二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼×緋色の欠片
- 日時: 2012/09/26 13:48
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
はい。
初めましてな方もそいうでない方もこんにちは。
またさくらが何か始めたで。と思っている方もいると思いますが
薄桜鬼、緋色の欠片好きの方には読んで頂きたいです
二つの有名な乙女ゲームですね
遊び感覚で書いていくので「なんやねん、これ」な心構えで読んでもらえると嬉しいです←ここ重要
二つの時代がコラボする感じです
あたたかい目で見守ってやって下さい
それではのんびり屋のさくらがお送りします^^
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- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.67 )
- 日時: 2013/03/26 21:55
- 名前: 彩音 (ID: Gd7LnyXy)
またまた更新しちゃいます!
こんばんは。先ほど読み終わった彩音です(^-^)
相変わらず素敵な文章ありがとうございます。
見てて全然あきないのは私だけでしょうか?
さて、つまらない話はここまでにして…
前に私もシリアスな小説を書いてるといいましたが、
なかなか感想がこなくて少し困ってます(T_T)
けど、いつかさくらさんが私の小説を見にきてくれることを待って今一生懸命書いてます!(調子のりすぎました……すいません(>.<))
さくらさんもこれからも頑張って下さい!
私も頑張ります!
よければ、私の方も見にきて下さい(^o^)
ではまた……。(長くなってすいません!)
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.68 )
- 日時: 2013/03/27 11:46
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
よ、さくら!
更新してるね。
私の方も「紙ほか(新)」のほうで、『夏目友人帳』の二次小説
やってるよ。
是非来て下さいな♪
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.69 )
- 日時: 2013/03/27 11:59
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
さっ、さささささくらぁぁぁぁっ!!!
い、いいいいいいいっいま……はぁ。落ち着いた。
今、シリアスダークの某小説に書かれていた、さくらのコメントを
呼んで、心臓飛び上がったんだよ!!
さくら、双子だったんだね。
しかも男と女!
私もなんだ。男と女の双子で、私が姉。
弟の方が身長高いから、よく姉弟の立場が逆転するんだけどねwww
こんな感じに↓
友人A「ねぇ、メガネかけてる●組の男子って、兄ちゃんだっけ?」
桜舞姫「だーかーらー……弟だっつのっ!!!」
いやはや偶然とは恐ろしい…
はっ、長文になってしまった!
じゃ、またな(^.^)/~~
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.70 )
- 日時: 2013/03/27 19:49
- 名前: さくら (ID: MmCaxbRG)
彩音さん
面白い小説でしたよー^^
時間とか書いてあると臨場感があって良かったです
更新お互い頑張りましょうね
桜舞姫ちゃん
にゃんこ先生がかっこいいことしかわからないけど、
読んで大丈夫だろうか…
でも妖怪とかの話が好きだからまた読みにいくよ^^
おおおおっ
縁っていうのは不思議なもんだねぇ
私は妹になるんだけどね
双子の兄が一人。
私の身長を奪ったかのように馬鹿でかいよ笑
私は逆に
「さくらちゃんってしっかり者やんなぁ。あの子は弟?」
「ううん。兄貴(それ前にも言ったし…)」
「あれ、そうやった?」
↑みたいな感じ笑
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.71 )
- 日時: 2013/03/27 20:07
- 名前: さくら (ID: MmCaxbRG)
青く光る炎がゆらゆらと揺らめく。
闇夜に浮かぶその光は幻想的だった。不可解な動きを繰り返し、光は一つ、二つと数を増やしていく。ゆっくりと移動しているその炎は人影を中心に揺らめいていた。
「…この気配は…珠紀…?」
大きな雲が月の下を横切っていく。辺りに光が戻るとその人影の白い髪が絹のように輝いていた。
「ふぅ…三条はもう少しだ。気を抜くなよ」
「あ…?」
複数の人影が町中を密かに歩いていたときだった。一人の男が後ろを振り返り声を上げる。
「何だ、どうした」
「いや、今火の玉みたいなのが見えたような…」
「火の玉だぁ?…そんなのどこにもねぇじゃねぇか」
「確かに今そこに…」
「黙って行くぞ。三条大橋には新撰組がいるらしいからな」
男は首を傾げながら後ろをもう一度振り返った。青く煌く炎はもうどこにもなかった。
「寒くないか、珠紀」
「はい。何とか…」
原田率いる隊は三条を目指して歩いていた。
九月も末に迫り、夜ともなれば冷え込むようになってきた。季節が冬へと移ろうとしている。
吐き出す息の白さに季節を感じて珠紀は手を擦り合わせた。
着物はどこからでも空気が入ってくる。特に袴はスカート同然だ。冷気を全身に感じて珠紀は体を震わせた。
「皆さんは凄いですね…原田さんはお腹、冷えないんですか?」
羽織を着ているが腹が丸出しの原田を見つめて珠紀は心配そうに問うた。
「もう京の寒さには慣れたからな。どうってことない。それに人より体のつくりは頑丈だからな」
飄々と言ってのける原田に感心した。
昔の人は寒くてもそれを耐えることを選んできた。そのおかげか体が頑丈なのだろう。
自分達の時代とは違う部分に珠紀は感嘆する。
「お、着いたな」
目の前に橋が見えてきた。夜であるためその全貌はわからないが、とても立派な橋だ。
橋を渡る手前に看板がいくつか並んでいる。
「これが制札。お上のお達しが書かれたもんだ。これを引っこ抜く奴等を取り締まるのが俺達の役目だ」
原田は橋に到着すると隊士達に下知を飛ばして警護の体勢を取る。
一晩ここで警護をすると聞いていた珠紀は身を引き締めた。自分が何かの役に立ちたい。そう申し出て許可をもらったのだから何かしなければ。
珠紀も隊士と同じく制札の周りに立つ。
昨日の雨で氾濫した川は轟音を上げて濁流となり流れている。
少しでも川縁に近づいて足を滑らせれば川に飲み込まれてしまうだろう。
珠紀はあまり川に近づきすぎないようにした。
「そう言えば…火の玉がどうとか、お前知ってるか」
「あぁ、制札の周りに火の玉が飛んでたんだろ?」
隊士たちの話に珠紀は黙って聞いた。
「本当に火の玉がでるのか?」
「さぁな。けど夕べの隊士達は何も見てないって聞いたぞ」
永倉の隊が昨夜警護の番だったが、これと言って異変はなかったらしい。制札を抜こうとする者も出なかった。
ただの噂だ、と隊士達は一笑してその話は終わった。
だが珠紀はどうも引っかかってならない。最近外には無害だと思っていたカミに混じって強力な力を持つ妖を見つけることがある。危害こそ加えてこないが、そこに存在するだけで周りに影響を与えているようで、あまりいいことではない。
珠紀はそっと心の中でオサキ狐に声をかける。
いつどんなことが起こっても対応できるようにオサキ狐にも協力してもらうつもりだ。
声をかけると元気の良い声が返ってきて珠紀は安心する。
緊張した空気が更に冷気を濃くしているようで、珠紀はそっと手に息を吐きかけた。
昨日降った雨のおかげで空は澄み、月は明るい。これならばどんな人が来ても相手を確認できる。
珠紀が何気なく見つめていた民家の影が動いた気がした。
目を瞬いてもう一度見ようとすると、突然その影の数が増える。
「でやぁああぁぁぁぁっ」
珠紀が声を上げるより先にその影は動いて、こちらに向かってきた。
それが人だとわかったときには合戦が始まる。抜刀して向かってきた浪士は容赦なく斬りかかって来た。
「おーちゃん!」
珠紀が叫ぶと足元が光る。青い閃光が向かってきた男の顔に直撃した。
男はもんどりうって気絶してしまった。それを見ていた浪士達は珠紀目掛けて刀を向ける。
「相手はまだいるんだぜっ!」
ひらりと珠紀の前に立った原田は相手を威嚇するように持っていた槍を大きく振り回した。
そして相手を確実に倒していく。他の隊士も応戦してその場は騒然となった。
数人を取り押さえていると血走った浪士がひとり珠紀に一閃した。
すんでのところでそれをかわした珠紀はまずいと思った。
「あっ…」
昨日の雨で地面はぬかるんでいる。それに足を取られて、体の均衡を崩した。
珠紀は咄嗟にオサキ狐を呼んで目の前に迫る浪士を蹴散らしたが、視線を走らせても掴まるようなものは何もない。
ゆっくりと傾く視界をただぼうぜんと見つめるしかなかった。
オサキ狐に助けを求めても、あの小さな体では頼めない。
視界の端で原田が気付いて声を上げたのが見える。だが、もうすぐ近くには濁流が迫っていた。
駄目だ。役に立とうと思っていたのに、これでは役に立つどころか足手まといだ。
嫌。こんなところで、私———!
どぼんっ
「珠紀——!!!」
原田が川縁まで駆け寄るが、この川の速さでは飛び込むことはできない。
「珠紀——!!珠紀——っ!!!」
濁流に珠紀の影は消えていた。何とかしようと原田が羽織を脱いだときだった。
原田の脇をもの凄い速さで黒い影がすり抜ける。
「焔よ、我が障害を燃やし尽くせ———」
その影が川に飛び込んだときだ。
目も眩むほどの光がさした。だがそれも一瞬で次の瞬間にはその光は炎にかわる。
川の中心で巨大な炎が暴発した。飛沫が舞い上がり次に烈風が押し寄せる。水が蒸発する激しい音が辺りに響いた。
川縁で目の前に燃え盛る炎を呆然と見上げていた原田は飛び上がった飛沫を頭から被る。
「何だ…一体…」
目の前の光景に誰もが目を見張った。
川の中心で激しく燃え盛っていた炎はしだいに静まり、全貌が見えてきた。
川の水はなくなり、轟音を立てていた濁流もどこかに消えている。
目を凝らして川だった場所を睨んだ。
「けほっ、けほけほっ!!」
「大丈夫か、珠紀」
珠紀は遠のきかけていた意識を引き戻して、目に映る人物を見上げた。
輪郭を崩している視界は徐々に鮮明になっていく。月光を受けて輝く白い髪。月のように優しい瞳の色。ようやく珠紀はその人物が誰なのか理解した。
「ゆ、祐一先輩…!?」
「無事で何よりだ。立てるか」
抱きとめるかたちで祐一は珠紀に優しく促す。珠紀は自分の足で立つと、周りを見渡して目を丸くした。
「あれ、私川に落ちて…あれ?」
「周辺の川を燃やした」
「燃やしたって、えぇ!?」
「ここにいればまた川が流れ出す。その前に川辺に戻ろう」
耳を澄ませば川上から水の流れる音が近づいてきていた。あの濁流が押し寄せてきているのだ。珠紀は急いで川辺に上がった。
「大丈夫か、珠紀!」
駆け寄ってきた原田が羽織を珠紀に着せてやる。後に続いて川縁に上がってきた祐一に一同はざわめきたった。
すると上流から激しい音を立てて濁流が川を流れてきた。
「お前は、一体…」
何者かを問おうとした原田は殺気を感じて振り返った。今の騒ぎで浪士達から気を逸らしていたせいで、捕縛した数人を解放している人物に気付くのが遅れた。
原田は咄嗟に槍を持ち替えて逃げようとするその人物に向かって槍を投げる。
顔を隠していた布を槍で裂くと、一瞬こちらを振り返った。
「えっ…」
「お前っ…!」
覆面をしていた人物は月光に照らされてよく見て取れた。
珠紀と原田は驚きのあまり踵を返して立ち去ろうとするその人物を追いかけることも忘れてしまった。
数人を取り逃がした原田は捕縛した浪士を縛り上げると、複雑な面持ちで珠紀と祐一を振り返る。
「とりあえず、屯所に戻るぞ。そっちの奴も話は帰ってから聞かせてもらおうか」
祐一は黙って原田に従った。
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