二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+.
- 日時: 2020/06/29 12:15
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: s9PJfNZh)
初めまして
ドロップと申します
フェアリーテイルの小説を書くのは初めてです!
なので、キャラが崩壊するかもです
この小説では、ナツル—を中心に恋愛系になる予定です
では、よろしくお願いします
※題名少し変更しました!
.+*お客様*+.
みすず様
黒陽様
りんごあめ様
紫苑有栖様
マリネ様
きょん様
明瑠海様
.+*番外編*+.
ジェラエル
「君と一緒にいられるだけで」 >>13
「この想いが罪だとしても」 >>73
ガジレビ
「あなたのために強くなる」 >>48 >>49
グレジュビ
「いつだって、あなたのそばに」 >>95
ナツルー
「君の触れたものすべて」 >>116
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 ( No.8 )
- 日時: 2014/08/10 11:58
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: L0v6OTPI)
———ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ……
現在、ギルドではいつものようにどんちゃん騒ぎ。
そんな中、ルーシィの話を聞く者たちの姿があった。
「そんなことがあったのか」
「…二人っきりで、何してたんですか?」
素直に頷くエルザ。
二人が一夜を共にしてたことに興味があるジュビア。
「…何もしてないわよ……」
はー、とため息をつく。
「でぇきてるぅ」
その瞬間聞こえてきたハッピーの声。
その声に反応し、ルーシィは顔を近づける。
「ハッピー! 昨日の手紙なんなのよ、いつもより巻き舌だったじゃない!」
「その通りの意味です」
手を上げながら言うハッピーにルーシィは手で顔を覆う。
「まあまあ、ルーシィさん落ち着いてください」
「オス猫、あんたもね」
「オス猫なんてひどいよー」とハッピーがシャルルに近寄る。
シャルルはつん、と反対方向を向く。
その様子を見て、ウェンディは苦笑い。
「ルーシィさん、何かあったら私たちもすぐ行きますから」
「ウェンディ…ありがとう」
「ついでに、ナツがなんかしでかしたら私がすぐに行こう」
エルザの言葉にルーシィは苦笑いし、それを聞いたナツが反論した。
「なんもしねぇよ!」
しかし、すぐにエルザに睨まれ、縮こまる。
それを見て、グレイは爆笑していた。
(…しばらく一緒にいられるんだ……)
朝、ナツはしばらくルーシィの家に泊まると言ってくれた。
ルーシィは心細かったのですぐに承諾した。
「グレイ、何笑ってんだ!」
「は? やんのかコラぁ!」
…と、なぜかけんかが始まる。
「ちょっとグレイ、服!」
ルーシィが言っても、どうやら聞こえていないようだ。
すると、エルザが二人に近寄っていく。
———ゴチン!
「いいかげんにしろ!」
「「あ、あい」」
エルザによって、なんとかけんかは収まる。
二人はそこに正座し、説教されているようだ。
「もー、仕事いつ行くのよ」
「今日の仕事はなんなんですか?」
「えーっと…確か『洞窟に潜む化け物を倒してくれ』だったかな?」
今日仕事に行くメンバーは、ナツ、ルーシィ、グレイ、ジュビア、エルザ、ウェンディ、ハッピー、シャルル。
ジュビアは、最初行く予定はなかったのだが、「グレイ様が行くなら行きたいです!」とのこと。
ちなみに、今、ジュビアは「怒られているグレイ様もカッコいいです♪」と熱い視線を送っている。
「じゃ、そろそろ仕事に行くか」
説教が終わり、エルザが振り向く。
その数分後、ナツたちは仕事へ行くため、ギルドを出た。
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 ( No.9 )
- 日時: 2014/08/10 21:07
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: L0v6OTPI)
「うぷ…酔った」
列車の中で、いつも通りナツが酔う。
弱々しい声で言うナツに思わず笑ってしまう。
「ウェンディ…トロイア…かけて…くれ……」
「でも…」
「あんた、トロイアかけすぎで効かなくなったでしょ」
つまり…ダメ。
ナツはその場に崩れる。
「しょうがない」
エルザはそう言うとナツに近づく。
………ドオンッ!!
(この光景…見たことあるなぁ)
エルザがナツを気絶させ、その場にいたみんなは苦笑い。
「エルザ…もう少しで着くから気絶させなくても…」
ルーシィが苦笑いしながら言うと。
「そうだったのか。それは悪いことをしたな」
全然悪いことをしたという感じはなかったが…。
それ以上、何も言わないでおいた。
§§§
「ここがその洞窟か…けっこー不気味だな」
「グレイ様はジュビアが守ります!!」
(…普通はグレイが守るんだよ……)
そう思いつつ、ジュビアの目がハートになっているのを見て何も言えない。
グレイはなんて答えればいいか分からないようで頭をかいている。
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 〜ルーシィに眠る力〜 ( No.10 )
- 日時: 2014/08/11 12:11
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: L0v6OTPI)
「早く入るぞ」
「燃えてきたー!」
「あいさー!」
エルザが言うと共に、いつものセリフ。
まだ、戦いではないのだが…。
「暗いわね…」
「シャルルー怖くない?」
「平気よ」
またもやハッピーのアピール。
しかし、シャルルはつん、と平気な顔をする。
「ルーシィ、俺から離れるなよ。いつ、あのおっかねーやろーが出てくるかわかんねぇんだから」
「う、うん…」
(なんか、ラッキーかも)
ルーシィがそう思いながらナツの側に行く。
「でぇきてるぅ」
ぷぷぷ、という声と共に聞こえる言葉。
ルーシィが文句を言おうとした、その時。
「ギヒィ」
静かなこの地に響く声。
「出たーッ!!」
「よっしゃー! 火竜の…」
ハッピーが叫び、ナツが攻撃を仕掛けようとする。
…しかし。
「あれ? リリーじゃない」
何でここにいるの、と言おうとしたが。
…リリーがいるということは当然ガジルもいるはず。
つまり…
「なんだ、お前らか」
先程の不気味な声はガジルというわけだ。
「なにしてんだよ」
「修行だっつの」
今にも喧嘩を始めそうな二人をなだめ、仕事のことを話す。
すると…
「面白そうだな。オレも行く」
なぜか、こんなことに。
(ああ…なんかギスギスしてる)
ルーシィは、苦笑いをする。
(でも…)
でも、そんな状況でもナツは近くにいてくれている。
それが、何よりも嬉しいのだ。
「………!?」
…しかし。
ルーシィは何者かに口を塞がれ、連れていかれる。
「………ナ…ツ…」
薄れていく視界のなかルーシィは、遠ざかっていく仲間を見ていた。
「…ルーシィ?」
ナツは、急に立ち止まる。
今、ルーシィが自分のことを呼んだ気がしたのだが…。
「……ルーシィ!?」
近くにルーシィがいないことがわかり、走り出す。
(クソ…ッ! なんで気付かなかったんだ)
自分を呼び止める声がしたが、そんなものどうでもいい。
「クソ…鼻が効かねえ」
特別な魔法でも掛けられているのか、鼻が効かない。
「待ってろ、ルーシィ…!」
さっき聴こえた声を頼りに、走っていく。
(絶対に、助けてやる…!)
もう、君に辛い思いはさせたくない
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 〜ルーシィに眠 ( No.11 )
- 日時: 2014/08/11 22:18
- 名前: りんごあめ (ID: BKGAQbzV)
はじめまして!!
読ませて頂きました(*^^)v
この小説面白いですっつ
どうやったらこんな上手くなるんでしょう?
才能ですか?努力ですか?
それともFTを愛する値の差でしょうか?((←
あっ!はじめましてなのにいきなりすみません!!
改めて「りんごあめ」です
また来ますね♪
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 〜ルーシィに眠る力〜 ( No.12 )
- 日時: 2014/08/11 23:08
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: L0v6OTPI)
りんごあめさん
初めまして
面白いって言っていただけてうれしいです
愛する…ですか
実は、アニメ途中から見始めたんです(泣)
漫画も一冊も持ってなくて…はやく買いたいんですが…
44巻…お金…厳しいです
ぐすんっ
———っと どうでもいいこと混ざりました
すみません
コメントありがとうございました!
§§§
うっすらと、声が聞こえる。
…何? 誰…?
「ルーシィ!」
………ナツ?
「やっと目、覚めたか」
「…ここ、どこ…?」
どこかをぶつけたらしく、体が少し痛い。
頭に手を当てながら、よいしょ、と体を起こす。
「わかんねぇ」
ナツはさっぱり、とため息をつく。
ここは、どうやら洞窟の奥。
池があって、清らかな水が2人を映し出している。
「…手荒な真似をしてすいませんでした」
その時聞こえた、美しい女性の声。
決して大きな声ではないのに、凛として、よく通る声で———。
「…久しぶり、ルーシィ……」
そして、現れた女性を見て、2人は言葉を失う。
本当にこの世のものかと思うほど、神々しくて、美しい。
長い金髪の髪に、大きくて、まつ毛がたっぷりの瞳。
すらりと伸びた長い手足。
「…久しぶり…って?」
我に返ったルーシィは、その女性に問いかける。
すると、その女性は少し悲しそうに笑った。
「…ごめんなさい。あなたが覚えているはずないのに…つい」
女性がそう言うと同時に、一陣の風が吹く。
2人は思わず目をつぶる。
「…私は……」
風が止み、2人はそっと目を開ける。
そこにいたのは、女性ではなく———。
「「ドラゴン…!?」」
2人が驚きの声を上げると、ドラゴンはゆっくり頷いた。
「私の名はベルティ。元々は人間…普通の魔導士でした」
そう言うと、ベルティは女性の姿に戻る。
「しかし、私の体は突然ドラゴンへ変わってしまいました。私の体内に埋め込まれていた何かと私の血液が反応したのです」
突然ドラゴンへ変わってしまい、みんなは離れていった。
「私は人間です。でも、ドラゴンでもあるのです」
ベルティは悲しそうに言った。
「みんなが離れていったのが悲しくて、私はここにずっと閉じこもっていました。そんなとき、ルーシィ…あなたが来たのです」
「…あたしが……?」
ルーシィが思わず訊き返すと、ベルティはうれしそうに頷いた。
「あなたのおかげで、私は今も生きています。ありがとう…」
ベルティは本当にうれしそうで。
女のルーシィでも見とれてしまうくらいの笑顔だった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24