとっては厳しい現実だし、ゴールドに至っては全く理解できないものだった。
ミュウは少し考えてからまた声を発した。しかし、その声は最後までは聞けなかった。
<そっか……でも"R"は強いからね、仕方な——>
「そんなのっそんなのかんけーない! わたしが弱かったから! 負けたくないし、もう負けない!」
ポケモンの神さまのような存在でさえマイは構わない。
自分の正義を突き通すなら神も関係ないのだから。
その根拠のない叫びにミュウは黙るだけで。そんな重い沈黙を破ったのはゴールドだった。
「マイらしいな。その正義、オレは嫌いじゃないぜ?」
「えへへ。褒められたー」
「褒めてない」
「えっそうなの……」
言い切ったマイの肩をぽんぽんと叩いて、ゴールドは自分を指差した。
それからゴールドたちはいつもの調子に戻るんだからミュウは飽きれているかもしれない。
ミュウは最後に、と前置きをしてから、こう述べた。
<マイは"単純馬鹿"で何気に"喧嘩っ早い"からね。ゴールドは喧嘩腰だし……だから色々と不安もあるけど>
「おいこらミュウ」
「ゴールド……落ち着いてー」
酷い言われようだがマイは気にしてないようだ。単純だから。
<でもふたりとも"友達思い"っていうのは知ってる。たとえ友達じゃなくてもひとを助けようとしてしまう。それが——危険ってこと知ってほしいんだ>
「どうゆうこった?」
<ん〜なんていうか、ひとは見かけによらないっていうでしょ? それだよ>
「ふーん」
「マイ、絶対分かってないだろ」
「わ、わかってる!」
ミュウは、またしてもこのふたりのペースに嵌められて何もいえない。
忠告をしに来たのだろうが、意味がなかった。
やはり、彼らは見守っていくのが一番なのだから。
何者にも動じないその心があれば、案外簡単に試練を乗り越えてしまうのかも。そんなことを思うミュウであった。
「あれ? ミュウの声がしない?」
「帰ったか。挨拶くらいしろよなー」
ゴールドもゴールドで、神に逆らってしまうのか。
いや、逆に今度はゴールドがマイに影響されたのかもしれない。
(あれ、島じゃないか!?)
(わー! もう着いたんだ〜!)
- Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.84 )
- 日時: 2011/04/07 20:04
- 名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)
第185話 教育的指導は仕事というより趣味に近い
「んー! やっぱ地面はいいねー」
「だな。まだ足元ふらつくぜ」
「なんか気持ち悪い……」
超豪華客船を降りたふたりは久しぶりの地べたに動揺を隠せない。
マイに至っては、今になって船酔いをしているし。
吐くなよ、と砂浜をひょこひょことおぼつかない足取りで後ろにいるマイにゴールドは声を掛けた。
「でもッこれでミカンさんのお使いものができるね」
「ああ。万能薬を持って帰ってバトルだ!」
「おーっ」
右手で拳をつくり、左手を天高くあげてマイは気合い十分だ。しかし、そんなマイに負けじと砂浜を走るひとつの人影が。
着いた時にはすっかり夜で、うまく見えなかったが、その陰を新月が映してくれた。
「……今の時代にタイヤを引き回して修業なんてする奴がいるんだな」
「わたしドラマでしか見たことない……わっ、こっち来た」
「おーい! そこでなにをしているんだー!」
飽きれはてゴールドは目が、ウザいと語り、マイはマイで飽きれていた。
月明かりに点されて見えたひとは、柔道着を下半身でしか着ていない危ないひとで。
ギョッとマイがすればゴールドが慌てて目をふさいでやった。
「君ィか弱い女の子を、こんな夜に連れ回して……一体どんな破廉恥なこと——」
「しねーよ!!」
タイヤを引きずり回して疲れているので、息が荒い。
そんな奴にゴールドは、思わず相手が言っている途中に声をあげて叫けび、マイを自分のふところに寄せた。
これは教育に悪いと、流石のゴールドも判断したのだろう。
「……じゃあ何故こんな所にいるんだ?」
「オレたちは旅してんだ。そんで今さっき船から降りて来たつーわけだ! 以上!!」
ふむ、とまだ納得出来ないようだが疑っても仕方ないと、口に出してまで言うと、また会おうと何処かにまた走りに行ってしまった。
「ゴールド……」
「ん? どうした」
「苦しい」
ずっと抱きしめられていたような状態できつかったからかマイは別の意味で酔いそうだった。急いで解放してやると、大きく空気を吸い込んだ。そんなに苦しかったのか。
(センター行こうか)
(開いてるかなあ)
(大丈夫だって! さ、行くぞ)
(はーいっ)
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
この掲示板は過去ログ化されています。