二次創作小説(紙ほか)

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FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+.
日時: 2020/06/29 12:15
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: s9PJfNZh)

初めまして
ドロップと申します

フェアリーテイルの小説を書くのは初めてです!
なので、キャラが崩壊するかもです
この小説では、ナツル—を中心に恋愛系になる予定です

では、よろしくお願いします

※題名少し変更しました!

.+*お客様*+.
みすず様
黒陽様
りんごあめ様
紫苑有栖様
マリネ様
きょん様
明瑠海様

.+*番外編*+.
ジェラエル
「君と一緒にいられるだけで」 >>13
「この想いが罪だとしても」 >>73
ガジレビ
「あなたのために強くなる」 >>48 >>49
グレジュビ
「いつだって、あなたのそばに」 >>95
ナツルー
「君の触れたものすべて」 >>116

Re: フェアリーテイル 君との思い出日記  〜ルーシィに眠る力〜 ( No.23 )
日時: 2014/08/16 18:43
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: YiZPkx73)


ねえ…ナツは、あたしが他の人と二人きりでいても平気なの…?


「ルーシィ」


あれ…ナツ?

でも、なんか…周りがボヤボヤしてる……


あ、そっか 夢かぁ……

あたし、ナツのこと好き過ぎじゃん


夢にまで、ナツが出てくるなんて…



「ルーシィ?」



……夢だったら、少しくらい甘えてもいいかなぁ…?



「……ナツ…」



そう言うと、あたしはナツをぎゅうっと抱き締めた。


夢だったら、好きってバレてもいい

嫌われる心配もない


夢が覚めたら、もうずっと一緒にいられない


ナツが泊まるようになって、家にいるのが楽しくなった

両親が亡くなった悲しみも和らいだ

笑ってる時間が増えて、ナツのことがもっと好きになった


あの誰か分からない声を思い出すと、不安になるけど……
ナツが側にいたら、安心して寝られた

暖かいナツの身体に包まれていると思うと、平気だった



「……ルーシィ…っ。離せ…」


「イヤ。離れたくない……」



離れたくない…夢の中くらい、許して

ナツは、きっとリサーナのことが好きなんだね


これ以上、何も望まないから

だから、夢の中くらい甘い恋をさせて…



「……好き…」


「……? ルーシィ何言って…」


「あたしが好きなのはナツだもん…。ずっと、一緒にいたい……」



自然と、涙が流れてきた。

……ごめんね、許して



「………!?」



ナツの唇にそっと口づけをする。

ごめんね、ナツ


もう止められないの

夢が覚めたらちゃんと諦めるから…



「……ナツ…ナツ……ナツ…」



愛しい君の名を呼ぶ。


もう、あたしの中はナツでいっぱいなの

この想いを無くすことはできないけど…

ナツに幸せになってほしい



「………ナツ……バイバイ…」



なんだか、眠くなってきた

もうすぐ、夢が覚めちゃうんだろうな……



「叶うことがないとしても、ずっと想ってる……」



もう、叶うことはないだろうけど

夢の中でナツを独り占めできて嬉しかった…


……ナツの幸せはあたしの幸せ

ナツがリサーナと付き合うことになったら、今すぐに笑顔で『おめでとう』なんて言えない


……待ってて

笑顔で君の幸せを心から喜べるまで


あたしも強くなる

一人でも大丈夫なように


君との思い出は永遠に消えないから


………たくさんの笑顔を、ありがとう

Re: フェアリーテイル 君との思い出日記  〜ルーシィに眠る力〜 ( No.24 )
日時: 2014/08/16 20:54
名前: マリネ (ID: nWfEVdwx)

どうも、最初のプロローグ?で
驚き(好きだとぉ?!)躊躇しつつも
続きを読んでコメントしましたマリネです^ - ^

続き楽しみにしてます!

Re: フェアリーテイル 君との思い出日記  〜ルーシィに眠る力〜 ( No.25 )
日時: 2014/08/16 22:21
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: YiZPkx73)

マリネさん
え、驚きでしたか!
驚いてもらえるなんて…嬉しいです(…なんか変なこと言ってる?)

イヒ☆ 脅かすの大好きです←
い、意味が違いますね ごめんなさい

なんか、久しぶりのコメント…って感じで舞い上がってます

あ、呼びタメオッケーなんでタメでいいですよ
敬語って微妙に疲れますし……

コメントありがとうございました!

Re: フェアリーテイル 君との思い出日記  〜ルーシィに眠る力〜 ( No.26 )
日時: 2014/08/19 23:07
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: YiZPkx73)


「………ん…ぅ」


なんか…苦しい……?


あぁ…夢、覚めちゃったんだ……

もう、ナツのことは諦めなきゃ…


「…って…ぎゃー!! なんで!? なんで上に乗っかってんの!?」

「んぁ…? 起きたか、ルーシィ…」

「いいからどきなさいよ! なんで乗っかってんのよ!?」


あたしが叫ぶと、ナツはやれやれと降りた。

…クソ… 人の気持ちも知らずに…


「お前のせいだろ?」

「……は…?」


何を…言っているの……?

頭が痛い。
何を言っているのか、全く分からない。


「なぁ、お前本当なのか?」


突然ナツから発せられた言葉。

何か分からなくて目が点になる。


心なしか、ナツの顔がほんのり赤い。

そして、なぜか唇を手で覆っている。


「オレのこと、好きって…」

「……え? 何を言っているの…?」

「は? 急に抱きついてきて、しかも…」


そこで、ナツは黙ってしまった。

あぁ、あたしは甘かった。
ナツの言動を見れば、分かることだ。


……あれは、夢じゃなかったんだ…


「…違うから」

「は!?」

「夢を見てたの! あたしの好きな人の夢」


…自分の気持ちに嘘をつくって、苦しいな…


本当は、好きって言いたいよ……


「……ごめんね」

「好きな奴って誰だよ?」

「………」


言えるはずがない

言ったら、いけない


あたしは、無言でトイレに入った。


「おい! ルーシィ!」


ガチャ


「はやっ! つか、なんで着替えてんだよ!?」

「あたし、ギルドに行く前に行かなくちゃいけないところがあるの」


あたしは、無理矢理笑顔を作った。


「おい、待てルーシィ! そんな「じゃーねっ!」


あたしはナツの言葉を遮り走り出した。


雨が凄い勢いで降ってたけど、傘とかどうでもいい。

どうせなら、このドロドロした気持ちを流してほしい。


「…どうしよう」


ナツだったら、あたしを追ってくるかもしれない。

ナツの鼻が効かない場所…。


……シャラ…


その時、ふとネックレスが目に止まった。

そこには、ベルティにもらった指輪が通してある。


「洞窟…!」


あの洞窟なら、鼻が効かないって言ってた…。

あたしは、無我夢中でそこまで走った。

Re: フェアリーテイル 君との思い出日記  〜ルーシィに眠る力〜 ( No.27 )
日時: 2014/08/21 10:51
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: YiZPkx73)


「はあ……」


洞窟の奥へ入ると、あたしはそこに座り込んだ。

それと同時に涙が溢れでてきた。


「……ナツのバカ…」


なんで好きって言えないんだろう……

もう、会いたくない


「バカで悪かったな」

「……え」


少しムスっとした声。
あたしが聞き間違えるはずがない。

この声は………


「……ナツ…来ないで」

「は? なんでだよ」


あたしの言葉を聞かず、ずかずかと近寄ってきた。


「なんでここにいるってわかったの…」

「鼻が効かないのは洞窟の中だけ。ここまでの道は分かるし。ルーシィもバカになったなー」

「いいわよ、バカで」


本当にバカ

ナツが来てくれて嬉しいって思っちゃうなんて


「なんで泣いてんだよ」

「や…来ないで」

「…俺のせいか?」


ナツはそう言うと後ろから抱き締めてきた。

優しく…包み込むように


「離れて…」

「やだ」

「ナツはリサーナが好きなんでしょ!」


あたしが思わず叫んでしまった。

ナツは、ビックリしてポカンとしている。


キライ、キライ

好きでもないくせにこんなことしないで


「なんで追いかけてくんの!? リサーナが好きなんでしょ」

「…ルーシィ」

「リサーナはあたしと違って素直で可愛いしね。ナツの気持ちもよくわかるよ」

「ルーシィ!!」


ナツの大声に驚き、あたしはうつむく。

それと同時に、また、一筋の涙がこぼれ落ちた。


「何よ…」

「さっき言ってた話、嘘だろ」

「嘘じゃない!」

「俺はちゃんと聞いた。お前が俺の名前呼んでたのを」


あぁ、やっぱりもう誤魔化せない。


『あたしが好きなのはナツだもん……』

『……ナツ…バイバイ……』


なんで、バカのくせに思い出すの


「…あたしのことは気にしなくていいよ」

「は?」

「ナツが幸せになれればいいから…バイバイ」

「おい!?」


あたしはナツの手を振り払い、走り出した。

でも………


「うっ……」


急に目眩がして、倒れこんでしまった…。


「だから言っただろ。そんなに熱あるのに走るな、って」


ナツは…なんであたしの体調に気づいたの?

期待しちゃうのが怖い……


「よっと」


ナツは、あたしをお姫様だっこの形で持ち上げた。


「………」


ねえ、ナツはなんであたしを助けてくれるの…?


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